近所でりんご狩り
今年のりんごが売られるようになりました。街中でも住宅の庭先に実がたわわになったりんごの木を見かけることがありますよね。8月号で紹介されていた Not Far from the Treeというグループはそうしたお宅へボランティアを派遣して果物を収穫します。取れたた果物は1/3が最寄りのフードバンク等チャリティ目的に利用されるほか、木の持ち主、参加したボランティアも残りの1/3を受け取ることができます。ボランティアになるのに特別な条件やトレーニングは不要で、オンラインで自分の住む区域やフルーツピックをしたい区域を登録するだけ。メールで送られてくるフルーツピックの日時や場所で行きたい日を選んで申し込みします。メール受信後すぐに申し込みしないと、すぐに必要な人数に達してしまうようで、しばらくチャンスを逃しつづけていたのですが、先週やっと申し込みが出来たので、家の近くでりんご狩りをしてきました。
指定された住所へ着くと、腕を伸ばせばぐるっと抱きかかえられる程のりんごの木に実が数え切れないぐらいぶら下がっていました。リーダーと当日参加した5人のボランティアで、はしごや先に袋の付いた棒を使って、2時間かけて黙々と作業しても半分採れたかどうかという感じでした。お昼前後の時間帯でしたが、曇り空だったので快適でした。今年は雨が少なく気温も高めでりんごは美味しく育っているようです。香りも味も甘酸っぱく、歯ごたえ抜群で、そのまま食べても加工用に使ってもちょうどよさそうです。1人26ポンド(15㎏強)ずつの分け前でしたが、自分たちで運ぶには重すぎるので、持てるだけいただいて帰ってきました。隣近所にお裾分けした後もまだ十分残っているので、ケーキやパイを作って楽しんでいます。一緒に参加した友人は毎朝ジュースにしているそう。ほんの2時間の労働で、果物がもらえて、更に人の役にも立てるなんていいシステムです。みなさんも1度参加されてみてはいかがでしょうか?