マッサージ・セラピストが教える身体と健康 #29

ソチ五輪 金メダリスト羽生選手元専属のマッサージ・セラピストが教える身体と健康

aoshima-tadashi青嶋 正

RMT:カナダ公認マッサージセラピスト
ソチ五輪シーズン日本オリンピック委員会 日本スケート連盟の強化スタッフ


第29回「ストレッチをする為のストレッチ。」

普段からストレッチしているという人は多くいますが、「ストレッチが凄く効く」という話は、あまり聞きません。ナゼでしょう???それは、筋肉や関節のコンディションには個人差があるからです。一般に紹介されるストレッチは万人向けにデザインされているので、全ての人にピッタリ合うという訳にはいかないのです。

では、どうしたら良いか?と言うと。一般的なストレッチではアプローチされていない部分のストレッチを追加します。関節の周り、大きく強い筋肉、体の奥深くに存在する筋肉などに疲れが溜まるのがストレッチを効きにくくする主な原因です。

ここで筋肉の構造に付いて少し考えてみましょう。俗に言う筋肉という部分は筋肉繊維と、筋肉と骨を繋げる腱と、筋肉の表面を被う筋膜で構成されています。慢性的な疲れは腱の部分に溜る事が多いのです。この部分にアプローチするにはストレッチ動作の中で、筋肉繊維が最大限伸びた後に、やっと刺激が伝わるという事を理解しておく必要があります。(ゴムを引っ張っていき伸びきった点が、筋肉繊維が最大限に伸びた状態のイメージです。)

ストレッチ効果をあげるには、筋肉を伸ばした後に、連続した動作で腱を伸ばすという2段階の刺激が必要となります。ストレッチの動きの中で言うと、筋肉を徐々に伸ばしていき、伸びるのが止まった時点でさらに1分程ホールドするという動作です。この最後の1分を丁寧に的確に行うことにより、ストレッチ効果の増大(腱を緩める効果)が見込まれます。

又、もっと簡単な方法は、ストレッチしにくい筋肉や、腱を直接触って刺激する事です。

TAD’s 「ストレッチの為のストレッチ」

ここではアキレス腱を例に説明します。

①リラックスした状態でアキレス腱を掴んで足の外側に向けて押していき止まった位置で1分程ホールドします。
②次に同じ動作を反対の方向、足の内側に向けて押していき止まった位置で1分程ホールドします。
③アキレス腱の硬さには個人差があり、押してもほとんど動かない人から、初めからクニャクニャの人もいますが、同じ方法で緩めてください。
④アキレス腱が緩む=ふくらはぎが緩む=膝が緩む=腰が緩むという、ドミノ式効果が見込まれます。

sochi-hanyuu161001
sochi-hanyuu161002

又、TORJAで以前ご紹介した、ふくらはぎに効果のある、このコラムの第18回「波止場で海を眺める人+考える人」を組み合わせると一層効果的なのは言うまでもありません。

Facebook / Tadashi Tad Aoshima又はE-Mail : tadshiatsu@gmail.comよりご質問を受け付けております。


flow-shiatsu-clinic-logoFLOW SHIATSU CLINIC

720 Spadina Ave. Suite 507 スパダイナ駅徒歩2分
電話: 416-323-3700
テキスト: 647-828-0700
tadshiatsu@gmail.com
テキスト、E メールでのご予約をおすすめします。