カナダからクルーズ船で訪れる「アラスカ」の人気観光都市 | H.I.S.オススメ オトナの旅

 アメリカ合衆国の最北端の州「アラスカ」。カナダや北極海と接し、アメリカの州内では最大の面積を誇る。さて「アラスカ」と言えば、どの都市が思い浮かぶだろうか?

 石油や天然ガスの採掘、そして金融や通信の中枢として知られる「アンカレッジ」が真っ先に思い浮かぶかもしれない。今回はその期待を裏切り、インサイドパッセージに位置する 州都「ジュノー」と他2都市を紹介したいと思う。

 まず最初に紹介するのは州都「ジュノー」。アラスカ州で最も美しい街と言われるこの街の中心部は、 ジュノー山とロバーツ山がそびえ立っている。絡み合った狭い路地はまるで迷路のようで、ゴールドラッシュ時代の遺物として残されている建物を目にすることが出来る。

 カナダ国境に近い「ジュノー」の人口は約3万人、アメリカで最も隔絶された州都だが、ダウンタウンは活気に満ちており、パブやレストラン、お土産屋さんがあり、前世紀の建物が並ぶ通りもあり、観光客で溢れている。氷河観察やホエール・ウォッチングスポットもダウンタウンから徒歩圏内にあるなど、観光地としても魅力的だ。

 次に案内する都市は「ケチカン」。最南部に位置する港湾都市で、クルーズ船の最初の寄港地となることが多い。1930年代から漁業が主な産業となり「サーモンのメッカ」と呼ばれていたほどだ。降水量も多い地域として有名で、滞在中雨に見舞われることも多い。ここのおすすめはやはり「ケチカン・クリーク」だ。川沿いには長い杭を打ち込んで建てられた家が並んでおり、お土産屋さんやカフェになっている。この川ではサケの遡上も見ることが出来るという。

 整備されているハイキングトレイルを進んでいくと、トーテムポールや原住民など開拓者の歴史的資料や写真が展示されている博物館に行きつく。そしてウォーターフロントは水辺から美しい景観を楽しむことができ、時間を忘れさせる都市だ。

 最後におすすめしたい都市は「スキャグウェイ」。「スキャグウェイ」近くのゴースト・タウンが、ゴールドラッシュの出発地点と言われている。この都市のハイライトの1つ「ホワイト・パス&ユーコン鉄道」では、ユーコン・ルートを進むと、ゴールドラッシュ時代の面影を楽しめ、美しく雄大な自然を見て、肌で感じることができる。

 また、ブロードウェイ沿いでは古典的な衣装を纏った住民らが行き交う街並みや歴史的な建物も見物だ。この歴史的な建物のほとんどが、国立公園局の管理下にある「クロンダイク国立歴史公園」の一部であるということにも驚かされる。

 ダウンタウンの名所であるビジターセンターは、木造の外観がユニークで、裏手には列車も飾られており写真撮影を楽しむ人で溢れている。多い時は住民の人口の10倍の訪問客が訪れるといい、まるで現代のゴールドラッシュ時代の面影を見ているようだ。

 この3都市へはクルーズ船を利用して訪れることができる。終日航海の日もあるが、乗客を楽しませるイベントも多く大人・子供問わず楽しむことが出来る。夏は子供連れの乗客が多く、館内の託児施設もしっかりしている。

 季節によってはアラスカ線ならではの氷河を見ることもできるというクルーズ船の旅。自然と歴史が融和する「アラスカ」に一度は足を運んでいただきたい。