バングラデシュ・コミュニティによるダッカ・テロ襲撃事件の犠牲者追悼集会

バングラデシュ・コミュニティによるダッカ・テロ襲撃事件の犠牲者追悼集会 7月7日 @Youge and Dundas Square

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去る7月1日夜、バングラデシュ首都ダッカの中心部で忌むべき事件が起きた。レストランで起きたテロ襲撃は、約10時間の銃撃戦の末、日本人7名を含む人質20名の尊い命が犠牲となり、約50名の負傷者を出した。地元メディアによれば、イスラム過激派組織「イスラム国」の傘下組織による犯行声明が明らかにされており、テロリストによる痛ましい事件は年々過激さを増している。2016年となって約半年の間で、世界各国で4箇所(ジャカルタ、ベルギー、フロリダ、トルコ)においてテロリストによる襲撃が繰り返されている。そんな中、ここトロントで、犠牲者20名のために冥福を祈る追悼式が7月7日、Youge and Dundas Squareで行われた。短期間の呼びかけにもかかわらず、その追悼式にはトロントに住む約80名の人々が参加した。TORJA編集部では、追悼式の主催者の一人に、お話を伺った。

−今回の追悼式を行うきっかけやその想いを教えてください。

7月1日にバングラデシュで犠牲となった被害者の方々にご冥福を祈りたいと思ったからです。私たちは、バングラデシュを含む様々な国の方々と一緒に、このテロで失われた命と、その尊さを覚えていたい、忘れてはいけないと思ったことがきっかけです。とても小さなことですが、社会の一員として私たちが出来ることだと思っています。

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−今回の追悼式はどのように計画なされたのでしょうか?

City PoliceとDundas Squareの双方に、それぞれチームを組んで呼びかけをしました。City Policeでは、追悼式の安全の強化を図るため、Dundas Squareでは利用許可を得るために働きかけました。マイクやろうそくの使用許可が出なかったので、当日の追悼式ではフェイクキャンドルを使って冥福を祈りました。他にも、Facebookにイベントページを作成し、できる限り多くの人々に、この追悼式を知ってもらえるように努力をしました。

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−追悼式に参加された方々の反応はいかがでしたか?

参加された皆さんは、このような冥福を祈ることができる機会を設けたことに深く感謝されているようでした。犠牲者の方々の尊い命を慈しむことができた、とても価値ある追悼式になりました。
その中には、残念ながら、日本人の方々はあまり参加されていませんでした。そのため私たちは、メディアを通して日本人の方たちに知って欲しいと思いました。我々を含むたくさんの人が、彼らを覚えていることと、尊敬の念を込めていることを知ってもらいたかったのです。私たちは犠牲者の中に7名の日本人がいたことを決して忘れません。
他にも今回のテロ襲撃を知らなかった方々も来られ、どれだけの尊い命が犠牲になったか、知る機会にもなったと思います。

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−バングラデシュのテロについて、どうお考えでしょうか?

テロ襲撃は今や全世界に広がりを見せており、世界で住む人々から安全を奪っています。これは、世界で最低な行為の一つであり、止めなければいけないものの一つでもあります。私たちは社会に準じるものの一人として、憎しみを愛に変え、可能な限りの手段でテロに対抗する必要があります。

−今回のバングラデシュでのテロ襲撃はトロントにどんな影響を及ぼされると考えられますか?

トロントにはたくさんのバングラデシュ人が住んでおり、彼らだけではなく人々の声なき悲しみはトロントに影響を与えると思います。また、テロ襲撃の標的は、今や特定の国ではなく、世界全土に広がりを見せており、世界各国は危険な地域へと変貌しつつあります。トロントに限らず、私たちはどこにいても、どこに行くにも、確固たる警戒を持っている必要があるようになっていると思います。

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−日本人の読者に向けて、コメントをお願いします。

このテロ襲撃で日本人が犠牲になったこと、また彼らのご遺族の方々が失った多くの愛に対して遺憾に思います。そして、私たちもまた、犠牲者の方々へ深い悲しみを抱いています。
皆さんにお伝えしたいことは、バングラデシュは安全な国である、ということです。バングラデシュは、日本人および犠牲になった方々に対し、永続的に冥福を捧げていくと信じています。私たちは、他国の人々を敬愛し、寛容と受容を示しています。私たちは、テロリストを除外していくことができると信じています。そして、バングラデシュが日本の方のみならず、外国人にとって安全な国になると願っています。

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