Support Our Kids サマーホリデー in Toronto

supportOurKids

8月5日から18日の約2週間、”Support Our Kidsサマーホリデー in Toronto”プログラムで東日本大震災で被災した10名の学生たちと引率者1名の計11名がトロントに滞在した。このプロジェクトは、日本の”Support Our Kids”(特定非営利活動法人 次代の創造工房主催)と新企会がタイアップし、在トロント日本国総領事館・日系文化会館後援、トロント・フォレストヒル・ロータリークラブ協賛のもとに実現したもの。”Support Our Kids”は震災後10年間被災地の学生たちを海外に派遣することを目的としており、活動3年目である今年、新企会の招致によって初めてのカナダへの派遣が実現した。参加学生は滞在中、語学学校通学やホームステイ体験、サマーキャンプへの参加に加え、ナイアガラの滝やCNタワー観光、ブルージェイズ観戦やバラエティビレッジの訪問などを行い、カナダの夏を満喫しながらそれぞれの見識を深めた。

日本帰国を翌日に控え行われた送別会では、今回のプログラムに関わった多くの人たちが招待され、学生たちと最後の夜を分かち合っていた。「帰りたくない」「もっといたい」「ありがとう」と涙交じりに交わされた別れを惜しんだ言葉が、どれだけ学生たちが多くのものを得たのか物語っていた。彼らが今回の経験を活かし、成長して再びカナダを訪れる日を心待ちにしていたい。

supportOurKids02

瀬戸山 久子 さん
(Support Our Kids in Toronto実行委員長)

hisako_setoyamaこれまでも新企会では被災地の学生たちへの奨学金を送るなどのかたちで支援を行ってきましたが、このように子供たちと直にふれ合える機会は初めてでした。子供たちがパァっと笑顔になって喜んでいる姿を直に見ることができて、本当に嬉しかったですね。子供たちには震災で過酷な経験をした分も、前を向いて歩いて行ってほしいなと思いますし、これからも支援を続けていきたいなと思っています。


高土聡子さん(引率)
参加した子供たちがこれをきっかけにさらに羽ばたいてくれることを願っています。その支援は私一人ではできなくて、本当にたくさんの方々にご協力いただいて、それを心からありがたいと思いますし、子供たち自身がそれに気付けているということにも嬉しく思います。これをどうやってみなさんに返していこうかと、みんなと一緒になって考えていきたいと思っています。

犬塚友佳子さん(14歳/福島県)
私は福島に住んでいるのですけど、震災後には放射能とかの影響を不安に思って、自然とふれあえないので、キャンプで芝生に寝転んだり、自然とふれあうことができたというのがすごく楽しかったです。ホームステイやキャンプを通し、キリスト教のことを学んで、キリスト教の印象が変わりました。地元の近くにある教会を教えてもらったので、帰国したら訪問したいなと思います。

秋山 裕乙さん(15歳/宮城県)
最初は誰と一緒にカナダに行くのかもわからない状況だったので、出発の日に東京駅で待ち合わせをしてみんなの姿を見た時に、怖いなぁと思っていました(笑)でも話していくうちにどんどんと打ち解けていきました。キャンプでは夜にみんなで星を観たことが、とても楽しかったです。将来は、私たちがしてもらったように、海外ボランティアで子供たちと接して今回の恩返しのようなことができたらと思っています。

庄子 灯さん(16歳/宮城県)
昨年アメリカでホームステイをした時にはほとんど喋ることができなくて、「今度こそは!」という気持ちで訪れたカナダでしたが、キャンプでゲームをしたときに、言葉だけでなくボディランゲージも使うことで、日が経つにつれてどんどん英語しか話せない子たちとも仲良くなることができました。今回いろいろな場所でみなさんたちと話をして、こんなにも多くの人が日本のことを考えてくれているのだなと感じることができました。

南舘 里香さん(17歳/宮城県)
語学学校通学やバラエティビレッジ訪問を通して、それぞれ異なる部分があってもお互いを尊重しあって共に生活していることを感じました。今回のプログラムは本当にたくさんの方々が支援をしてくださって成り立っています。私ができる恩返しは、今回の経験を活かして成長した姿を見せることだと思うので、支援してくださった方々にまた会いに来たいです。

小沼 千晃さん(15歳/福島県)
私たちは震災のプログラムで来ていて、支援をしてくれた人たちと会う機会が今回の滞在で非常に多くあって、本当にしてもらってばかりだなと思って…。本当に感謝しています。次の世代に、震災があったこと、そして多くの人たちが支援してくれたということをきちんと伝えていきたいと思います。

大島 草太君(16歳/栃木県)
キャンプでは英語が喋れなくて、最初はどうしようかと思っていたのですけど、フリータイムでサッカーをし始めたら、人数がどんどんと増えていき、小さい子にも慕われるようになりました(笑)僕の夢は建築家になることで、有名な建築家であるレイモンド・森山さんとお会いできたことが嬉しく、本当に良い思い出ばかりです。今度はお客様としてではなく、自分の力でカナダにまた来たいと思います。

片平優香さん(18歳/福島県)
英語の学び方が日本と全然違うのうを知り、もっと気軽に話してみても良いのだなと思うようになりました。ホームステイ先では、夜遅くまでステイ先の方と話していて、若いときからずっとカナダで暮らしてきた苦労話などを知って、今裕福だったり、活躍されている方でも、すごく苦労していたのだなと、本当に感じました。今回海外に来て、海外で日本語を教えたいという気持ちが生まれました。

藤倉かえでさん(17歳/岩手県)
私は結構偏食でホームステイが不安だったのですけど、ステイ先の方はすごく歓迎をしてくれて嬉しかったです。ご飯にも気を使ってくれたり、こんなに良い人がいるのだなと、ホームステイ最終日にはステイ先から離れたくなくて、泣いてしまったほどでした。私は高校を卒業したら社会に出ますが、バラエティヴィレッジ訪問の経験から、健常者も障害を持つ人も一緒に働ける職場、また子供のケアにも配慮した職場環境を作っていきたいなと思いました。

後藤 雅陽君(13歳/宮城県)
日本の田舎町でのほほんと過ごしていた自分が、ふと今回のプログラムに参加してみると、自分が最年少で、周りは年上の人たちばかりだったので、最初はちょっと萎縮しちゃいました(笑)でも、カナダでの人たちはあまり年齢の差を気にせず、フレンドリーに話しかけてくれるので、それが嬉しかったですし、その日本との文化の違いには驚きましたね。僕はまだ夢が決まっていませんが、英語をこれからも勉強していって、きちんと将来のことを決めていきたいなと思います。

佐藤日向子さん(15歳/福島県)
カナダに来るまでは、実は不安しかありませんでした。私は飛行機にも乗ったことがなく、まだ見ぬ海外に怖いイメージを抱いていました。ステイ先の方も日本語が話せない方だったので、コミュニケーションが全然取れなく、その分キャンプでは日本語で話してしまいました。具体的な夢はまだありませんが、今回の滞在を通して、日本語教師に興味を持ちました。

(Visited 291 time, 1 visit today)