第12回 海外の商習慣などに 詳しくなる|トロントの多様性をクリエイティブに楽しむ

 私は昨年末にトロントを離れ、2019年から日本を拠点に活動をしています。カナダでの経験があったからこそ、今は日本で自信を持って仕事をしていることは間違いありません。そんな今だからこそカナダでの体験を振り返り、「あの経験は良かった」ということを前々回のコラムから綴っています。

 これまではカナダの経験として「海外での起業の魅力」に関して話をしました。今回は最初に掲げた3つ理由の中で最後のトピック「海外の商習慣などに詳しくなる」を紹介したいと思います。

 あなたがグローバル人材として世界で活躍したい人材になりたいと思うのであれば、海外の「商習慣」などは知っておいて損はないかと思います。その地域の文化や歴史背景を知ることは仕事上でも当然大事ですが、より仕事を進めていくにつれて大事な要素がこの「商習慣」になるのでは無いかと私は思っています。

 ビジネスの社会にはルールというものが必ず存在します。それは日本・カナダという二国をみても大きな違いがあります。例えば、日本では、お客様が圧倒的に上。企業は下に見られがちです。一方カナダの会社は、お客様と企業は平等。お客様が欲しい商品・サービスを企業が提供し、それに対してお客様が対価を支払うというWin-Winの関係が意識としてあります。

 また海外でビジネスする際は、相手がたじろいでいる瞬間にビジネスでの関係値が終わってしまうこともよくあります。英語が上手いとか下手ではなく、また発音が綺麗かなどは最終的には関係ありません。仕事への意気込みや度胸もとても大切になってきます。

 カナダでしか経験出来ないこと、自分自身でしか体験出来ないこと、自信を持って様々な事にチャレンジしてみてください。私自身「起業」という目的でカナダに行った訳では無かったのですが、自分のやりたい事を突きつめて行った先に事業化という選択肢が増えました。全ては自分自身の最初の一歩です。私は前向きに挑戦する人たちを全力で応援します!

加藤 豊紀

 Creators’ Lounge Inc.代表、Japan Expo Canada Inc. (Japan Festival Canada) ディレクター、Toronto.Tokyoプロデューサー 。2012年に警察官から、クリエイターの表現の場を創るために世界へ。トロントを拠点に事業を展開する。
Twitterアカウント: GOODMUSICTOM