トロントからバスで14時間!アメリカの首都「ワシントンDC」 | H.I.S.オススメ オトナの旅

 トロントからバスで14時間。途中、バッファローで入国審査のために降りたが、その後は休憩することもなくひたすらアメリカの地を南下し、やっと辿りついたアメリカの首都「ワシントンDC」。

 トロントから人気の旅行地のニューヨークやシカゴ、フロリダとはまた違った、落ち着いた雰囲気が漂っているこの街はアメリカの政治の中心地であり、大統領が住んでいるホワイトハウス、国会議事堂や国防総省の本庁舎ペンタゴンもある。今回私が一番楽しみにしているのはスミソニアン博物館。

 トロントはまだ雪の残る春先。ワシントンは意外なほど暖かく、日本で観るような満開の桜を楽しむことが出来た。後日聞いた話だが、これらの桜は100年以上も前に日本から贈られたものらしい。毎年桜の開花の時期に合わせて全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)が行われる。アメリカの建築物と日本の桜が融合した景色は日本で観るそれとはまた違って風情があって感慨深い。

 街の中心のバスセンター(ユニオン駅)からまず向かうのはリンカーン記念館。定番スポットだが、ワシントンに来たからには第16代アメリカ大統領のリンカーン像はみておかなくては。予想通り観光客で溢れていた。写真を撮ろうにも像が大きすぎてなかなか全体像を撮ることができず、よくわからない写真になってしまった(笑)。

 その後向かったのはナショナルモール。リンカーン記念像を背中に、遠くに見えてくるのが子供の頃に観た映画『フォレストガンプ』にも登場するワシントン記念塔。プールの中でのジェニーとガンプの再会のシーンを思い出しながら、遅いランチを食べながら休憩。ここは市民の憩いの場。ランニングをしたり、のんびりとヨガをしたり、思い思いに時間を過ごしている。ナショナルモールはホワイトハウスや国会議事堂、記念碑などが混在する大きな公園で、歩いてまわるのは大変なので数日かけて回ることをおすすめする。

 2日目は博物館巡り。スミソニアン博物館群はワシントンの街中に点在する世界最大の博物館群。それぞれの専門分野に特化しており規模がとにかく大きい。公式ホームページによると、全ての収集物を集めると1億4千万点に及ぶらしい。しかも入場は特に記載がない限りは全て無料である。私は国立自然史博物館、国立郵便博物館、国立美術館を1日で廻ったがそれでもかなり駆け足であった。

 最終日は昼のフライトでワシントンDCからトロントへ戻る予定だったが、空港に着くとフライトが欠航になっているとのアナウンスがあった。

 昼から夜のフライトへ変更となったので、それならばと、空港近くにある国立航空宇宙博物館(別館)へ行ってみることにした。ダウンタウンからは遠いため、今回は行けないと思っていたこの博物館。ダレス国際空港からはバスで約15分。もちろん入場無料。旅行にトラブルは付き物だと思っているが、ここまで嬉しいトラブルはなかったと思うぐらい良い意味で予想外の出来事であった。

 特にゼロ戦、コンコルド、実際に宇宙へ行ったスペースシャトル『ディスカバリー』など、世界中の航空機マニアの方から全く知識のない私のような観光客まで楽しめるこの博物館は、私の今回の旅行で一番良かったと思える博物館であった。

 ワシントンDCは徒歩でも廻れる観光名所が至るところにあるが、地下鉄やバスも便利。地下鉄駅はかなり大きく、全体的に新しい印象だった。碁盤の目のように計画的に作られたこの街は初めて訪れてもかなり分かりやすいだろう。トロントから飛行機だと1時間半。便利なシティー空港(ビリービショップ)からもポーターエアーで一日3便直行便が就航している。次の旅行先の検討リストに加えてみてはいかがだろうか。