40歳の誕生日である2020年11月25日をめどに本格的にアメリカでの活動を表明!ウーマンラッシュアワー村本大輔さん 第4回(全4回企画)|Hiroの部屋

11月の帰国中には名古屋で再会

11月の帰国中には名古屋で再会

 四回に渡った連載インタビューも、今回で最終回。トロントでの独演会開催のきっかけとなった山田紗保さんとのエピソードなどを語ってもらう。

余裕がない人の悲痛な叫びが「炎上」

ヒロ: 今の日本では、ツイッターなどで「人を裁いてる」感が強いと思いますが、どう思われていますか?

村本: いつも思うのですが、なぜ怒りを他人に向けるのか、なぜ人の物語で自分を決めるのかと。いいところも悪いところもあるのに悪いところばっかりに注目してイライラしたり、認める認めないの二択だったり、意見に賛同してくれる友達を探しているような感じがします。
 日本人は世間の目を気にしていますよね。余裕がない人の悲痛な叫びが炎上につながるのだと感じています。「思い知らせてやろう」というか。
 
 先日もプロ野球選手が、信号のある横断歩道でなく少し離れた道路を横切っただけで通報され、球団が謝罪しました。僕は通報した奴に聞きたいですね、「君にとって盗塁ってなんやねん!」と。

日韓問題は国同士の争いではなく考え方の対立だと思う

ヒロ: 日頃から日韓問題や在日韓国・朝鮮人に対する差別について問題提起をされていますね。

村本: 僕が思うのは、喧嘩しているのは国と国とか人種・肌の色ではなく、考え方の問題だと思いますね。日韓両国の国内でも、2つのグループで喧嘩していますよね。日韓両国の関係が進展しようとしても反対派がいるから元に戻ってしまうというか…。
 
 あと思うのが日本人はよく謝っていますが、韓国人はどう思っているのかなと。僕自身もむかし先輩と口論になったときに、頭をつかまれて思わず「すいません」と言ったら、「思ってないよね、許してもらおうとしてるだけだよね」と言われました。
 
 日本人はよく謝罪会見を行いますが、許してほしいから謝っているように思います。あくまで自分のため、相手を想っていない。慰安婦の問題もそうですが、お金を渡して終わらせようとしてるだけだから「おまえら全然謝ってない」となるんですよね。

「I think」や「私はこう思う」という意見が大切

村本: ある沖縄の女の子は、友達同士で基地の話ができないから自分の考えを隠していると言っていました。変なことを言い出したという空気になると。僕は教えてあげたんです、アメリカとか海外はみんな自分の意見や支持しているものについて声を出してしゃべれるよと。

ヒロ: 今回の独演会も生々しかったですね。編集された画面上のトークではなく…。

村本: 反省すべきは普段の自分ではないかと思います。

 実際、舞台上で喋っているときに迷うときもあります。でもそんなときこそ、「今日のは一番良かった」と言われますね。迷ったことに共感したと…。今まで言ったことを台無しにという人が出てきてもいいんじゃないかと思いますね。

ヒロ: 最後に1年で2回もの独演会を開催した紗保さんに感想を伺いたいですね。

紗保: 村本さんの2018年の「THE MANZAI」で社会問題をテーマにした漫才がツイッターで話題になっていたので、ユーチューブで観ました。見事にお客さんにウケていたのですが、その社会問題を人ごとのように笑わせて終わらずに「笑って誤魔化すなよ」と締めていました。社会問題を見事に提起しつつ面白い漫才に仕上げていることに心を奪われました。

中央がトロントでの開催をオーガナイズした山田さん

中央がトロントでの開催をオーガナイズした山田さん

 村本さんはとにかく心優しい方です。涙もろいし、まっすぐで、ピュア。

 独演会の打ち上げでは、お客さんたちと在日韓国人や障害者の問題を涙ながらに語り合ったんです。

 一人の女性が、自身の在日韓国人のお母さんとの身の上話をしていたのですが、話を聞きながら村本さんは涙していました。女性のお母さんを思う気持ちに胸を打たれたそうで、「また怒りが湧いて来たよ」と話しておられました。

 この怒りが村本さんの原動力なのかと貴重な瞬間に立ち会えたと思います。

(聞き手・文章構成TORJA編集部)

村本大輔(むらもと だいすけ)さん

 1980年11月25日生まれ。吉本興業所属のお笑い芸人。

受賞歴
2009年 笑わん会第10回 優秀賞
2009年 第7回MBS新世代漫才アワード 第2位
2010年 第31回ABCお笑い新人グランプリ  審査員特別賞
2011年 第32回ABCお笑い新人グランプリ  最優秀新人賞
2011年 第43回NHK上方漫才コンテスト 優勝
2013年 THE MANZAI 2013 優勝 

Hiroさん

 名古屋出身。日本国内のサロン数店舗を経て渡加。NYの有名サロンやVidal Sassoonの就職チャンスを断り、世界中に展開するサロンTONI&GUY(トロント店)へ就職。ワーホリ時代から著名人の担当や撮影等も経験し、一躍トップスタイリストへ。その後、日本帰国や中米滞在を経て、再びトロントのTONI&GUYへ復帰し、北米TOP10も受賞。2011年にsalon bespokeをオープン。今もサロン勤務を中心に、著名人のヘア担当やセミナー講師としても活躍中。世界的ファッション誌“ELLE(カナダ版)”にも取材された。

salon bespoke

salon bespoke 130 Cumberland St 2F
647-346-8468 / salonbespoke.ca
Instagram: HAYASHI.HIRO
https://www.youtube.com/channel/UCOYcQSWMGI7qz156n2dFMXw