ヘアスタイリスト 佐々木 麻美さん|トロントで夢をカタチに…


 現在ワーキングホリデーでカナダに滞在している佐々木さんは、美容師歴10年のヘアスタリストさん。神奈川県の美容コンテストでは優勝、準優勝の経験を持ち、2016年度神奈川県青年優秀技能者賞の表彰を受けるなど活躍中の佐々木さんは、カナダワーホリ終了後はニューヨークでのチャレンジを目指しているという。

佐々木さんに聞いた3つの思い

〈チャレンジ〉

 海外では英語でカウンセリングし、髪質や好みも違うので、まだ上手くお客様に表現できないもどかしさがあります。日本人同士でも髪型のカウンセリングは難しいと思います。私の目標は自分のカット技術をいかにお客様に伝え、理解と信頼を得て喜んでいただけるかということなのでまだまだ奮闘中です。カナダワーホリ終了後はニューヨークで働きたく、今は準備や勉強をしています。私のチャレンジはまだまだ続きます。

〈どうして今の仕事に?〉

 11歳の時に父と髪を切りに行った際、仕上げにストレートアイロンで真っ直ぐな髪にしてもらった事がきっかけです。私は自分のくせ毛が幼い頃から悩みで嫌いだったので、今でも忘れられないくらい感激し、嬉しかったのを覚えています。世の中にはこんな職業があり、人を幸せな気持ちにする事が出来る仕事があるとその時初めて知り、将来の夢が決まりました。


 また、高校生の時に担当してくれていた美容師さんが同じ様にくせ毛で、寄り添って考えてくれる素敵な方で、よりこの職業に憧れました。そして、みんなにもこの感動と気持ちを知って欲しい、髪の悩みを持っている人がいたら私がその悩みを軽くしたいと思いました。今ではあんなにコンプレックスだった自分のくせ毛が大好きですし、幼いうちに将来の道を私に決めさせてくれるきっかけを作ってくれた両親に感謝しています。

〈トロントという街が与えた影響〉

 〝髪を通して人に幸せを与えたい〟それは日本国内だけではなく、世界中の全ての人に対してで、その為には英語を話せる様になり、より多くの髪質に触れ、技術やスタイルの違いを学びたいとトロントを選びました。


 私は運よく現地のサロンで採用していただけたので、全てが日本とは違いました。サロンのオーナーとスタッフは皆、私が美容を学ぶ為に単身で海外に来た事をとても良く理解してくれ、私がこんなサービスを作りたいと提案すると賛成してくれるなど、さすがトロントという街は移民の受け入れに理解ある場所だと感じました。

 文化や習慣も違い、最初はシャンプーでさえ苦戦していましたが、今では新しい技術を多く身に付けることができました。こんなにも多くの人種と接することが出来る街、トロントを選んで本当に良かったと思っています。


佐々木 麻美

 青森県出身。北日本ヘアスタイリストカレッジ卒業後、神奈川県の美容室で9年以上の経験を積み、カナダで美容師歴10年を迎える。神奈川県の美容コンテストでは優勝、準優勝の経験を持ち、2016年度神奈川県青年優秀技能者賞の表彰を受ける。現在はワーキングホリデーを利用し、トロントのYorkvilleエリアにあるMas’oud Hairsalonに勤務。masoudsalon.com

佐々木さんが携わる撮影会の様子に密着!


 今回の撮影はスケートボード・ストリートアパレルブランド:MOULDENの広告の撮影会。デザイナー、ヘアスタイリスト、メイクアップアーティスト、モデルなど日本からWHを利用して夢や目標に向かって頑張っているメンバーが参加。


▲〝MOULDEN のブランド名の由来は、デザイナーが旅のスタート地点として住んでいた、オーストラリアにある地区の名前で彼の旅の始まりの場所。そんなエピソードをもとにヘアスタイルのデザインを膨らませます。撮影の衣装はシンプルなのでヘアやメイクでブランドとモデルをいかに引き立てる事ができるかがポイントでした。更に今回は、ヘアに拘る事が出来るのが女性モデル2名と限られていたので、ヘアスタイルのイメージ作りが私の大きな課題でした〟


▲〝撮影前夜に自宅で実際にイメージを形にしてから当日に備えました〟

 撮影場所はプロのフォトグラファーのスタジオ。モデルさんの肌や髪のコンディションに対応し、全体のモデルとのバランスを確認しながら臨機応変に調整が繰り返される。


▲〝ショートのモデルさんは骨格を良く見ながらスタイリングします〟


▲〝肌の色とのバランスを調節しながらメイクを施します〟


▲〝こちらが完成作品。みんなカッコよくきまっています〟

〈佐々木さんコメント〉

 今回の撮影は、それぞれが専門分野をもっと学び、世界に発信して行きたい若者達が集まり、誰かの真似では無いものを作り上げようと考えました。モデルさんのメイクの発色や、ヘア・メイクと衣装とのバランス、撮影の光の使い方など、それぞれの今後に活かせる多くの課題と目標が出来ました。海外でワーホリや学生生活ををどの様に過ごすかは自分次第だとあらためて思いました。


■Designer : Tomoya Matsuda(instagram @moulden888)
■Hairstylist & Make : Asami Sasaki(instagram @asamiii.hair)
■Make up artist : Kayo Ishikawa(instagram @makeup.kayo)
■Photographer : Abdulmagid Alglid(instagram @abdulphotographer)
 Justin Koki Tsuji Warabino(instagram @kkino.shots)