サッカー選手が転ばない理由|オリンピック選手もサポートするカナダ公認マッサージ・セラピストが教える身体と健康【第64回】

 サッカー選手との会話の中で、上手くなる程、試合中ボディーコンタクトが激しくなると、転倒して怪我するリスクが高まると話題になりました。
 周りにはベンンチプレスを100kgくらい挙げて、猛烈に上半身を鍛えている選手も多くいるといいます。相手がボディーコンタクトしてきたら、肘を張って力で相手を阻止するのが一般的だからです。

 ここで、TAD式コンディショニングとして、選手と相談して導き出した結論は、ボディーサイズの小さい選手が力で大きな選手を弾き飛ばすのではなく、体の柔軟性を利用して相手の力を吸収して、コンタクトのダメージを軽減する「暖簾に腕押し作戦」です。この作戦では、コンタクトしてくる相手がパワフルで、勢いがあればあるほど、コンタクト側にかわされてしまうと、バランスを崩すなどダメージが大きくなることを利用しています。

TAD式コンディショニング「暖簾に腕押し」

 ポイントは肩関節を多方向から緩めることにあります。ボディーコンタクトされた時の力を肩関節で吸収してしまうのです。セルフマッサージで緩めるべき、緊張が強い部分や可動制限がある部分を以下の①、②、③の方法で見つけて確実に緩めます。

① 肩甲骨の上側、内側、外側に沿ってに固い筋肉を見つけます。

② 肩を色々な方向に動かして、可動制限のある筋肉を見つけます。

③ 肘を90度に曲げて肩の高さまで挙げたポジションで掌を前方向、後ろ方向に回転させることにより肩関節周りの可動制限のある筋肉を見つけます。

 また、筋肉は最終的に各関節に付着することから考えて、肩や肘の関節周りを深く探ってコリコリして感じられる腱の部分を1分ほど持続して押して腱の緊張を和らげるのも有効です。この様なTAD式コンディショニングを続けた結果、一年後には、「最近転ばなくなってプレーが安定したんですよね〜」という報告を受けました。

 このケースから、一般的な方法が全ての人には当てはまらないことがわかります。自分のボディーサイズやフィジカルの強さを理解して自分の最大パフォーマンスを生み出す方法を見極めることが大切です。

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