犬に名前をつける日上映会開催

東日本大震災5年特別記念ファンドレージングイベント
犬に名前をつける日 上映会開催
3月10日@日系文化会館

山田あかね監督がサインを書いたポスター

山田あかね監督がサインを書いたポスター

ジェームズ・ヘロン氏と山田あかね監督

ジェームズ・ヘロン氏と山田あかね監督

グッズ販売を通してチャリティーの収益金を集める

グッズ販売を通してチャリティーの収益金を集める

上映後のQ&Aの様子

上映後のQ&Aの様子

3月10日に東日本大震災5年特別記念ファンドレージングイベントが日系文化会館(JCCC)で開催され、山田あかね監督「Dogs Without Names (犬に名前をつける日)」が上映された。当日は山田監督が日本から駆け付け、舞台挨拶が行われた。

会場には300人近くの観客が集まり、開場前に在トロント日系文化会館のボランティア団体の方がおにぎりや味噌汁等のチャリティーフードで客をもてなした。これらの全収益金はJCCCファンデーション日本地震救済基金(JERF)の奨学金として寄付される。イベントはJCCC館長、このイベントの主催者であるジェームズ・ヘロン氏により進行され、中山泰則総領事の挨拶、そして山田監督が英語で挨拶、映画の紹介が行われ、映画が上映された。

2010年に愛犬を亡くし、途方に暮れていた山田監督が、死んだ命を嘆くよりこれから生きるもののためにできることはないかと考えたことから、「動物の命」をテーマに撮り始めたのがこの映画である。動物愛護センターから動物を救い出している人や震災で残された動物を保護している人々の活動を追い、4年にわたり取材を続け、200時間を超える映像にドラマを融合させた。その新しい形の映画を通して、動物の命の現状に立つ取材者の気持ちがよりリアルに表現されている。

上映後、客席からは拍手が巻き起こり、会場は賑わっていた。山田監督への質疑応答の時間が設けられ、ドキュメンタリー映画のリアルな世界に対する考えや、日紡貝塚バレーボールチームの映画『挑戦』をカンヌ国際映画祭の短編部門で日本初のグランプリを受賞した渋谷昶子(のぶこ)監督への思いを述べた。渋谷監督は「悲しんでばかりいないで、犬のために映画を撮れ」と山田監督を後押しし、映画では主人公の先輩として本人役で出演している。

イベント後はグッズの販売が行われ、多くの方々が力になろうとチャリティー活動に貢献する様子が見られた。