カナダの大学への進学を考えてみよう3

大まかなスケジュール・過ごし方・宿題

私は、日本の4年制大学を卒業しています。その後日本で働き、現在カナダのカレッジで勉強中です。日本の大学とは異なるスケジュールや宿題の量などに最初はとても驚き、正直泣きながら過ごしました。体や頭でリズムをつかむまでに半年以上はかかりました。
カレッジでのスケジュールは、プログラムや授業などのいろいろな条件で変わります。海外のカレッジになじみのない方にとって、「どんな授業をするの?」「宿題はどんな感じ?」と感じると思います。
下記、記載する情報は私のプログラムや体験になりますが、他のプログラムも大体は似たような仕組みなっているはずです。

【学期】

ご存知の通り、北米は基本的に9月が年度始めとなります。例外もあり、1月や5月スタートを設けているプログラムもあります。
学期のことはSemester と呼ばれます。
Fall Semester・・・9月~12月
Winter Semester・・・1月~4月
Summer Semester・・・ 5月~8月

【授業数】

私のプログラムでは、1週間に6つの授業を選択することが義務付けられており、1年目はすべて必修、2年目から選択科目があります。
プログラムによっては、授業を自由に選択できるようです。
わたしは、6授業 / 週なので、基本的には1日1授業、うち1日だけ2授業を受けています。

【授業の時間】

私の学校は3時間 / クラスです。
例えば、朝8時に授業がはじまったら、11時には終了です。そのあとは本当に自由です。バイトをする人もたくさんいますし、学内で宿題をする人もたくさん見かけます。

【教材等】

私の学校は、教材等は基本的にすべてオンラインで管理しています。学生と教授がアクセスできる専用のオンラインシステムがあり、授業の教材・連絡事項はすべてそこに掲載され、宿題の提出は印刷物提出の指示がない限り、すべてオンライン上で提出します。
教授によってテキストブックの購入の指示もありますが、基本的には教授があらかじめ作成したパワーポイント等で授業を進めます。
授業に自分のパソコンを持っていくことは必須となります。ノートを取っている学生もいますが、大体の学生が自分のlaptop内にメモを残しているようです。

【授業】

想像通り、外国人の生徒は積極的に発言します。授業中に口論になるほど白熱したシーンには遭遇したことはありませんが、先生の問いに「シーン」となることはあまりありません。例えば「だれか〇〇の経験をみんなにシェアしてくれる?」という質問には、5人くらいは手があがります。

【授業2】

わたしが受けている授業の中に「欠席が◯回たまると減点」などのルールを設けているクラスはありません。しかし、欠席する時は授業が終わるまでにメールを送りなさい、と指示している先生はいます。

【Assignment】

宿題のことを、homework と呼ぶことはあまりなく、「Assignment」 といいます。授業中に必ずAssignment説明があり、概要が書かれたインストラクションがオンライン上にアップロードされます。2人以上のグループで取り組むかひとりでやるかも合わせて指示があります。

Assignmentは大きく2種類あります。

《プレゼンテーション》

日本人にはあまりなじみのないこの課題。もちろんみなさんも何度かはやったことがあると思いますが、期待以上に多いと思います。
プレゼンテーション前の下調べや、パワーポイント作成、そしてなにより練習をしなくてはいけないので、私は少し早めに準備を始めます。

《提出課題》

私のプログラムはリサーチをしてレポートを書くことが多いです。また、PhotoshopやInDesignを使用してアート系のプログラムであれば、制作物を提出します。レポートは書き方にルールがあり、ルール違反をすると減点さます。ひどい場合は学長に報告されることもあるそうです。

【テスト】

もちろんテストもあります。
選択問題はmultiple choiceと呼ばれ、文章で答える問題はshort answer などと呼ばれます。

【スケジュール】

授業初日に1 semester分の全てのスケジュールが明かされます。よって、いつ何をすべきなのかを事前に知ることができます。

【採点】

全てのAssignment, testの採点は前述したオンラインシステムに個人的に表示されます。グループassignmentの点数は基本的にグループ内では同じになります。先生からのフィードバックもあります。全てのGradeは%で表示され、individual markが50%以下だと合格できません。

【タイムマネージメント】

私が、カレッジに進学して最も辛かったことが、スケジュール管理、タイムマネージメントです。私は、全てのスケジュールを自分のスケジュール表にあらかじめ書き込み、「いつ何をどうすすめるか」などを2週間先まで予測して計画を立て、随時更新してやっていきます。
下記、私が実際に書いていたスケジュールです。本来ひとに見せるようなものではないので、最高に汚いのですが、一番わかりやすいかと思って載せます。


赤色は提出課題、青色はテストとプレゼンテーション、鉛筆は自分が何をこの日にやるか、という目標と予定です。
もちろん私はネイティブスピーカーではないので、レポートは提出前に必ずProofreading (校正)をネイティブにお願いしてから提出するようにしています。また、プレゼンテーションも事前に台本を作って、練習してネイティブに聞かせ訂正してもらってから本番に臨みます。
やりすぎ感はありますが、心配性なので、これでいいです(笑)


ERINA

神戸市出身その後鎌倉市で育つ。何不自由なく育てられたが、幼少期より心的孤独を感じており、「私はなぜ生きてるのか、なんのために存在するのか」という哲学的な問いの答えを知りたくて、自分をそこから救い出せる何かを求め、映画やドキュメンタリードラマ、写真を見てインスピレーションを得ることを始める。
外からは明るい子に見えていたようだが、実際は人との距離の取り方がわからず、自分を守るために、現実世界と距離を少しずつ置き始める。長いモラトリアム時代を経験する。大人になり、写真撮影のディレクターの仕事を始めることとなる。今までの経験が思いがけず役に立ち、仕事に没頭し、とても濃い5年間を過ごした。この仕事が私を現実世界に戻してくれただけでなく、見識を広げ、何が得意で何が好きかを明確にしてくれた。さらに今まで培ってきた自分の感性と相まって、「ホンモノ」を見抜く力を少しは養えたかと思っている。しかし、次第に仕事に対する慣れを感じてきてしまったため、会社を離れ、自分を高めるためにカナダに渡ることを決意。
現在はカナダのカレッジにて、宣伝やマーケティングなどについて勉強中。幼少期らの問いの答えは出ていないが、この孤独や不安こそが私を成長させる原動力だとわかっているので、一生付き合っていくつもりである。全てが私を構成する要素であり、何も無駄なことなどないと信じ、死ぬまでたくさんのことを経験したいと思います。