サッポログループ「スリーマン社」 企業見学 ツアー|「BRAND NEW WAY」就活応援イベント

 カナダでワーキングホリデーや留学生の学校紹介や進学・生活サポートを手がける 「BRAND NEW WAY」が、サッポログループ「スリーマン社」の協力の下、将来海外で働いてみたい・日本の製品を海外に広めたいと考えて就職活動やキャリアプランをしている学生を対象に、サッポロビールのカナダ駐在者との交流イベントを実施した。

 また当日はプレミアムビール「SAPPORO」などが製造されている工場見学も行われたほか、同社のブランドや歴史などについても案内を受ける貴重な機会を学生たちは得ることができた。

駐在者によるパネルディスカッション・ハイライト

『将来海外で働きたい、日本の製品を世界で広める仕事に就きたい人のためのキャリアイメージ』


司会: 副社長・南 将さん
プレゼンテーター: エンジニア・沼田典夫さん
          セールス・渋谷幸太郎さん

南さん: 海外で働きたかった理由を教えてください。

渋谷さん: 以前は日本の自動車メーカに勤めていたのですが、ずっと海外で働きたいと思っていました。日本のものづくりを自分の手でもっと海外に広めることができる、そういう仕事に携わりたかったからです。

沼田さん: ものづくりのことに関して日本と海外を比べると、日本は優れていますね。ビールで有名なドイツの醸造学校に行ったときに日本のものづくりが優れていると思いました。その時に海外で勝負してみたいなと思いました。

南さん: 今カナダで働いていて英語力はどれくらい必要ですか?

渋谷さん: 将来、海外で働きたいと考えていたにも関わらず、入社時のTOEICは400点くらいでした。でも一つ伝えたいのは英語力よりも個人の強みがどのくらいあるのかということが大事だということです 。やる気と熱意をいかに伝えるかこれも大事ですね。

沼田さん: 私も入社時はTOEIC300点くらいでしたね。もともと海外で働くとは思っていなかったのですが、外国に興味を持ち始めてから英語の勉強を始めました。

南さん: 海外と日本の働き方の違いは何だと思いますか?

渋谷さん: 退社時間の速さ、有給の取得率の高さ、仕事のオン・オフですかね。カナダ人は基本的に仕事は仕事、オフはオフという感じですね。

沼田さん: 私たち駐在者は日本の良さと海外の良さ、例えば日本の緻密さとカナダの自由さやアイデアの発想の素晴らしさを掛け合わせることができることが魅力的ですね。

南さん: 今後のキャリアイメージについて教えてください。

渋谷さん: 私は10年後には海外の事業体でマネジメントの仕事をしたいと思っています。そのためには将来のイメージを持つ事が大事だと考えています。そうすることで今後のビジョンがクリアになると思っています。

沼田さん: 技術系のキャリアは2種類あるのかなと思います。技術者としてキャリアを積む人と自分の幅を広げビジネスを回す人材になっていくパターンです。私は後者を選択し今後のキャリアを進んでいきたいと思っています。

座談会密着ルポ

「ベトナムやカナダ、アメリカで働いた上で日本人としての強みはありますか?」

寒河江さん: 日本人の繊細さや技術は世界的に誇れるものです。また協調性もそうだと思います。日本的働き方を海外に導入することで、より生産性や効率性がアップすると私は思います。

塩見さん: なぜこれをやるのか、なぜこれが必要なのか、ということを説明しながら進めていくのが日本的であって、上が決めたからこれをやれというトップダウンがアメリカ的な働き方ですね。皆さんには色々な働き方を知ってもらいたいと思います。そして、何か一番自分に合っているかを見つけることが大切だと思います。

「全く違う業種に転職する際に必要なことは?」

渋谷さん: 一番は熱意ですね。何か特別なスキルがない限りは、自分が働きたいという熱意を一番に伝えることが大事だと思います。会社の理念や方向性を知った上で自分の力をここで活かせるということを伝えるようにしたいですね。

「違う業界からサッポロに転職された理由はなんですか?」

阿部さん: 以前はベンチャー企業に勤務していたのですが、会社としての正解がわからず、歴史が長くあるサッポロに転職してみようと考えました。キャリアの逆算思考の話が出ていましたが、私は積み上げ思考です。どちらが良いかは分かりませんが、どちらも大事だと思います。

「日本で今後就職する上で海外の経験をどう活かすのが良いですか?」

渋谷さん: カナダの経験を日本で活かしたいなら、将来を描いた上で何が必要かを見極め、それに向かってキャリアを歩むべきだと思います。ビジョンを描くことで目標や方向性を定める事が出来ると思います。

「色々な国で働いて来て日本人にしか出来ないことは何だと思いますか?」

花澤さん: 品質管理や衛生面で気が回り、きめ細かく出来ることです。やると決めたら、やるのが日本人ですね。

沼田さん: カナダ人も言っていましたが、粘り強くやるのが日本人ですね。

「日本で学んだことを海外に持ち込む利点は何だと思いますか?」

沼田さん: カナダは多様性があるので日本のものを持ち込める事が比較的容易です。ぜひ日本の技術や繊細さを広めたいですね。

花澤さん: カナダでは事業を起こすことは日本より簡単だと思います。挑戦こそがビジネスでは大事です。結局挑戦しないと結果は出ないですし。だから緻密な計算も大事ですが、何事もまずチャレンジすることが大事だと私は思います。

