平成29年度 旭日中綬章叙勲伝達式 祝賀レセプションがトロント総領事公邸にて開催

デイビット・ボイヤー・ウォーターハウス・トロント大学名誉教授
カナダでの様々な角度による日本研究、日本文化の普及の功績を称えられる

左から松原直子・ウォーターハウス名誉教授夫人、ウォーターハウス名誉教授、中山総領事、中山総領事夫人


6月29日、平成29年度外国人叙勲における旭日中綬章の叙勲伝達式及び祝賀レセプションが総領事公邸にて開催された。今回はトロント大学東アジア学部名誉教授、王立オンタリオ博物館名誉研究員を務めるデイビッド・ボイヤー・ウォーターハウス氏が同章を受章。旭日中綬章とは旭日章の中の一つで、今回ウォーターハウス氏はカナダにおける日本研究の発展及び日本文化の普及に大きく貢献したこと、延いては浮世絵研究の第一人者としての学術的功績、カナダにおける日本美術の理解促進への貢献、またトロント大学における日本文化理解に関する講義の開講と柔道を通じた日本文化理解への貢献を称えられ、今回の受章に至った。

中山泰則総領事は、ウォーターハウス氏の功績は文学、音楽、芸術、そして武道など多岐に渡る。特に浮世絵と柔道を通した日本文化の伝播は素晴らしいものである。その功績に敬意を示すと同時に、ここでそれを称えることを非常にうれしく思っていると祝辞の中で述べた。

左:トロント大学東アジア学部アンドレ・シュミッド学部長 右:中山総領事の祝辞の様子


そしてウォーターハウス氏による答礼では、日本についての研究を始めた頃はこのような章を受章する日が来るなどとは夢にも思っていなかった。始めは困難が多かったが、周りの支えがあったからこそ今日ここまで来ることができたと述べた。また弊誌より今後の展望について伺ったところ、まだ続けたいことがたくさんあり、特に数年前から執筆している柔道の歴史についての本を完成させたい。また日本の音楽についても研究していきたいと答え、今後の研究に対しても意欲的な姿勢を見せた。

ウォーターハウス名誉教授による答礼


続いて祝辞を述べたトロント大学東アジア学部アンドレ・シュミッド学部長は、このような大変すばらしい式典で挨拶を行えることを誇りに思うとし、彼の多大なる功績はもちろんのこと研究を探求していくその姿勢も皆に感銘を与えていると述べ、乾杯の発声を行い、式典を締め括った。

祝賀レセプションでは来場客に食事や飲み物も振る舞われ、大変和やかな雰囲気の中でそれぞれがウォーターハウス氏の受章を称えていた。今後もカナダでの日本文化や日本研究が発展していくことに大いに期待したい。