MIRAY’S STORY #29 「フォープレイ」

Chapter 29 「フォープレイ」

こんにちは、シンガー・ソングライターのミレイです!2013年にインディーズでデビューしEPをリリース、現在トロントを拠点にしています。日系社会においては2006年のJCCC紅白歌合戦に出演以来、新企会、Matsuri Festivalなど多方面で活動しています。連載コラムでは私の音楽だけではなく、日本からカナダへの道のりやニューヨークでの修行道中など盛りだくさんお話したいと思います。


この前、スムーズジャズ/フュージョンのグループ「フォープレイ」を観にNYのバッファローまで行きました。本当は既にチケットが完売していて諦めていたところ、前日にバンドのドラマー、友人であるハービー・メイソンが私たちをゲストリストに入れてくれるという事になり本当ラッキー!

会場はバッファロー大学でナイアガラ近辺。ウチからは1時間ちょっとでついちゃいました。バッファローは高校時代、美術のクラスの遠足で美術館に行くために訪れたのと、昔ショッピングにちょっと行ったり、空港に行ったりなど、私達カナダ人にとっては通り道的な街。今回初めて普通の住宅地を間近で見て街の古さとリアルなアメリカの現状を肌で感じたような気がしました。ちょっぴり細い道に入ってみると若干治安の悪そうな雰囲気。あちらこちらのお店に閉店のサインが貼ってあったり道がボロボロ。カナダとは雲泥の差でした。ちょっと国境を越えただけでこんなにも環境が違うなんて驚きでした。

会場に入ると、座った席がまさにど真ん中。ハービーに感謝です。今回彼らのライブは初だったのですが彼らにとってもバッファローは初めて。MCが「もうここ何年もバッファローに来てくれとお願いして今までスケジュールが合わなかったけれどやっと来ていただけた」と言うと会場は大喜び。さほど大きな会場ではないのにそのファンの熱気が半端なかったです。特に私たちの後ろのお客はクレイジーで事あるごとに「Yes! Yes! That’s my favourite song!」と大きな声で圧倒。若干うるさくて迷惑でしたが、自分は楽しんでるんだということを最大限に主張する姿はまさにアメリカンだなぁと思いました。カナダの観客はこれと比べてめちゃくちゃ控えめ。差が極端すぎて笑えます。

左:友人Harvey Masonと
右:めちゃいい


そんな中、バンドの演出に注目するとあちらこちらで気配りをしていることに気付きました。
それは少しでもその地域とその人々を知ろうとする姿勢。例えばバッファロー名物と言えばバッファローのチキンウィングス(発祥の地)。それとバッファロービルズ(フットボールチーム)。メンバー紹介の時や曲の合間などにこういう内容がさりげなく出る感じがとても好感を持てました。さすがベテラン。彼らはお客との距離感を非常に理解しています。観客皆との距離があっという間に縮まって大盛り上がり。最後の方でピアノのボブ・ジェームスは「バッファローは北で寒いけどこんなにも暖かい人たちが住んでいるんだね。また早く戻って来たいよ!」と素直なコメントをし、自分はそこの地元ではないけどなんか…ほっこりしました。演奏もテクニックも素晴らしく文句なしのショーで、面白い演出もあり、会場のお客さんとの交流も含め全てにおいて「流石…」の一言でした。前日まで行けるかどうか分からなかったこのコンサート。今では物凄く吸収するものがあったように思えます。まさに一期一会ですね!

Four Play


話変わって7月、なんとヨーロッパに10日間ほど行くことになりました!テーマはもちろん「音楽」です。場所はオーストリアとスイス。オーストリアと言えば音楽の都「ウィーン」ですよね!本場のクラッシック音楽を堪能しようと思っていた矢先、ハービーハンコックがあのオペラ座でやるという情報をキャッチ。すぐにチケットをゲット。歴史あるあのオペラ座で聴く彼の演奏はどういう風に聞こえるのか、今から楽しみです。

そしてスイスと言えば、ジャズファンだったら誰でも知っている有名なモントルージャズフェスティバル(そしてアルプス)、今回そこでも歌います。それで毎日興奮状態。ドキドキです!さらに7月16日(土)はトロントの「ジャズビストロ」で私のヴォーカルコーチ(デニス・ウイリアムズ)が主催するチャリティーイベントが行われ、もちろんそこでも歌いますよ!イベントの詳細は後ほどミレイのウェブサイト、SNSなどに載せますので是非観に来てください!


mirays-story-01-03Miray
神奈川県鎌倉出身、親戚にグラミー賞受賞者を持つ音楽家族の元、幼少からドラムとタップダンスを始める。カナダ移住後ジャズやロックバンドでドラムを演奏、吹奏楽部でクラリネットを演奏。 15歳で初めてソロボーカルの舞台を経験。ヨーク/シェリダン大学デザイン科専攻卒。在学中にジャズ、ゴスペルコーラス、R&Bバンドに所属。現在デザイナー&シンガー・ソングライターとして活動中。世界的ドラマーのレニー・ホワイトにも曲を絶賛される。ボニー・ピンクやホリー・コールなどのジュノ賞ノミネートプロデューサー:マーク・ロジャーズと共に新曲作成中。
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