学生さんへエール

沼田さん: 私はここカナダで働くことがとても楽しいです。ぜひ皆さんには将来海外で働いて欲しいです。

塩見さん: 私はアメリカ・・ベトナムと三ヶ国で働いて来ましたが、海外で働く上で一番大事なことは自分の意見をしっかり持つことです。自分の明確な意見を持つことが働く上で大事になると思います。

南さん: 一番大事なことは自分が頑張って悔いを残さない事だと思います。やれる事をやり仲間を信じる事が会社をよくする事だと思います。そして海外で働くことで多様性も知れると思います。

花澤さん: カナダにいることを活かして、カナダからみれる新たな視点や日本とカナダを比べて、お互いの良さを見つめて今この時間を大切にしてくたざい。

寒河江さん: 本日参加された皆さんは既に就職のスタートを切っていると思います。様々なものに触れて知見を増やしてこれからの就職活動に活かしてください。

阿部さん: 本日学んだことをアウトプットするようにしてください。人はインプットをしてもアウトプットをしないと全て忘れしまいます。アウトプットをしていくことで自分の学びの成長にもつながります。

渋谷さん: ぜひ目標を持つようにしてください。小さな目標でも大きな目標でも目標がある事で軸が決まり、ブレません。目標を立ててそこに向かって頑張ってください!

花澤靖弘社長からのメッセージ

 現在、日本国内の食品会社や飲料会社は国内マーケットが縮小しているため、市場を海外に広げています。そして皆さんはカナダに来ているということは、すでに海外に視野を向けていることと思います。今の時代、海外で働くことは普通のことになってきていると感じています。そういう時代だからこそ、ご自身のキャリアを作っていく上でこれだけは負けないという部分を作るべきだと思います。今みなさんが行っていることをやり遂げることがまずは一番大事だと思います。もし希望していなかった仕事でもきちんとこなし、結果を出すことが大事だと思います。入社して3年間同じことをやり続ける。そしてそれを次の自分のキャリアに活かすことが大事だと私は思います。

参加者の感想

●「駐在員との交流」「知見をさらに深めるため」に参加をしました。飲料業界に縛られず自分のキャリアについて見つめ直せる機会だったと思います。サッポロビールの「人」という面では1人1人が自身の職に情熱を持っているように見え、自分の将来について考える際の刺激になりました。そして、海外でないと学べない日系企業の状況も勉強できとてもいい経験になりました。

●工場見学や駐在員の方々のお話を聞けたことで、自分の視野が広がったと思います。

●将来、海外で働きたいと思っているので、とてもためになる話ばかりでした。

●工場見学では、最初の工程の仕込みの段階でビール特有の味と苦味は、ホップの種類やタイミングで味が変化するとお話されていて、いろいろなビールの味があるのは、そういうことか!と新しい発見がありました。

●工場見学のあと、駐在者の方々とお話する機会を設けていただいて、「将来のビジョンを持っているか持っていないかで、仕事に対する向き合い方も変わる」という言葉をかけてもらい、とても響きました。

主催したBRAND NEW WAY代表の海野芽瑠萌さん

 「働くとは?」ということが少しでもイメージできるよう、今回、全ての社員の方が、情熱をこめて、一生懸命参加者に伝えようと言葉を尽くしてくださったことに大変感謝しています。今回ご参加の皆さんが、そんな社会の先輩方の思いをできるだけ素直に受け止め、その受け止めたものを消化して、今後長く続く社会人生活の中で、自分なりの答えを出して行ってもらえることを願っています。

サッポログループ「スリーマン社」

 イギリス系移民により1834年に創業されたスリーマン社は、禁酒法時代の密輸等により営業停止処分を受けた。禁酒法が解かれた後、約50年間の営業停止期間を経て、ジョン・スリーマンがオリジナルのレシピブックをもとに1988年に「SLEEMAN」を復活させ、その後カナダ各地のクラフトビール会社を買収しながら成長を遂げた。

 もともとサッポログループはスリーマン社にアメリカ市場向けの「SAPPORO」の生産を委託しており、2006年にサッポログループによってスリーマン社が買収された。

 日本を代表するプレミアムビール「SAPPORO」、イギリス系移民一族のスリーマンがカナダで創業した「SLEEMAN」、ケベック州のクラフトビール・ブランドで二次発酵が特徴的な芳醇な甘みが口に広がるベルギータイプの「UNIBROUE」、ブリティッシュ・コロンビア州のクラフトビールで、ドイツ系のビール仕立て「OKANAGAN SPRING」、そして元々アメリカのブランドであった「PABST BLUE RIBBON」「OLD MILWAUKEE」などを展開している。