留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.27

ワーキングホリデーやポストグラデュエートの就労ビザで学校後に仕事探しを始める人の多くが、最初はなかなか思い通りに仕事が決まらず、壁にぶつかると言えます。履歴書をお店のマネージャーに渡せた後もいつまでたっても連絡が来なかったり、面接までに至ったにも関わらず感触がイマイチだったり。良い履歴書を作成したのに、全く雇ってもらえなかったり、何とか雇ってもらったと思ったら、仕事場での扱いが心地よくないものであったり。挙句の果てには一度雇用されたと思ったら、いきなり雇用取り消しにされるケースもあったりします。こういった難関にぶつかると、本当に精神的に辛くなると思います。しかしこういった難関にぶつかる原因の一つは実は自分が与えている印象がどんなものかというところに潜んでいたりするのです。

仕事探し編2:仕事探しや面接、仕事場における第一印象を意識しましょう!

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前回のコラムでは、仕事は直接お店や会社に出向いて履歴書を渡しに行きましょう、というお話をしました。そういった方法で直接雇用主に会って話をしに行ったり、仕事探しの過程における面接やトレーニングは、誰でも緊張してしまうものなので戸惑うのは仕方のないことです。それでも雇う側に「この人を雇いたい。一緒に働きたい。」と思わせるためのアピールをすることは、とても大切なことなのだということは言うまでもありません。そのためにはまず最初から相手にも好印象を与える必要があるわけです。最初に対面した時に、ポジティブなオーラを感じさせて好印象を持たせることができれば、採用をしてもらえる可能性も高いといえます。ガチガチに緊張して上手く話せなかったり、笑顔がなかったり、声が小さかったりと、シャイな印象を与えてしまっては、接客を任せられる人だと思ってもらえません。またその逆に、不自然なくらい元気に振る舞ってみたり、最初からお給料や労働条件の質問などを浴びせて仕事を選り好みしているのが明らかであったり、ガードを張っているような印象を与えてしまうと、一緒に仕事がしたいとは思ってもらえません。さらには、すでに多数のお店や企業を回って疲れすぎ半分諦めがみえたり、どこでも良いから雇ってもらいたいというDesperateな様子が見えてしまってはマイナスなイメージしか与えません。どんなに内容の優れた履歴書を見せたとしても、実際に会って話した時の第一印象ほど、その人の人柄がはっきりと読み取れるものはありません。そしてどんなに語学力に自信があったとしても、実際に話をしてみて人当たりの良い印象を与えられなくては、雇う側としては良い人材として捉えることはできません。もちろん、慣れない服装や言葉使いをしたり、必要以上に丁寧で謙虚に振る舞う必要はありませんし、大げさ過ぎるアピールをしてもよくありません。あくまでも自然体で自分らしさを出しながら、良い印象を与えることが大切です。ただ、自然体と言っても、相手側に与える印象や、人当たりの良さ、信頼の深さなどをちゃんと意識できているかどうかで随分と言動や行動に差が出るものなのです。これは日本人特有の相手の目を気にする、というのとは異なり、あくまでも自分が相手の立場だったらどんな人を雇いたいと思うかな、という感覚で意識することです。このように自分が相手に与える印象はどの様なものが良いかという事を最初から意識しながら仕事探しができる人は、きっと最終的には思い通りの仕事にたどり着くことができるのだと思います。


hiroko-takabayashi-east-west高林紘子

East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。
HP: www.eastwestcanada.jp