オンタリオの地鶏!魅力的な鶏ファーム紹介

Kingsholm Farm

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キングスホルムファームは1879年から1969年にオンタリオ州オークビルで農業(酪農)を営み、その後オンタリオ州ウォーターダウンに移り、事業規模を縮小。2006年に現在のオンタリオ州中部のキャンプベルフォードに移ったという、歴史深いファーム。「動物を尊重し、清潔な環境でオーガニックの餌を与え、できる限り自然に近い形で育てることが、栄養豊富で美味しい製品に繋がる」という強い信念を持ち日々動物たちと向き合っている。今回、オーナーのKevin Kingさんにお話を伺った。

ファームとともに育ったオーナーのKevinさん

kingsholm-farm-02私たちは曽祖父母の酪農場の時代から、牧場での販売はもちろん、ロブローズのようなスーパーマーケットにも卵を出荷していました。私が卵拾いの手伝いを始めたのは5歳の時で、1週間に25セントもらっていました。その頃には食肉鶏というものはなく、卵を産まなくなった鶏だけを食べていました。肉が柔らかくなるのに時間がかかるため、肉入りのパイやスープのためだけに使用していました。畜牛や豚は何千年も前に家畜化されていましたが、食肉鶏は1960年代あたりに出回り始めました。今日、食肉鶏は31日間で育てられ、彼らの人生は31日間で終わるのです。私たちの食肉鶏は大切に、そして自然の方法で育てられ、オーガニックの餌を食べ、84日で十分に成長します。これは熱照明の付いた大きな小屋の中で、動きまわるのに十分なスペースが確保され、1日2回餌と水を与えられているということです。十分に育ったら、牧草地を走り回れる広いケージの中に移動させますが、寝るための小屋と夜でも捕食動物から守られる場所が確保されています。彼らを外で育てる理由は、光合成の働きを最大限利用して、健康にいい脂肪をつくるためです。

どのように家畜や卵を生産しているのか

私たちは家畜に与える餌も、自分たちで製造しています。全粒を栽培し、それを地元の製造所に持って行き、ひいて粉にしてもらい、オリジナルにブレンドされた餌に混ぜます。家禽用の餌には、小麦や大豆、そして穀類は全く使っていません。今年の食肉鶏は200羽以下ですが、卵の出荷数は50羽の採卵鶏次第です。
私たちの卵や肉を試した人たちは、生涯私たちの製品を買い続けるのです。見た目、質感、味、栄養が他とは比べ物にならないと皆さんおっしゃります。また私たちのお客さんは動物福祉と人道的扱いを気にしているので、実際にファームに来て、どのように動物たちが扱われているのか目で見て確認するのです。

ファームでの生活

普通の人は私たちを過去からの非現実的な考えだと思うでしょう。しかし実際は私たちの家族であれ、日本の家族であれ、人はただ過去を見たいだけなのです。来る日も来る日も強いられる労働によって、ただ仕事に従事したくないだけなのです。
9時から5時という決まった労働時間や休日、休暇はなく、1日24時間、週7日献身的に飼育をするかしないか、どちらかなのです。多くの農家が仕事と収入の枠を超えて献身的に飼育をしているように、この種のファーム業というのもは趣味にはなり得ないのです。ファームには0か100どちらかの選択しかないのです。

生産・販売を通じて感じる喜びと難しさ

嬉しい点は、スーパーで名も知れず購入されるのとは違い、お客さんに直接会って、その人たちと友達でいられるところです。私たちのお客さんは時間をかけて、健康に良い食べ物の条件を満たしている私たちの製品を見つけてくれているのです。
難しい点は、病気のため健康に良い製品を探して私たちを見つけた人たちに会い、その人たちの痛みに共に耐えなければいけないところです。

鶏の調理方法アドバイス

製品の種類に関わらず、低温でゆっくり加熱し、絶対に調理しずぎないことがポイントで、この方法によってたんぱく質が保たれます。私たちのやり方で生産された肉と卵ほど、たんぱく質と健康に良い脂肪は他にないのです。

Kingsholm Farm(キングスホルム ファーム)
590 Crestview Road, Campbellford, ON K0L 1L0
ウェブサイト:www.kingsholmfarms.com

