MIRAY’S STORY #27 「シルバーレイク」

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先月の続きでLA後半のお話です!旅の後半はロサンゼルスの中心部にある最もヒップな街「シルバーレイク」に泊まりました。そこは様々なアーティストなどが集まる街とも聞いていたので興味津々の私。加えて今回は人生初のAirbnbで宿泊という事で事前にホストのカップルと連絡を取り合い、坂だらけの街を土砂降りの中迷いながらなんとか到着しました。特に難関は入り口の坂。細くてかなり急な坂道でこんなところに車が入るのだろうかと一瞬疑うほど。まるで日本みたい。ようやく入った家はモダンな佇まいで早速ホストがあたたかく出迎えてくれてました。夫が建築家で全て彼が設計して建てたらしい。スゴ!泊まったお部屋は別館にあってそこからの景色がとにかく綺麗で、お庭にたくさんのサボテンや多肉植物が植えてあり、世の多肉植物ファンにはうってつけ。周りを見渡すとヤシの木だらけの山々とその向こうに小さく見える「ハリウッド」のサイン。不思議なのですがこの広大な山々を眺めるとなんとなく懐かしさを覚えて、なぜか私の地元、鎌倉を思い出しました。もっと自然に触れ合わなきゃいけないな…

LAらしくない寒さが何日か続く中、この噂の「ヒップ」な街とはどんなものかと早速調査に入りました!シルバーレイク地区はハリウッドの東側に面していて、名前のようにシルバーレイクという人口池を示し、その周辺地区のことです。昔初代のディズニースタジオやABCスタジオなど数多くの映画スタジオが建っていて多くのクリエイティブな人々が集まる今宵の場所として有名でした。今でも多くの映画監督や作家さん、役者さん(ライアン・ゴズリング)やミュージシャン(ベック)などが住んでいます。同時に中心部にあるサンセット・ジャンクションという場所はアメリカで同性愛者がデモを初めて行った場所というので歴史上でも最もリベラルな街として知られています。

私が感じた印象はお洒落なカフェはもちろん、小さなインディーズのお店や古着屋さん、レコードショップが所々にあり、やはり見逃せないのはお洒落で美味しいレストランの数々。特に自分がハマったのは台湾料理店の「Pine & Crane」でした。手打ち麺や出汁が効いたビーフヌードルスープや水餃子、色々な種類の烏龍茶があって美味しさのあまり2回も行ってしまいました。なのでオススメです(笑)。そしてヒップスターと言えば健康食品。なんと去年開いたばかりのWhole Foodsブランド「365」がアメリカ初の専門店をシルバーレイクに開店。独自のブランド商品をメインに売っているので価格がお手頃でカナダのWhole Foodsよりも種類が豊富。こちらも一押しです!

音楽的にはインディーロックやオルタナティブが主に人気で、特にこの街のアイコンとされているのが近年グラミー賞を受賞したベックや亡きシンガー・ソングライターのエリオット・スミス。「サテライト」(昔はスペイスランドと呼ばれていた)のステージではローカルのロックバンド、注目のアーティストやDJが演奏する場所として知られています。ちなみに私もどこかで歌いたいなと思い、近場のクーラクズ・ウッドシェッドというお店のオープンマイクで演奏しました。

しかし今回全体的に見て間違いなく感じたのが重たい空気。やはりちょうどトランプ大統領就任という時期もあってお互いをとにかく必死に励ます曲を歌ったり、デモが起きたり、去年あった笑顔や明るさは悲しみや不安のため息に変わっていて…なんだかやるせない気持ちが残ったのが正直な感想です。それと同時に思ったのが、この街を「ヒップ」というのならトロントはそれを通り越して「スーパーヒップ」なのでは!?と比較してみて改めてここトロントの良さを思い知ったのです。あっという間の旅でしたが、この短期間でここまでカナダが恋しくなるのは初めてかもしれません。カナディアン・プライドというのでしょうか。周りが羨むこの平和でスーパーヒップな国の住人で誇らしいかぎりです。


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神奈川県鎌倉出身、親戚にグラミー賞受賞者を持つ音楽家族の元、幼少からドラムとタップダンスを始める。カナダ移住後ジャズやロックバンドでドラムを演奏、吹奏楽部でクラリネットを演奏。 15歳で初めてソロボーカルの舞台を経験。ヨーク/シェリダン大学デザイン科専攻卒。在学中にジャズ、ゴスペルコーラス、R&Bバンドに所属。現在デザイナー&シンガー・ソングライターとして活動中。世界的ドラマーのレニー・ホワイトにも曲を絶賛される。ボニー・ピンクやホリー・コールなどのジュノ賞ノミネートプロデューサー:マーク・ロジャーズと共に新曲作成中。
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