カナダ最初の首都「キングストン」 | H.I.S.オススメ オトナの旅


 現在カナダの首都として知られているのはオタワだが、実はカナダ最初の首都はキングストンであったのは皆さんご存知だろうか?今回はそんな古都キングストンをご紹介したいと思う。トロントからはメガバスが運行しており所要時間は 約3時間、VIA鉄道を利用すると2時間程でアクセス可能だ。キングストンには高円宮殿下が留学されたことで有名であるQueen’s University、その他に軍事大学であるRoyal Military College(通称RMC)、 St. Lawrence Collegeと三つの大学が存在し、雰囲気は学生の街といったところである。町全体に田舎ならではのゆったりとした時間が流れており、都会の謙遜から離れてゆっくりしたいという方には最適な土地である。ダウンタウンにある多くの建物に石灰岩が使われていることから別名ライムストーン・シティーとしても知られている。

 そんなキングストン一番の観光スポットとなっているのが、サウザンアイランドクルーズである。名のごとく千個以上の島が浮かんでいる事からそのように名付けられた。またその名を聞いてサウザンドドレッシングを思い出した人も多いだろうが、まさにあのドレッシングの由来にもなっている。クルージングの一番の目玉となっているのがボルト城である。ボルト城は愛妻家であったルイーズ氏が奥さんの為に建てた大変立派なお屋敷で、船上から広がる景色はまるで映画のワンシーンかのよう。まさに一見の価値ありといったところである。


 さぁクルージングを満喫した後はガラリと雰囲気を変え、夏から秋のシーズン限定で開放されているKingston Penitentiaryに向かうとしよう。Kingston Penitentiaryとは1835年から2013年までの間、実際に凶悪犯の収容場として使われていたカナダで一番古い刑務所の一つなのだ。その当時使われていた様子が残る刑務所の内部を観光できることから一風変わった体験ができるスポットとして毎年人気である。


 また、世界遺産にも登録されているFort Henryは1812年から1814年の間で米英戦争が繰り広げられていた当時、イギリスの植民地であったカナダで英軍の駐屯地として利用されていた。現地では当時の状況を歴史の流れとともに解説してくれるガイド付きのツアーや、制服に身を包んだスタッフによるパレードなども開催されている。10月になると建物全体がハロウィン仕様に生まれ変わりホーンテッドハウスとして営業するのでシーズンによって全く異なった雰囲気を楽しめるのも人気の理由の一つとなっている。



 Fort Henryから車で10分程走るとキングストンの中心街に到着する。夏場は観光客が特に多く訪れ、週末のダウンタウンはイベントが目白押しである。夏場限定で毎週木曜日の夜はキングストン市庁舎の真裏に位置するマーケットスクエアで映画の野外観賞会も行われているので、木曜のダウンタウンは地元の人たちでも賑わう。毎週火、木、土曜日の朝8時30分~16時まで同場所でファーマーズマーケットも開催されており、オンタリオ州で最も歴史の長いマーケットとして知られている。


 お腹が空いたらダウンタウンにあるレストラン“Wooden Heads Gourmet Piazza”をおすすめしたい。レストラン名から分かるように、本格的なピザ窯で焼き上げられたピザが有名でワインの種類も豊富なので自分好みのワインが見つかる事間違いなし。夏場はパティオ席も用意されており、いつも混み合っている為予約をして行くのをオススメする。お腹を満たしたところで次に欲してくるのが甘いもの。Wooden Headsから40メートル程離れたところにあるアイスクリームのお店“White Mountain”は夏場限定で営業する人気店なのだ。自然素材にこだわって作られるアイスクリームはもちろん、店内で作られる自家製ワッフルコーンとの相性も抜群だ。

 キングストンには既にご紹介したKingston Penitentiary、Fort Henryを含め数多くの歴史的建造物が多く残っているため、町を歩けば趣深い雰囲気を感じることができる。まさカナダのルーツを辿りながら観光するのには最適な場所といったところではないだろうか。