女子アイスホッケーが熱い!

Canadian Women’s Hockey Leagueで活躍する日本人選手
Calgary Inferno
青木 香奈枝選手 / 竹内 愛奈選手

AND
Toronto Furies
鈴木 世奈選手 / 倉田 知実選手

左から竹内愛奈選手、倉田知実選手、鈴木世奈選手、青木香奈枝選手

左から竹内愛奈選手、倉田知実選手、鈴木世奈選手、青木香奈枝選手

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1998年の長野オリンピックから正式種目に加わった女子ホッケー。日本はスマイルジャパンの愛称で2014年ソチオリンピック出場を果たした。各選手はより良い環境、より強くなれる環境を求めて世界女子ホッケー最高峰リーグでのプレーを決意。皆さんにホッケーを始めたきっかけや日本とカナダのホッケー環境の違いなどを伺った。

■ ホッケーを始めたきっかけは何でしたか?

倉田選手:兄の影響でホッケーを始めました。

鈴木選手:祖父、叔父、父、兄、と家族がやっていたからです。

青木選手:兄がやっていたからです。

竹内選手:私も兄がやっていたからです。

青木選手

青木選手

倉田選手

倉田選手

竹内選手

竹内選手

鈴木選手

鈴木選手

■ とてもタフなスポーツですが、長く続けようと思ったきっかけは何でしたか?

竹内選手:小学生の時にクラブチームに入ってプレーしていたのですが、その時は男子と一緒にプレーしていて負けたくないと思って練習をしていました。そう思いながら年齢を重ねていくうちに、地域の選抜などがあることを知り、それを目指し、という形でひとつひとつクリアしていったら高校生になりどんどん夢が大きくなっていきましたね。

青木選手:私が中学生の時に長野オリンピックから女子ホッケーが正式種目になったのを知って、オリンピックに出たいなと思ったのがきっかけです。

鈴木選手:初めは小学生で辞めようと思っていました。でも、どの試合だったか正確には覚えていないのですが、小学生高学年の時の試合でホッケーが本当に楽しいな、と思える試合があり、続けていこうと思いましたね。それで苫小牧の強いチームに入ろうと決めて、それからはオリンピックに出ることが夢になり、その目標に向かって1日1日頑張っているという感じです。

倉田選手:私は初めからただただホッケーが好きで続けてきました。そのホッケーが好きという気持ちからもっと上に行きたいと思い頑張って、上のレベルに上がれるとさらにホッケーが楽しくなりもっと上を目指して、の繰り返しでここまできました。

■ とても激しいイメージがあるアイスホッケーですが、怖いな、と思うこともありますか?

倉田選手:もちろん痛いです。それが快感というわけではないですけど、それが楽しいところでもあります。

鈴木選手:最近はもうあまり怖いとは思わないですが、周りから言われたり、後からビデオを見て確認した時などに「あの当たりは危なかったなー」と思うことはありますね。

青木選手:練習中はやっぱり怖いと思うこともありますが、試合だと止めなきゃ!!という気持ちの方が強いので大丈夫ですね。

竹内選手:私も人のプレーでぶつかっていたり、怪我しているのを見ると怖いなーと思う時はありますが、実際の試合では大丈夫です。

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■ カナダと日本ではホッケーの環境はどのように違いますか?

竹内選手:日本の大学にもチームがあったりしますが、上を目指している人は大体日本だとクラブチームに所属しています。ですが、クラブチームでは中学生ぐらいから新しい人が入ってくるので、その子たちと一緒に練習して、試合をします。さらに上は30歳ぐらいまでの人がいますがみんな同じ環境で練習・試合をしなければならないのが現状ですね。カナダでは年齢ごとに分かれていて、しっかりした基準もありますね。日本のように様々な年齢が一緒にプレーできることにも良いことはあると思うのですが、やはり競技人口がもっと増えて変わっていけば日本ももっと強くなると思います。

青木選手:私も感じたことはほとんど同じなのですが、特に同じ世代の同じレベルの人と一緒にプレーできるということはとても良いことだと思います。

鈴木選手:まだ来てあまり時間が経っていないので、わからない部分もあると思いますが、違いは二人が言っていたように年齢層が大きなポイントですね。ホッケーがとても盛んな国ですので、関心を持ってもらえて、たくさんの人が観に来てくれるのもやっぱり日本と違い、嬉しいことでもありますし、モチベーションにもつながりますね。

倉田選手:ほとんどすべて言われてしまいましたが、私が特に感じたのはホッケーがすごく盛んな国なので、どこでも気軽にホッケーができるというのは言い過ぎですが、とてもいろいろな場所でホッケーをプレーできますし、レベルも多彩、そして多くのファンの方がいるという部分が大きな違いです。モチベーションにもつながって選手も頑張れますし、観に来てくれるユースの子たちも上を目指していけるのだと思います。

■ スポーツに言語の壁はありますか?

