Next Music from Tokyo vol 8 参加バンド 「午前3時と退屈」 インタビュー
今回メンバーチェンジを乗り越え、Next Music from Tokyo vol8に参加した4人組の午前3時と退屈。ジャンルに捉われない幅広い音楽を手掛けるメンバーにカナダツアーを通して感じたことや、活動を続けるモチベーション、困難の乗り越え方などを聞いてみた。
★カナダツアーへの参加は大変だと思うのですが、迷いなどはありましたか?
あにそにん:昨年もNext Music From Tokyoのオファーを頂いたのですが、その時はどうしても予定が合わず、参加できませんでした。なので今年もオファーをいただけた時にはほぼ即決でしたね。
★初日を終えて、日本と海外でのライブに違いは感じましたか?
あにそにん:日本では音楽に対して言葉を重視しているイメージですが、トロントでは言葉ではなく、音楽そのもので観客と一体化できる印象を感じました。
たかのしま:頑張って日本語で感想を伝えてくれる現地のお客さんがいてとても嬉しかったです。
りぃちゃん:相手からハイテンションで感想を伝えられたら、自分もハイテンションで応えることで英語がそんなに話せなくてもコミュニケーションが取れ、一体感を作りやすいなと思いました。
ほしわたり:ライブに関して本質的な差は感じませんでした。日本とカナダでは表現の仕方が違いますが、日本人でもトロントのお客さんのようにリアクションしたいと思っている人はいると思います。
★今回のカナダツアーがグループにとってどんな意味を持つと思いますか?
あにそにん:自分自身が言葉を重視してしまう癖があるので、今回のカナダツアーで体感を研ぎ澄まさせたいと思っています。言葉は伝えたいことが明確に表れますが、言葉じゃないところからも人に伝えていける音楽を提供できるようになりたいです。グループとして、根底の部分は変えていきたくないけれど、ステージに立って何かを表現する仕方が自然と変わっていけばいいと思います。
★メンバーチェンジという大変な時期を乗り越え、活動を続けていく為のモチベーションはどこからくるのでしょうか?
あにそにん:音楽を通して表現することを辞めるという選択肢は全くなく、このバンドで続けていきたいと思っていました。そんな中で今回のカナダツアーという、大きなツアーにずっとサポートメンバーとして支えてきてくれた彼と一緒に周りたいという思いもあったので正式にメンバーに加わってもらいました。
★音楽活動を長く続けてこられた理由、困難に当たったときの乗りこえ方を教えてください。
あにそにん:私はプライドがあまりないので、うまくいかないことがあっても焦らなくていいと思うようにしています。
たかのしま:ツイッターなどで自分たちのバンド名を検索すると、ファンからの応援メッセージなどが見られるので、それを励みに今まで続けています。
りぃちゃん:負けず嫌いなので、ライバルに負けないように!と思うと、練習を頑張れます。
★午前3時と退屈を知るためにまず初めに聴いてほしい曲はなんですか?
たかのしま:『ないものねだり』がYou Tubeで手軽に聴けますし、私たちの裏も表も出ている曲なのでおすすめです。
★読者に向けての応援メッセージをお願いします。
あにそにん:カナダは私も移住したいと思うくらい良い国だと思いました。みなさん何かしらの魅力を感じて、異国に移住するという決意がすごいことだと思うし、それを誇りに思っていいと思います。
りぃちゃん:頑張るためには何があっても気にしないことが一番です。
たかのしま:私は何事にも息抜きが大事だと思うので、いろんなことを楽しみながら、たまには息抜きをして、頑張っていってください。
ほしわたり:まだカナダに来て4日目ですが、ここは自分がやりたいことや将来について考えるのに良い国だと感じました。今こちらにいている人にとっていろんなことを考えられる良い機会、期間だと思うので、そういう気持ちを持って頑張ってほしいと思います。
午前3時と退屈 am3andtikt1.jimdo.com
2013年に結成され、2014年には高校生限定Liveイベント「スクールズアウト2014」で優勝。それ以外にも高校生限定オムニバスアルバム「THE HIGH SCHOOOOOOL Vol.1」参加や自主企画Live「ポケットを叩くと」で150人近くを動員するなど精力的に活動している。 2016年5月15日にはオリジナルメンバーみっきゅん(Gt)が脱退し、新メンバーとしてほしわたり(Gt)が加入。
メンバー:たかのしま(Ba)、あにそにん(Vo / Key)、ほしわたり(Gt)、りいちゃん(Dr)