JETプログラム参加者の壮行会開催 7月31日

中山泰則総領事を混じえた記念撮影

中山泰則総領事を混じえた記念撮影

レセプション会場で談笑するJET参加者たち

レセプション会場で談笑するJET参加者たち

JETプログラム参加者(在トロント日本国総領事館管轄地区)の壮行会が7月31日、Arts and Letters Club Torontoで開催された。JETプログラムは「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme) の略称で、外国語教育の充実を図るとともに、地域レベルでの国際交流を推進することを目的としており、日本政府は毎年世界各国から大学を卒業した青年を外国語指導助手(ALT)として日本の小中学校、高校へ、また、国際交流員(CIR)として地方公共団体の国際交流担当部局へ派遣している。参加者は地方自治体の特別職の公務員として1〜5年間勤務する。1987年から始まったプログラムはこれまでの参加者は延べ55000人を超え、現在は41カ国から約4800名が日本の国際化のために活躍している。今年、トロント総領事館管轄地区からの参加者は63名、ほとんどがALTで派遣先は北海道4名、東北4名、関東17名、中部4名、北陸3名、関西/近畿12名、中国5名、四国4名、九州10名。一行は、翌8月1日、日本に向けて出発した。バンクーバー、カルガリー、モントリオール地区からの参加者を含めると、カナダ全国から202名が日本へ向かった。中山泰則トロント総領事の激励のスピーチ、過去のJET参加者からの貴重な体験談などが披露されたあと、参加者たちは日本各地の赴任先ごとに集まって、親睦を深めたり、出席した同窓会メンバーと交流をはかった。会場で参加者から聞いた抱負は以下の通り。

Jurita Yu(岡山県新見市の中学校でALT) 香港出身。トロント大学でEast Asian Studyを専攻し、日本語も学んだ。韓国への留学した際に韓国より日本に対する関心が高まり、今回の応募に至った。歴史が好きで特に日本の戦国時代に興味があるので、滞在中は日本中のお城を訪れたい。また、仕事以外に声優学も勉強してみたい。

Ellen Andrews(石川県七尾市の小中学校でALT) 叔父と従兄弟がプログラム経験者だったので、自然と日本への憧れを持つようになった。音楽療法を大学で学んだので、英語教育に取り入れたい。メロディやリズムに乗せて勉強すれば楽しく且つ、記憶に残りやすくなるはず。

Lily Sun(石川県七尾市でALT) 大学では美術を専攻し、卒業後はグラフィックデザイナーとして1年間働いた。語学だけでなく、カナダらしい個性や多様性を尊重する考え方も教育現場で紹介していきたい。プライベートでは、輪島塗り等の伝統工芸や金沢の現代美術館を見学したい。まだ派遣先が決まっていないが、9月までに日本語を学んだり、地域の交流イベントに参加して新しい環境に順応していきたい。

Jemila Thomas-Smith(東京都の高校でALT) 大学ではフランス語を専攻したのち教員免許を取った。カナダでも高校で教えていたので、今回の派遣先では経験が活かせそうだ。若いうちは海外で語学教師をしたいと考えていたのでこのプログラムに出会えて最高!古典音楽に興味があるので琴を習ってみたい。

多くの参加者は帰国後、何らかの形で日本と関係のある仕事に就いたり、日本人と結婚したりしている。日加両国の架け橋となる参加者の今後の活躍に期待したい。