倉田選手:ありません!!

他3選手:ありますよー笑

鈴木選手:コミュニケーションではチームメイトから日本語を教えてほしいと言われたりして楽しんでいますし、問題はあまりないですが、試合になってコーチからわーっと言われるときは壁を感じます。ホッケー用語でも発音が違うので伝わらない時がありますね。

青木選手:私もほとんど同じで、試合中にわーっと言われたら何もわからなくなってしまうことがあります。

竹内選手:私もスポーツにも言語の壁はあると思います。普段は日本語で教えたり、教えてもらったりというのがありますが、試合になると勝負がかかっているので、必要最低限はやはりわかっていないとダメだな、と思いますね。

試合後にファンとの交流を楽しむ選手達

試合後にファンとの交流を楽しむ選手達

■ どうやって英語の勉強をされていますか?

竹内選手:私はもともと小学生の頃から海外に行きたくて、英語が好きでしたね。別に出来たわけではないですが、フィーリングや、人が使っている単語やフレーズを使ってみたりしています。後はきちんと文法書やネットで勉強していますね。でも全然頭に入らないですね。しゃべって実践するのが一番でしょうか。

青木選手:私はもう30歳なのですが、やはり学校で勉強して、卒業してから英語に触れていない時間が結構あったので英語は好きだったのですがもう聞き取れない状態になってしまっていますね。最近はオンラインなどで勉強しています。

鈴木選手:私はチームメイトにひたすら聞いています。何て言っているか聞き取れなかった時に何度も聞いて、何度も同じその単語を言ってみてできるようになるまでやるなどを日常会話では実践したりしていますね。

倉田選手:私は積極的に話しかけるようにしています。日本人、カナダ人構わずに、とりあえず話しかけていろいろ聞いて耳を慣らすようにしています。耳が慣れれば言葉が出てくると思っているのでチームの中でもとにかく喋るようにしています。

■ 最後にホッケーの楽しみ方と夢を追いかける秘訣を教えてください。

倉田選手:頑張る秘訣は楽しみながらとりあえず夢や目標を見つけて、その目標に向かってもっともっと楽しくなるように自分でいろいろ挑戦していくことだと思います。ホッケーはリンクに足を運んでいただくことが一番。暖かい格好をしてきていただければ中では熱々の試合が観られますから。

鈴木選手:自分の目標、自分が将来どのようになりたいか、というのは毎日の努力の積み重ねだと思います。私も毎日頑張ってここまできたので、皆さんも一歩ずつ頑張ってください。ホッケーはこの囲まれた空間で女子がハードに戦うっていう少し珍しいスポーツだと思うので、まずは一回生で観てどれだけハードに戦っているかを実感して欲しいですね。

青木選手:試合は60分ですが、1秒1秒本当に展開が早いので楽しく観られると思います。またゴール裏が使える珍しいスポーツとして面白い部分も見られると思いますし、カナダの国技でもあるのでせっかくカナダにいるなら一度観に来て欲しいですね。

竹内選手:夢や目標に向かって頑張っているときはきっと辛いこともあって、楽しいことばかりではないと思いますが、その大変なことも自分のためになると何でもプラスに考えることが大切ですね。プラス思考でいれば状況も良い方向に変わっていくと思いますよ。ホッケーに関してはとにかくリンクに来ていただくことが大事ですね。ホッケーのことをあまり知らない人でも来てみればハマる人もいると思います。


Canadian Women’s Hockey League / cwhl.ca

Canadian Women’s Hockey LeagueはアメリカにあるNational Women’s Hockey Leagueと並ぶ北米女子ホッケーリーグの最高峰。所属チームはCalgary Inferno、Toronto Furies 、Les Canadiennes、Brampton Thunder、Boston Bladesのカナダ4チーム、アメリカ1チームの合計5チーム。シーズンは10月半ばから2月半ばまで。チケットはたった15ドルなので是非一度観戦に行ってみよう。

トロントでの残りシーズン試合予定MasterCard Centre@400 Kipling Ave.

トロントでの残りシーズン試合予定
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