MIRAY’S STORY #32 「ヨーロッパの旅(その2)」

Chapter 32 「ヨーロッパの旅(その2)」

こんにちは、シンガー・ソングライターのミレイです!2013年にインディーズでデビューしEPをリリース、現在トロントを拠点にしています。日系社会においては2006年のJCCC紅白歌合戦に出演以来、新企会、Matsuri Festivalなど多方面で活動しています。連載コラムでは私の音楽だけではなく、日本からカナダへの道のりやニューヨークでの修行道中など盛りだくさんお話したいと思います。


こんにちは!今回は前回のウィーンを訪れたお話に続いて、スイスの横断のお話。

ウィーンは美術館やらコンサートやら、とにかくあっという間の3日間で、久しぶりに沢山歩きました。トロントとの共通点で唯一気づいたのが路面電車。トロントのTTCに似ているなぁと思ったら、カナダ・ケベックのブランド「ボンバルディア」の車両を使用していた!なんか一気に繋がりを感じてしまいますよね!でも今のところ考えられる共通点はこれくらいかな。

続いてスイス。ウィーンから僅か1時間半くらいで着いた最初の地点はチューリッヒ。そこからすぐに電車でアルプス山脈のふもとの小さな町、ミューレンに向かいます。スイスの電車はとても便利!行く途中の駅は好き放題降りてもOKなのでルザンヌやインターレイクンなどをスイスイ探索(スイスなだけに…笑)。

食事をしながら乗る列車では見渡す景色がとにかく信じられないほど美しくて、まるで自分の目がHDカメラになって、見るもの全てが高画質の映像になったかのようで不思議。湖の色も透き通った水色で家々がおもちゃのように可愛くて、ハイジの歌を思わず口ずさんでしまうほど。標高がどんどん上がり耳が痛くなりながらも、さらにゴンドラに乗って、約4時間でようやく辿り着いた町ミューレン。ここは有名な「女王陛下の007」の映画のロケ地で有名なシルトホルン山(標高2970m)のふもとにあるとてもこじんまりとした町で、冬の人気スキーリゾート地の一つ。アイガーやユングフラウなどアルプス山脈の名山が一気に見渡せます。


泊まったホテルのベランダからの絶景は多分というか、一生忘れません。美しさの感動と間近に感じる迫力満点の恐ろしさは言葉に表せません。大自然というものは、こういう事なんですね。それにしてもあの山々のてっぺんを目指す人ってどんな気持ちで目指すのだろうとか、なんで命をかけてまで登るのだろうとか色々想像してしまいました。私はあそこまで自分の足で登るつもりはないけれど、頂上まで登った人々の味わう達成感はその後の人生に実際どう影響するのかを考えて見ると興味深いものですね。

山の天気は変わりやすいと言いますが、雨のはずが幸い晴れてシルトホルンを高速ゴンドラで登り展望し、その後、宿の近くにある露天風呂で絶景を眺めながら旅の疲れを癒しました。まさかその同じ日の朝はウィーンにいたなんて思えないくらい長いようであっと言う間の1日でした。でもこうして見るとカナダも絶景スポットが沢山あるし、広いし海もあるし、スイスに負けないくらいの魅力で溢れていますよね。あとはもっとあちらこちらにその絶景を眺められる露天風呂があってくれれば最高ですね。

そんなこんなで宿で食べた夕飯はもちろんチーズフォンデュ。スイスではマストですよね。実際のところ私のお腹は普段乳製品NGなのですがヨーロッパのチーズやミルクは全く問題ありませんでした。これもびっくりです。なんでこう違うんですかね!誰か教えてください(笑)。チーズが久々&おいしすぎて泣きそうになりました。朝食に出た蜂蜜に絶賛していたらシェフが近所のおじさんが作った蜂蜜だと言い、わざわざお裾分けしてもらいました。みんな本当に穏やかで優しくて心打たれました。隣町のギンメルワルドへ向かう際、道に迷いそうになった時、まさかの猫に案内してもらったんですよ!そう。この町は猫までやさしい。


やはりこの大自然がそうさせているのか、田舎だからか、癒されてばかりでいいのでしょうか。「地球にやさしく」という言葉をよく耳にしますが、以来その言葉に今までにない重みを感じるようになりました。

次回は本命のモントルー・ジャズフェスティバルです!


mirays-story-01-03Miray
神奈川県鎌倉出身、親戚にグラミー賞受賞者を持つ音楽家族の元、幼少からドラムとタップダンスを始める。カナダ移住後ジャズやロックバンドでドラムを演奏、吹奏楽部でクラリネットを演奏。 15歳で初めてソロボーカルの舞台を経験。ヨーク/シェリダン大学デザイン科専攻卒。在学中にジャズ、ゴスペルコーラス、R&Bバンドに所属。現在デザイナー&シンガー・ソングライターとして活動中。世界的ドラマーのレニー・ホワイトにも曲を絶賛される。ボニー・ピンクやホリー・コールなどのジュノ賞ノミネートプロデューサー:マーク・ロジャーズと共に新曲作成中。
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