Kurt Browningさんからのギフト | オリンピック選手もサポートするカナダ公認マッサージ・セラピストが教える身体と健康【第57回】


 患者さんでもあり、友達でもあるカート・ブラウニングさんから嬉しいギフトを頂きました。カートさんは、フィギュアスケートの世界チャンピオンを4回獲り、長年にわたりスケート技術を超えたエンターテナーとして、スケートショーで絶大な人気を誇っているため、「スケートの神様」と言われている現役のプロスケーターです。基本的にコンディションは良いのですが、「テレビのCMでバックフリップやるから身体の調整して!」など様々な要望を持ってクリニックを訪れます。私自身、多くの現役スケーターと接する機会が多いので、世界チャンピオンの秘密が知りたくて質問を投げかけると、いつも全く予想しない回答が返ってきます。


「ジャンプ跳ぶコツ教えて!」「高く跳ぶこと!」
「フィギュアスケートに一番大切なことは?」
「観客目線でスケートすること!」といった感じです。

 一見ふざけている様なシンプルな答えは、良く考えてみると奥深く、本質に近い答えであることに気づきます。例えばジャンプを高く跳ぶには、十分なスピード = 高いスケーティングスキル。良いタイミング = 俊敏性。良いテイクオフ = 柔軟性のある身体。などを意味していると気付かされるのです。この世界チャンピオンのセオリーからすると、フィギュアスケートも決して複雑なものでは無く、極めてシンプルに思えてきます。

 最近は、「スポーツのあり方」すなわち、「アスリートの身体の状態を無視した練習方法」や、「お金をかけた人が有利になる」様なシステムは疑問といった話がよく出ます。

 競技レベルが上がるスピードが速くなった今日、高い技術の習得だけがクローズアップされますが、実際には、技術をアピールするのでは無く、「観客目線で美しい、力強い、感動させられる様な動き」が、結果的に無駄のない真髄に近い動きだというのも皮肉な現実だと教えてくれます。周りの雑音に惑わされることなく、世界チャンピオンの言う、シンプルな思考でスポーツに取り組むゆとりが必要な時代だと思います。

 所属するスポーツ団体の常識???ではなく、「スポーツ本来の姿」で競技に取り組むアスリートが増えてくれる様に、マッサージだけで無く、「役に立つ様なアドバイス」を交えて日々トリートメントを行なう様に心がけています。

 この度、より詳細を説明した電子書籍を楽天KoboとAmazonより出版致しました。タイトル:『こんな体でよくやってますね: 金メダルを導く、コンディショニングの考え方』TAD(青嶋 正)。


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