新企会主催・セミナーシリーズ第3回「 経営者の為の 決算書の読み方」

スモールビジネス・中小企業経営者が正しい経営判断をして倒産リスクを抑えるために大切なこと・・・

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2月6日@日系文化会館

個人起業家や起業を目指す人、ビジネスネットワークを広げたい人が集まり、 それぞれのビジネスの発展や向上を目指す目的を持った非営利団体の新企会によるセミナーが定期的に開催されている。2月6日は、世界4大会計事務所であるプライスウォーターハウスクーパースにてカナダ公認会計士として活躍する佐伯徹郎氏を講師に招き、正しい経営判断のために必要な知識である「決算書」について、セミナーが開催された。

セミナーは、決算書を正しく理解することがどのように経営判断とビジネスの継続に役立つかを踏まえ、英文の決算書の読み方、使い方について日本語で事例を用いながら解説された。主に決算書に含まれる貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)のサンプルを使いながら、BSは、資産・負債・純資産の3つのグループから成り立ち、 その中で自己資本比率・流動比率・手元流動性比率等の指標の理解が、会社を倒産させないため、かつ中小企業に大切な資金繰りの計画にどれだけ重要であるかが解説された。

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また、会社の業績状況を表す経営資料となるPLでは、売上総利益・営業利益・税引前当期純利益・当期純利益が重要なチェックポイントであり、様々な指標をタイムリーに確認し、シュミレーションをしていくことで経営判断を誤るリスクを抑えられると参加者はアドバイスを受けた。

決算書は、年1回税務申告の際に作成し、経理担当者や会計士に任せきりで、その内容を把握していないスモールビジネスオーナーも多いのではないだろうかと問いかける佐伯氏。一時間に渡る解説を終え、「皆さん熱心に聞いてくれて、質問もたくさんあり、有意義な時間になったと思います。所属しているPwCでは、大企業向けに高度な会計セミナーなどを行っていますが、ここ新企会ではスモールビジネスや中小企業のオーナーの方々が多いので、あまり会計の知識がない方でも分かりやすいように、特別な資料を準備しました。

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少しでも役に立つ情報を皆さんのために提供できればと思い、日系コミュニティへの社会貢献の一環として取り組ませていただきました。ビジネスを長く継続するためには、特に中小企業の場合、資金繰りに困らないような準備と計画が必要です。セミナーでもお伝えしましたが、いくら利益が出ていても現金がなくなった時点で倒産となりますので、資金調達、資金繰りなどのために、決算書をじっくり見ていくことが大切でしょう。」と語ってくれた。

なお、次回のセミナーシリーズは、「日本酒を10倍楽しもう」と題して、試飲会も含めた日本酒セミナーを3月26日に予定している。(参加費$10)定員は15名とのことなので、興味がある人は早めに申し込もう。申し込みは、新企会Facebookもしくは、info@shinkikai.comまで。