監督 Kat Threlkeidさん × 女優 三宅エリナさん インタビュー [Elina Times]

厳しい映画業界を”女”として生きる

今の時代「男女平等」は当たり前。世の中でその動きが浸透する一方、実はまだまだその課題が多く残る映画界。各国の映画祭で受賞した短編映画「Seiren」を振り返りながら、監督/プロデューサー Kat Threlkeldと女優 三宅エリナにインタビューしてみました。


ー今回、最高監督賞をはじめ、数々の賞を受賞されたKatさん、そして最近注目されているエリナさん。数少ない女性映画関係者として、お互いのことをどう思っていますか?

Kat 「映画業界で成功する女性は比較的少ない」というのは、もはやスタンダード。私たちのチャンスは当然限られるので、人一倍頑張り、どうすれば傑出できるかを常に考える必要があります。それをやり続けられるの人はごくわずか。
その中でお互いに全力疾走している所が、私とエリナの大きな共通点です。彼女とは強い絆を感じます。

Elina すでに監督としての才能があり、しかも同じ女性である Kat からはいつもモチベーションをもらいます。

これほどの熱意がある上、素敵な人間性をもった人に出会えた事が嬉しいです。「Seirēn」でお仕事して以来、今までこうして繋がっていられるのは、私たちに共通するエネルギーが大きく関係していると思います。しかも彼女、アツいんです。また一緒に仕事がしたいなあ。

ー そもそも、監督業とはどんな仕事?

Kat 多くの人が、監督=演者やカメラマンに指示を与える人、という考えを持っていますが、実際には、美術・撮影・編集・音響担当、作曲家、その他撮影に関わる全ての人に対し、カット毎に明確な意見や指示を与えることが監督としての仕事です。いつ何時でも対応できるよう、それぞれの分野の知識を持ち、その視点から考えながら撮影現場や編集ルームに立ちます。カメラが回っている時も、演技だけでなくカメラの使い方、後のシーンとの感情的つながりなどを同時に考えています。



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Kat Threlkeld

カナダの監督、プロデューサー、アーティスト。最新短編映画「Seirēn」は、カナダはもちろん日本、ドイツ、ブラジルをはじめ世界各国の映画祭で上映され、最高監督賞、トップ短編映画賞など多数受賞。現在はラジオ、オンライン番組への出演、次回作の制作などで大忙し。



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Elina Miyake ( 三宅エリナ )

主な作品はパメラ・アンダーソン出演「The People Garden」や「HEROES Reborn」、Google Glass コマーシャルなど。最近では海外メディアにも取り上げられている、今大注目の日本人カナダ女優。