海外でチャレンジするということ / トロントのカリスマ美容師 Hiroさん×シルクドゥソレイユVOLTA出演 ダブルダッチトップパフォーマー対談【前編】

今年4月に登場した、シルクドゥソレイユによる2017年最新作『VOLTA』。ダブルダッチやBMXなどダイナミックで迫力あるスポーツの要素を色濃く取り入れた本作には、なんと世界で名を馳せる日本人パフォーマーたちが活躍していることをご存知だろうか?

今回は演目の要となる「エリート」と呼ばれる役で、ダブルダッチのパフォーマンスを披露しているMASAさん、YABIっち!さん、Tomocoさん、JUNさん、Ryo-chinさんの5人が登場。

メンバーの皆さん


Hiro:今回登場いただくVOLTAメンバーの皆さんとは日頃から仲良くさせていただいてるのに、更にレストラン等でばったり会うことが多いので、何か不思議なご縁も感じています。先日もウチで一緒に飲んでたのに翌日、僕が別件で行った居酒屋で気付いたら、やはり偶然、MASAさんが後ろの席に座っていたりとか(笑)。

全員:(笑)。

MASA:僕とHiroさんの共通の友人を通して出会ったのが最初でしたよね。Ryo-chinとJUNと僕の三人でお会いして、そこからみんな仲良くさせてもらって。

Hiro:初めてお会いしたその日がたまたま僕の誕生日で、僕としては偶然のバースデープレゼントになりました(笑)。VOLTAは僕も二回拝見させていただいたのですが、シルクドゥソレイユのファンタジーさは残しつつ、ダブルダッチなど巧みなアクロバティックが加わっていて感動しました。同じ日本人がシルクドソレイユの舞台で活躍していると思うと誇らしいですね。そもそも皆さんはどうしてダブルダッチを始めたんですか?

Ryo-chin:高校までは陸上をやってたんですが、大学に入ってから何か違うことに挑戦したくて。全くの初心者で「何でできないんだろう」というところから入って行きました。

Tomoco:十二年間、本格的に新体操をやっていたのですが、体も痛めやすく続けるのは高校までと決めていたので、日体大に入った時から新体操を生かしてダブルダッチを始めたのがきっかけです。

JUN:僕は高校の文化祭のクラスの出し物で、ダブルダッチをやろうということになって。そこから地域のダブルダッチの集まりに参加するようになって徐々にハマっていきました。出し物の最初の選択肢にはバンブーダンスが上がっていたので、もしクラスメイトがそれを選んでいたらこの世界にいなかったかもしれません。

Hiro:それか別のどこかでバンブーダンスをしていたかもしれないということですよね。

JUN:はい(笑)。ダブルダッチを選んで本当に良かったです。

全員:(笑)。

YABIっち!:僕はもともとダンスをやってて、上京してダブルダッチをやってた先輩が自分たちの練習場所の横でダンスの練習をしてもいいよと言ってくれたんです。休憩時間などに一緒に飛ばせてもらえることがあって、そこから少しずつですね。

MASA:僕もYABIっち!と同じ沖縄出身で、もともとはバスケをやっていたんですが、上京して日体大で初めてダブルダッチを見て一目惚れしてしまいました。

初めて出会った時の一枚


Hiro:きっかけは皆違っていて面白いですね。それぞれ二つの違うチームで活躍されてたと思うんですが、今回はどのようにしてチーム結成を?

MASA:僕とYABIっち!が所属しているCAPLIOREというチームのメンバーでJOYAというメキシコのシルクドゥソレイユのショーに出ていた時に、VOLTAのキャスティング担当者がたまたまそのショーを見て、ぜひダブルダッチを入れたいとオファーしてくれたのが全ての始まりです。この演目には女性が必要だということでTomocoが新たに加わり、また日本のalttypeというチームにいたJUNとRyo-chinが加わり混合チームを結成しました。

Hiro:もともとは別々で活躍していたチームのメンバーが、VOLTAで一つになって作品作りをしてみていかがですか?

Ryo-chin:もともと僕がダブルダッチを0から始めた頃から、MASA兄とかはもうプロとして活躍していて「あ、こんな技があるんだ」とか「こんな風にしてショーを作るんだ」ということを研究させてもらっていたんです。大学時代の合宿では先生として教えてもらったこともありましたし、そういう憧れだった人たちと今チームを組めているというのは、すごいことだなと自分でも思います。シルクドゥソレイユのショーに出ることは自分の夢の一つでもありましたけど、こういう形でワールドツアーに参加させてもらえるとは予想してませんでした。毎日ありがたいですし、楽しいですね。

高度な技の数々が披露される


Tomoco:それぞれ所属しているCAPLIOREとalttypeという二つのグループで色が全く違いますし、私はチームの中で唯一の女性だったり、舞台をやっていたバックグラウンドがあるのでまた考え方が違ったりして、それらの要素が上手く組み合わさっていい効果が出ているのではないかと思いますね。今までにはない新しい、いいチームになっていると感じます。

Hiro:こんなことを聞いてしまうのは失礼かもしれないですけど、逆にそれが原因で意見の食い違いがあったり、ケンカしたりとかはありましたか?

Tomoco:…ありますよね?
JUN:はい。
全員:(笑)。

(聞き手・文章構成 TORJA編集部)


CAPLIORE(MASAさん、YABIっち!さん所属)

2004年、2006年にFISACロープスキッピング世界選手権大会での優勝をはじめとし、日本人初のダブルダッチギネス世界記録を取得。2011年にシルク・ドゥ・ソレイユのオーディションに合格して以来、世界各国のショーに出演。ダブルダッチ界を牽引するトップチーム。

alttype(JUNさん、Ryo-chinさん所属)

西日本で唯一のプロダブルダッチパフォーマンスチーム。ギネス世界記録を保持しており、数々の大会で優勝歴を持つ。世界的に有名なオーディション番組のアジア版『Asia’s Got Talent』ではセミファイナリストまで残るなど、ダブルダッチ界の精鋭が集まる。

虎姫一座(株式会社アミューズ所属)出身- Tomocoさん

新体操歴12年、オリンピック強化選手として活躍。ダブルダッチ歴6年、世界大会優勝経験あり。その後、虎姫一座のメンバーとして、歌、踊り、アクロバットありの舞台を、6年間休まず立ち続けた。学んできた事すべてを生かしてVOLTAに挑戦中。


Hiroさん

名古屋出身。日本国内のサロン数店舗を経て渡加。若い頃から憧れた、NYの有名サロンやVidal Sassoonからの誘いを断り、世界中に展開するサロンTONI&GUY(トロント店)へ就職。1年目から著名人の担当や撮影等も経験し、一躍トップスタイリストへ。その後、日本帰国や中米滞在を経て、再び、トロントのTONI&GUYへ復帰。クリエイティブディレクターとして活躍し、北米TOP10も受賞。2011年にsalon bespokeをオープン。今現在も、サロンワークを中心に著名人のヘア担当やセミナー講師としても活躍中。

salon bespoke Tel: 647-346-8468
130 Cumberland St. 2nd floor / salonbespoke.ca
PV: “Hiro salon bespoke”と動画検索