JCCC映画鑑賞会「永い言い訳」2017年3月30日(木) 7:00pm~

jccc-nagai-iiwake「ゆれる」(2006)、「ディア・ドクター」(2009)の西川美和監督が、第153回直木賞候補作にもなった自著を原作に、オリジナル脚本を書き下ろし、自らメガホンを取った。主人公・幸夫を演じるのは「おくりびと」以来7年ぶりの主演となる本木雅弘。これまでのイメージを大きく覆す役柄に挑み、歪んだ自意識とコンプレックスに溺れるタレント小説家をチャーミングで人間味豊かに演じあげた。陽一にはミュージシャンの竹原ピストルを抜擢し、幸夫の妻に深津絵里、さらに池松壮亮、黒木華、山田真歩など贅沢な共演陣が周りを彩る。また、1年間の撮影期間中に成長していく子役の演技にも注目したい。

人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、突然の事故により、長年連れ添った妻を失う。しかし、妻へ愛情と呼べるような感情は存在せず、妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできなかった。そんなある時、幸夫は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会う。幸夫と同じように妻を亡くしたトラック運転手の陽一は、幼い2人の子どもを遺して旅立った妻の死に憔悴していた。その様子を目にした幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが…。

妻を亡くした男と母を亡くした子供達の不思議な出会いから始まった“新しい家族”の物語。
人を愛することの素晴らしさと歯がゆさを描いた観る人の心を揺り動かす新しいラブストーリーは観る人を深く物語りに引き込み、主人公と一緒に悩み、迷い、そして最後の幸福感に涙するだろう。

チケット: JCCC会員 $10 / 一般 $12 お問い合わせ: 416-441-2345