JCCC映画鑑賞会「淵に立つ」2017年2月23日(木) 7:00pm~

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「歓待」(2011)、「ほとりの朔子」(2014)、「さようなら」(2015)など、一作ごとに人間ドラマの新たな地平を切り拓き、30代の若さで世界の映画シーンにその名を刻み続ける深田晃司監督の最新作。第69回カンヌ国際映画祭では初参加でいきなり公式部門にノミネートされ、「ある視点」部門審査員賞受賞を果たす快挙を成し遂げた。黒沢清監督や是枝裕和監督などカンヌ常連組に仲間入りし、久々に登場した日本の新たな才能に、世界中が熱烈な期待を寄せている。

郊外で小さな金属加工工場を営む鈴岡家は、夫・利雄(古舘寛治)、妻・章江(筒井真理子)、10歳の娘・蛍(篠川桃音)の三人家族。平穏な毎日を送るごく平凡な家族の前にある日、利雄の旧い知人で、最近まで服役していた八坂草太郎(浅野忠信)が現れる。利雄は章江に断りなくその場で八坂を雇い入れ、自宅の空き部屋を提供する。章江は突然の出来事に戸惑うが、礼儀正しく、蛍のオルガンの練習にも喜んで付き合う八坂に好意を抱くようになるのだが、ある時、八坂は一家に残酷な爪痕を残して姿を消す。

8年後。八坂の行方は知れず、利雄は興信所に調べさせているが、一向に手がかりはつかめない。工場では古株の従業員・設楽篤(三浦貴大)が辞めることになり、代わりに山上孝司(太賀)が新人として入ってくる。母を亡くし独り身の孝司は屈託のない人柄でたちまち夫婦の信頼を得る。しかし、皮肉な巡り合わせにより、八坂の消息をつかめそうになった時、利雄と章江は再び己の心の闇と対峙することになる―。

大胆にして緻密なストーリー展開で観客一人ひとりの想像力と価値観に揺さぶりをかける衝撃のヒューマンドラマ。崩壊した家族に光は刺すのか…。

チケット: JCCC会員 $10 / 一般 $12 お問い合わせ: 416-441-2345

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