ダブルダッチや舞台パフォーマンスにかける想い / トロントのカリスマ美容師 Hiroさん×シルクドゥソレイユVOLTA出演 ダブルダッチトップパフォーマー対談【後編】

(左から)JUNさん、MASAさん、Hiroさん、Tomocoさん、YABIっち!さん、Ryo-chinさん


現在シルク・ドゥ・ソレイユにて活躍する、日本人ダブルダッチパフォーマー、MASAさん、YABIっち!さん、Tomocoさん、JUNさん、Ryo-chinさんの5人。

昨年トロントでの公演を全て終えた皆さんの舞台はアメリカへと移り、今も日々舞台に立ち続けている。皆さんをこれまで突き動かしてきた、そのダブルダッチや舞台パフォーマンスにかける想いとは一体どのようなものなのか。ともに一つの道を極めてきた美容師Hiroさんとの対談【後編】をお楽しみください。

Hiro:シルク・ドゥ・ソレイユには沢山の国から個性豊かな仲間たちが集まっているわけですが、周りからどんな刺激を受けられていますか?

JUN:海外の人だからもっとルーズなのかと勝手に想像してたのですが、自分たちのパフォーマンスに本当に真面目に、真剣に取組んでいるんですよ。それでいて、仕事と仕事じゃない時の差がものすごく激しい。ショーに対する集中力もすごいし、オフ時の遊びに対するパワーも半端ないですね。先日も日曜日の週の最後のショーが終わった瞬間に、裏でいきなり音楽をかけ始めてパーティーを始めてしまったり…(笑)。

Hiro:良い意味でオンとオフの切り替えが上手いんでしょうね。さて、シルク・ドゥ・ソレイユのダブルダッチパフォーマーとして日本を代表している皆さんですが、今後日本のダブルダッチ業界をどんな風に広げていきたいと思いますか?

MASA:日本の事は日本にいる人たちに任せていいんじゃないかなと。僕としてはこうして世界でショーをさせてもらっていて、僕らは毎日どれだけ満足できる演技をするかというところに集中して、あとは背中で見せられたらいいのかなと思っています。

Ryo-chin:僕は今まではずっと先輩の背中を追いかけてきた側だったんですけど、自分としてはいつかさらに一つ上のステップに進まなきゃいけないなっていう気持ちがあります。ゴールはないので、一つの目標にたどり着きましたで終われないというか。先輩たちがしてくださったように僕らの下の世代で頑張っている人たちをリードしたいので、少しずつそういうことを考えて動いていきたいという最中です。

YABIっち!:子供達や大人達に指導をしてきて、このままダブルダッチをずっと続けて活躍していくのはほんの一握りだろうと思う中で、このダブルダッチを経験した人にしか学べないことが絶対あると思うんですよ。チームワークだったり協調性だったり。今ダブルダッチを学んでいる人が、今後別の世界へ進んだとしても、ダブルダッチで学んだことを活かしてそれがあったから上に行けたっていう風になってほしいと思います。

劇中では頭の後ろにお面のついた「エリート」役を演じる


Tomoco:私がもともと続けていた新体操を辞めた理由には怪我以外に、日本では新体操で仕事をつかんで生きていけないっていうのがあったんです。でも今こうして振り返ってみて、VOLTAという世界の舞台に立てている。「こういうパフォーマンスも仕事にできるんだよ」っていうことを、ダブルダッチや新体操、その他色んな分野で頑張っている人たちに伝わればいいなと思います。

JUN:まだダブルダッチ自体が世界でもマイナースポーツなんですよね。アメリカと日本が多いくらいで。まずはメジャースポーツになっていてほしいので、世界各地を回っていく中で、たくさんの人にダブルダッチを知ってもらいたいです。

Hiro:言われてみれば、ダブルダッチは一番気軽に始められるスポーツかもしれないですよね。最後に読者へメッセージをお願いします。

MASA:日本から海外に出る人ってまだまだ少ないと思うんですよね。僕らも始めたばかりの頃にはこんな風に海外に行ってショーをさせてもらえるとは思ってもみなかったのですが、外に出るきっかけってなんでもいいと思うんです。ダメなら日本に帰ったっていいですし。視野を広げるためにどんどん外に出て挑戦して欲しいです。

JUN:僕自身、言語習得のために今はカナダ人と一緒に住んで、自分をあえて少し厳しい環境に追いやってるんですけど、海外にせっかく来ているので、日本人のコミュニティに固まってしまわずに、海外の人たちと交わって挑戦していってくれればと思います。

Tomoco:日本と違う文化の中で生活して、大変な事や辛い事はきっとあると思います。私も毎日そういう経験をしながら生きていて、でも海外の人と触れ合うことで新たな発見や視野が広がったりしているのを実感しています。私も頑張るので、皆さんも一緒に頑張りましょう!

先日、トロントの次の公演先、マイアミにて再会


YABIっち!:「周りを気にせず突き進め」ですね。誰に何を言われようと、自分が信じる道を突き進んでいってほしいと思います。

Ryo-chin:自分のやりたいことを諦めずにすることって大切だと、自分のこれまでを振り返って思います。普通なら選ばないよね、というような道だったとしても、チャンスは溢れていると思うので、継続は力なりだと思います。僕も頑張ります。

(聞き手・文章構成 TORJA編集部)


CAPLIORE(MASAさん、YABIっち!さん所属)

2004年、2006年にFISACロープスキッピング世界選手権大会での優勝をはじめとし、日本人初のダブルダッチギネス世界記録を取得。2011年にシルク・ドゥ・ソレイユのオーディションに合格して以来、世界各国のショーに出演。ダブルダッチ界を牽引するトップチーム。

alttype(JUNさん、Ryo-chinさん所属)

西日本で唯一のプロダブルダッチパフォーマンスチーム。ギネス世界記録を保持しており、数々の大会で優勝歴を持つ。世界的に有名なオーディション番組のアジア版『Asia’s Got Talent』ではセミファイナリストまで残るなど、ダブルダッチ界の精鋭が集まる。

虎姫一座(株式会社アミューズ所属)出身- Tomocoさん

新体操歴12年、オリンピック強化選手として活躍。ダブルダッチ歴6年、世界大会優勝経験あり。その後、虎姫一座のメンバーとして、歌、踊り、アクロバットありの舞台を、6年間休まず立ち続けた。学んできた事すべてを生かしてVOLTAに挑戦中。


Hiroさん

名古屋出身。日本国内のサロン数店舗を経て渡加。若い頃から憧れた、NYの有名サロンやVidal Sassoonからの誘いを断り、世界中に展開するサロンTONI&GUY(トロント店)へ就職。1年目から著名人の担当や撮影等も経験し、一躍トップスタイリストへ。その後、日本帰国や中米滞在を経て、再び、トロントのTONI&GUYへ復帰。クリエイティブディレクターとして活躍し、北米TOP10も受賞。2011年にsalon bespokeをオープン。今現在も、サロンワークを中心に著名人のヘア担当やセミナー講師としても活躍中。

salon bespoke Tel: 647-346-8468
130 Cumberland St. 2nd floor / salonbespoke.ca
PV: “Hiro salon bespoke”と動画検索