留学カウンセラーが歩んだカナダ留学 第21回

East-Westカナダ留学センタートロントオフィス 高林紘子

第21 カレッジ生活②

eastweat_julyカレッジ生活が始まってから数ヶ月が過ぎ、どんなに節約生活をしていても、生活費は減っていくばかり。このままでは、学校の勉強にも支障が出てきてしまう事 もあるので、何とか生活費の足しになる位の稼ぎが必要になってきました。そこで私が選んだ手段としては、カレッジにあるシステムで、授業や課題などについ ていくのにサポートが必要な学生向けに、他の学生がチューターとして手伝ってあげたり教えてあげる事ができるシステムに登録をしました。このシステムに登 録すると、カレッジからほんの少しではありますが、報酬がでるのでした。このシステムを使った流れでひょんなきっかけから、カレッジ内の同じ日本人留学生や付属のESLに通う学生に英語を教えるチューターとしての仕事が何件か入るようになり、アパートの家賃くらいはまかなえるくらいにはなりました。

このほかにも、以前にお世話になった知人のコネクションでベビーシッティングの仕事もはじめることになり、小額ではありますが定期的に生活費の足しになる程度の収入が得られるようにはなりました。
ベビーシッティングの仕事では、子供がお昼寝をしている時間は課題やリサーチをしたり、教科書などを読んだりすることができたので、私にとってはとても都合が良い仕事ではありました。

カレッジのクラスメイトの中にはレストランなどでアルバイトをしている子もいましたが、レストランとなると夜遅くまで時間も拘束されることもあるせいで、そのうち朝の授業を欠席する子達も増えてきました。
私自身はカレッジの授業を1日も欠席したくはありませんでしたので、引き続き朝早くに起きての徒歩通学ではありましたが、雨の日も吹雪の日も欠かさずに皆 勤することにこだわりました。1日でも授業を欠席してしまっては、ずっと続けてきたノートの整頓作業にも支障が出てしまうので、とにかくどんなに大変でも 授業は必ず出席しました。そのせいか、テストが近づくと、私のノートはクラスメイト達から「コピーをさせて」と次から次へとリクエストがくるくらいにもな りました(今思えば、コピーをさせるのにいくらかチャージをしてお小遣い稼ぎをすればよかった、と後悔するくらいです…笑)。

カレッジの課 題やテスト、プロジェクトは今までの学校生活の中でも最も複雑で難易度も高く、かなりの努力が必要なものであったことは言うまでもありません。国際貿易ビ ジネスという本格的な内容の勉強ということで、リサーチや分析などにもかなりのエネルギーを要するものでした。何年ぶりかに徹夜をする事も多くなり、体調 管理にもかなりの神経を使わなくてはならない日が続きました。とても辛くなる事もありましたが、以前にも少し触れたとおり、私の目標はカレッジ後の就職に つなげるために良い成績で卒業をする事でしたので、気を抜く事はできませんでした。とにかく、誰にも頼らずに自分の力でよい成績を取れるように、自分でで きるだけのことを必死にやるしかありませんでした。
一つテストが終われば、息つくヒマもないまま次のレポートやプレゼンテーションがあり、そのあとはまたすぐに新しいプロジェクトや課題が来る。この繰り返しで、カレッジのセメスターはあっという間に最終段階に入り、ファイナルテストを迎える事になりました。

ファイナルテストの内で最も難関だったのは、セメスター最終日に提出期日となったグループプロジェクトのレポートで、最低でも100ページ以上の大プロジェクトでした。私のグループは3人グループで、そのうちの一人は幸い最も仲良くなったカナダ人のクラスメイトでした。グループプロジェクトですので、私も他の メンバーの足を引っ張るわけには行かず、私が担当となったパートにおいては、リサーチにリサーチを重ね、レポートの下書きを何度も書いては、カナダ人で教師をしている知人に添削をしてもらったりと、今まで以上に力の入った作業をしたのを覚えています。その過程でもう一人のメンバーが全く協力してくれないという思いも寄らないハプニングや問題も発生したりで、結局3人分のプロジェクトを2人で仕上げなくてはならなくなり、私は提出までの最後の3日間は一睡もしないでレポートを書き上げ、最終的には私達2人で120ページ以上にも及ぶ大作を提出した形となりました。あの時の辛さとそのあとの達成感は今でも忘れられません。

eastweat_july21年(2セメスター)という短い期間のカレッジ生活でしたが、私にとっては非常に内容の濃い苦労も耐えない1年ではありまし た。期間が短かったので余計に早いペースで多くのことを習得しなくてはならず、かなり集中した1年になったと思います。でも努力の甲斐があり、最後は目標 どおり成績優秀者(Dean’s Honour)のタイトルを得ての卒業を迎えることができました。ここからはいよいよ就職活動になります。またもや、一つのステージの終幕と、新しいス テージへ出発となりました。この時点では、まだ卒業の3ヶ月以内に仕事を見つけなくては卒業後の就労ビザがもらえないシステムでしたので、カレッジ卒業の喜びにゆっくり浸っているヒマはありませんでした。
つづく


takabayashi_hiroko高林紘子
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス日本マーケットマネジャー。
静岡県出身。2001年語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに入学。貿易とビジネ スマネージメントを学び成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diplomaを取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経て永住権に至る。