留学カウンセラーが歩んだカナダ留学 第20回

East-Westカナダ留学センタートロントオフィス 高林紘子

第20回 カレッジへの入学①

カ レッジに入学後、早い段階から教科書や資料を入手し、できるだけ自分の時間がある時に色々な教材を読み始めました。とはいえ、今まで全く関わりも持ったこ とない分野の勉強でしたので、教科書を読んでいても、最初は理解をするのにかなりの時間が掛かりました。その時は、とにかく自分は留学生で言語のハードル もある上に、ほぼ未知の世界の分野を勉強するという事で早くから予習などをしておかなくてはと、手探りの状態でもあり最初から少し焦っていた自分がいたの は否めません。教科書や教材の費用は思ったよりもかさみましたが、そのときにはすべてクラスで必要になるものだと思っていましたし(そのうち実際にはいく つかのテキストは殆ど授業で使わず、必要なかったのですが、それが分かったのは購入したあとで、返品も聞かなくなってからでした…)、自分に投資するもの だからすべて用意をしておくほうがきっと役に立つはずだという考えから、教材はすべて揃えました。

ただ、教科書やテキストの費用がかさんだ 事もあり、勿論その前にも多額の授業料を支払っているので、これからの生活は節約の生活をしなくてはなりませんでした。そのため、まず自分が考えたのは、 学校への通学は徒歩通学をする、という事でした。カレッジはトロントのダウンタウンに位置していて、私の家もダウンタウン近くではありますが、徒歩では片 道1時間ほど掛かる距離ではありました。おそらくこの距離では普通であれば誰も徒歩通学をしようとは思わない距離だとは思いますが、私にとっては良い運動 にもなるし、節約生活のためにまず交通費をおさえるのが最も簡単な方法ではあったのです。
また、食費の節約も必要でしたので、基本的に自分でランチを毎日作り、できる限りの節約自炊生活を心がけるようにしました。

カ レッジ生活の最初の数週間は、とにかく授業で教授が説明してくれていることをしっかり聞き取って自分なりにノートに取り、テキストなどをしっかり読んでそ の日のトピックをちゃんと理解することに必死になっていました。教授の口から発せられる専門用語なども最初はその意味も分からないことが多かったのです が、その都度根気良くノートを取り、後からテキストやインターネットなどでその専門用語の意味を調べメモをしておき、次回その言葉を聞いたら必ず理解する ように心がけました。そのうち、そういった専門用語などは段々意味を調べなくても分かるようになり、実際のケーススタディーやディスカッションにも積極的 に参加できるようになりました。ノートを取ることにも慣れてきて、教授のレクチャーも完全に理解ができるようになりました。
college_noteただ、授業では理解できたと思っていても、実際にテストやプレゼンテーションとなっては何も分かっていなかったり、多くの専門用語もその意味を知って、実際 にどういう場面で使うのかが分かっていなくては、全く意味がありませんので、私がそこからスタートした習慣としては、毎日帰宅後にその日に取ったノートを もう一度すべて綺麗に別のノートに書き写し、自分なりに分かりやすいように整頓をしたり脚注やコメント、挿絵、ハイライターなどを入れて、自分の中で「こ のノートを読めば完璧!」といえるレベルのノートを作る作業を続けることにしたのでした。
勿論、そのノートをまとめるには授業でノートを取った時間の倍以上の時間が掛かりましたが、他のクラスメイトに比べて言葉のハンデや経験のハンデがある以 上、彼らよりも倍以上の時間を掛けて勉強するのが当たり前だという意識も強く、このノート作成作業は全く苦にはならなかったのを覚えています。

classmate学校では、基本的にクラスメイトはどのクラスも常に同じメンバーでしたので、クラスに馴染んで友達を作るのも比較的簡単ではありました。幸いクラスで最も仲 良くなったのがカナディアンの優秀な子で、大学院で修士号も終了しているほどの優等生でした。彼女はより国際的なビジネス分野でキャリアアップを目指して おり、私がクラスでわからなかったことなどがあった際にも、いつも助けてくれるとても頼もしい存在の友達になりました。私も彼女に頼ってしまうのはいけま せんので、優秀な彼女から良い刺激を受けながら、毎日何時間も繰り返し予習復習やリサーチなどをして学校生活をこなしていきました。

ただ、 どんなに勉強に集中したくても、どんなに節約を心がけていても、やはり生活費は減っていく一方。学校では学生の節約生活を助けるためにフードバンクなどの サービスもありますが、それでも必要な出費などもあるので、段々と生活費も厳しくなっていき、カレッジ生活も数ヶ月めくらいからアルバイトをする必要性が 出てきたのでした。ここにきて再び頭を悩ませる要素が一つ増えてしまったのでした。
つづく


takabayashi_hiroko高林紘子
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス日本マーケットマネジャー。
静岡県出身。2001年語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに入学。貿易とビジネ スマネージメントを学び成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diplomaを取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経て永住権に至る。