Dragonfly Farm

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オンタリオ州チャッツワース、グレー・カウンティの中心に広がる自然な牧草地にあるドラゴンフライファーム。子供ができないことを知り、人生に何か特別なものが必要だと考えたWilhelm夫妻が、有機物を使用し、持続的でかつ環境に優しく、家畜の命を尊重する方法で独自の牧場を創ろうと決め、2006年にドラゴンフライファームが誕生した。今回、奥さまのCindy Wilhelmさんにお話を伺った。

どのように家畜や卵を生産しているのか

私たちの牧場では、肉牛と一緒に七面鳥や鴨、鶏を放牧していて、いつ、何を食べるかは家畜たちの自由です。家畜は自由に好きな草や虫を食べることができ、有機穀物や新鮮な水、清潔な小屋は常に準備されています。また捕食動物からの安全も確保されてるため、家畜たちはストレスのない生活をすることができます。

オンタリオ州では鶏や七面鳥を売るためには、それらの割当てを購入しなくてはいけませんが、私たちはそれを購入していないので、年間鶏300羽と七面鳥50羽しか育てることができません。沢山の家畜を屋内で短期間で飼育している大規模農場に比べると費用はかかりますが、それでも家畜を放牧し、時間をかけて丁寧に育てることが大切だと私たちは考えています。

ファームの特徴

私たちはお客さんに直接販売する方法をとっています。独自の流通経路を確立し、私たちの理念に共感していただける会社との供給チェーンを築いています。通常の大規模農場とは違って、放牧農場は新鮮な草が茂る春、夏、秋に依存しています。草を食べて育った家畜の肉は脂肪分が50%少なく、身がしまっている上に、ビタミンE、ベータカロチン、ビタミンCをより多く含んでいます。また放牧により、肉の質感は良質で、時間をかけて育てているので、味にも特徴があります。

自身が育てた鶏の魅力

放牧で育った家畜の肉は脂肪酸、コレステロールが少なく、グルテンや小麦アレルギーで悩んでいる方にもリスクが少ないとされています。また、ガンの発生を促進させるといわれているフリーラジカルを最小限に抑えるCLA(共役リノール酸)を含んでいます。

ミネラルや塩、海藻を取らせるために、穀物と混ぜ合わせた食糧を与えています。これらの天然のサプリメントは健康にとても効果的です。 私たちが購入している全ての穀物は、グレイ・カウンティーの農家で有機栽培された物、もしくはオーガニック農場で仕入れた物です。

私たちの牧場では、可能な限り地元の農家や業者からえさや家畜などを仕入れています。肉の加工方法にもこだわっていて、厳選された食肉処理場で骨や軟骨といった不要な部分を全てカットした後の重さで肉を販売しています。通常ですと、みなさんが購入している肉には、こういった不要な部分が大体35~55%も含まれています。

ファームの1年

私たちは牛肉、豚肉、鶏肉、狩猟鳥を含む、二種類のCSA(地域支援型農業)を提供しています。秋家族CSAは4人家族の100回分の食事に必要な200パウンド(約90kg)分の試食用の肉を、秋に一度配給しています。牧場共有CSAは6ヶ月間、月に一度様々な肉の詰め合わせ20ポンドまたは30ポンド、40ポンドを配給しています。様々なサイズの試食用の牛肉や豚肉を提供し、個人の好みのサイズにカットすることも可能です。

自然の牧草に頼っているため、私たちの製品は季節に左右されます。牧草で育てた牛肉と豚肉は年中お買い求めいただけますが、中でも秋に手に入る肉が格別といえるでしょう。子羊や鶏肉は夏の終わりから秋にかけて、遅くても12月までお買い求めいただけます。

「Dragonfly Farm」という名前の由来

dragonflyfarm-02夫からプロポーズを受けたときに誓いのキスをして、その時にドラゴンフライ(トンボ)が私たちの顔と顔の間に飛んできて、円を描くようにして森の中へと消えて行ったのです。すぐに、それが神からの贈り物の証だと気付きました。2003年に結婚した後、そのお告げに従って2006年から今日に至るまで、ここに農家としています。ですから、このファームの名前は、私たち夫婦にとってとても特別なものなのです。


Dragonfly Farm(ドラゴンフライ ファーム)
216303 Concession Road 4, Chatsworth, ON N0H 1G0
ウェブサイ:www.dragonflyfarmstore.ca