留学中も日本のご家族への連絡はこまめに確実にできるよう、いくつかの連絡方法を把握しておきましょう|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.64
日常生活編24: 留学中も日本のご家族への連絡はこまめに確実にできるよう、いくつかの連絡方法を把握しておきましょう。
年末やお正月を迎えると、日本の家族が恋しくなったりする時期でもありますね。日本では家族行事をすることが多いと思いますし、日本に比べてカナダは少し味気ない感じもあるので普段よりも家族のことを考えたりする時期のように思います。
個人的な話ですが、私は子供が産まれたこともあり、トロントに訪ねてきてくれた両親と何年ぶりか時間を過ごすことができました。今になって改めて両親の存在はとても大きく、かけがえのないものだなと再確認しました。同時に連絡はもっとこまめにするべきだなと反省しました。
今トロントにいる留学生の皆さんはほとんどがご家族との連絡はスマートフォンのLINEを使われているようですね。確かにネット環境があればいつでも気軽に連絡が取れて便利ですし、それもあって留学中でも日本のご家族と頻繁にやり取りされている方も多いように思います。こうやって頻繁に連絡が取れるのは安心ですね。
私が留学で来た当初はまだネット環境も整っておらずスマートフォンもなかったので、家族に連絡をする手段といえば、国際電話か手紙・はがきを送るといった方法がメインでした。電話を掛けたくても時差や学校などで都合が合わず、お金もかかるのでなかなか頻繁には連絡が取れませんでした。最初の3ヶ月は殆ど日本に連絡をしませんでした。
現在この仕事をしていると、時々留学生の親御さんから「ウチの子供と連絡が3日間ほど取れていない。毎日連絡していたのでかなり心配。」と連絡が来ることがあります。自分が留学生だった頃は3ヶ月も連絡しなかったくらいなのに、最近は3日間連絡がないとここまで心配されるのかと少し驚いたりもするのですが(逆に考えると3ヶ月も連絡しなかったのに信じてくれていた私の両親を改めて尊敬!)、確かに毎日連絡していたのが急に途絶えると心配になりますね。
しかし、蓋を開けてみれば留学生本人がスマホを落としてしまった、充電器が壊れてしまった、旅行に行った先でネット環境がなかった、といった理由に過ぎなかったりするのでした。普段LINEなどネット環境が必要な連絡手段のみでやり取りをしている方は、むしろ国際電話を掛けるという発想がなく、その方法も知らないので連絡ができないようです。
このため弊社では到着時のオリエンテーションにて国際電話の掛け方を資料で説明しています。万が一LINEなどが使えない環境になったとしても日本への連絡方法は他にもいくつか把握をしておき、できるだけご家族に心配を掛けないよう責任のある行動をとる、ということを是非心がけていきましょう。
高林紘子
East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。