Eye Capture #012

Dundas St. W×Federal St.

Dundas St. W×Federal St.

5月に入ると暦の上では夏になりますが、トロントではこの時期にハイパークの桜が咲き乱れます。厳しい寒さから解放され、ジョギングやウォーキングをする人、自転車に乗る人を目にするようになり、街全体が夏に向けて動き出しているように感じます。そんな中、見ている人も踊りだしたくなるようなグラフィティを見つけました。

まず、最初に目に飛び込んで来るのが中央で踊る男女。男女ともにドレスや帽子でお洒落に決め華麗に踊っているように見えます。その両脇には太鼓や弦楽器を持って愉快に演奏する人がいます。中央の男女が色鮮やかに描かれているのと対照的に、彼らは青や水色といった背景に近い色で描かれています。

その背景には水色で描かれた雲が空に浮かび、雲を囲むように植物が大きく描かれています。雲の合間には三日月が明かりを照らし、時間帯が夜だということを示しています。右の弦楽器を演奏する人の前に描かれた動物は、月に向かって吠えているようにも、または音楽に合わせて歌っているようにも見えます。

楽しげな人々の背後には、オレンジや赤、青、緑など色鮮やかに描かれた建物が並び、グラフィティ全体に陽気な印象を与えるとともにトロントという街に様々な人種が住んでいることを表しているように思えます。

細かい部分ですが、グラフィティをよく見ると、窓台にも色が塗られていることに気が付きます。それと同時に気になる2台の室外機には住人の事情が見え隠れします。

トロントの夏は野外イベントやフェスティバルが目白押しです。このグラフィティに描かれた彼らのように夜まで音楽を奏で踊り明かすのもトロントの楽しみ方の1つ。日本の言葉にこういう言葉があります。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々。」

徳島の阿波踊りの歌い出しですが、トロントで色々なフェスティバルを楽しむ時は、この言葉をキーワードにみんなで踊って楽しみましょう\(^o^)/


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沖縄県出身。以前他国でワーキングホリデーを経験した後、自分の英語力に納得がいかず、再びワーキングホリデーを決意。数ある国の中でカナダを選んだのは、ワーキングホリデーでカナダから帰ってきた人達がきれいな英語を話しているのを見たことがきっかけ。日々英語の発音に苦戦しながら、自分が好きなデザイン・アート・音楽等のイベントを見つけてはトロントを歩き回っている。