Provincial Nominee Program|カナダで永住権! トロント発信の移民・結婚・就労ビザ情報

 今月はProvincial Nominee Program (“PNP”) に関する新情報についてお話致します。

Ontario州

 11月9日付にて、Ontario Immigrant Nominee Programは2018年度の受け入れ件数に達したとの発表がありました。今年は合計で6,600件に対して招待状を発行したとのことです。この数はカナダでも最大のPNP受け入れ件数であり、昨年の6,000件を600件上回る数でした。移民局によると来年2019年は、カナダ全体でのPNP受け入れ件数合計が、5万5000件から6万1000件に増加されるとのことです。従ってOntario州の受け入れ件数も更に増加になると見られています。

 現時点でMaster’s Graduate Stream以外のカテゴリーであれば新しいケースも2019年枠として受け入れているとのことです。

Manitoba州

 既にBusiness Immigration Stream、Skilled Worker in Manitoba Stream、Skilled Worker Overseas StreamがManitoba州のPNPには存在していますが、今回新しく「International Education Stream」というカテゴリーがスタートしました。外国人にとって、このカテゴリーには次の3つのサブカテゴリーがあります。それぞれのプログラムの概要も併せてご参照ください。

・The Graduate Internship Pathway
Manitoba州にてMaster或いはDoctoral Degree Programを過去3年間に修了した人で、申請時にManitoba州に滞在している人を対象にしたプログラム。Job Offerは不要です。

・Student Entrepreneur Pathway
Manitoba州のPost-secondary Institutionにて最低でも2年間のプログラムを卒業し、Manitoba州にて起業したい人(年間20名まで)を対象にしたプログラムです。

・Career Employment Pathway
Manitoba州のPost-secondary Institutionにて最低でも3年間のプログラムを卒業し、In-Demand Occupations Listに記載のあるManitoba州の職種にて1年間のJob Offerを得ている人を対象にしたプログラム。

Alberta州

 11月1日付にて、Alberta Opportunity Streamにおける次の申請条件の訂正を発表しました。

・6月14日、あるいはそれ以降に申請したケースに関しては家族の最低収入額の条件が無効となりました。但し州が定める最低賃金が支払われていること、あるいはLMIAに記載がある時給或いはそれ以上支払われていることという条件は引き続き審査の対象となります。

・NOC Skill Level C或いはDの職種に関する言語テストの結果はCLB 4のままであるとし、CLB 5に変更となることはありません。ただし、NOC Skill Level 0, A或いはBの職種に関する言語テストの結果は2019年12月31日まではCLB 4、2020年1月1日以降はCLB 5に変更となります。

New Brunswick州

 高齢化などに伴い、2026年までに11万人以上の労働者がNew Brunswick州からいなくなると予測されています。労働者不足を補うためには、移民を積極的に受け入れる姿勢が必要であるとの結果が出ており、もし補えない場合、高齢者が最も必要としているヘルスケアなどのベネフィットが消費税で賄えなくなるという別の問題が発生するであろうと言われています。
 現在、年間約1,000人の移民が受け入れられていますが、最低でもこの数を3,000人に増加する必要があるとの見方を政府は示しています。従って今後New Brunswick州は新しいPNP Streamを発表し、移民申請者の増加を促していくようです。

カナダ国としてのPNP移民受け入れ目標

 1996年に発足したPNPですが、現在ではカナダ全体の移民者の人数の3割以上を占めています。
 近年、政府が発表しているPNPの移民受け入れ目標件数は増加しています。2018年度は5万5800件、今後も年間6,000件程度増加し続け、2021年度までには年間7万1300件の受け入れを予定しています。カナダ政府としては、PNPプログラムを引き続き充実していくことで、移民者が大都市(Toronto, Ontario, Montreal, Quebec, Vancouver, British Columbia など)ではなく、地方にもまんべんなく居住を構えることを目標としています。

PNP移民申請について軽い気持ちで考えないこと

 PNP移民申請の審査において(申請条件を満たしているということは最低限として)一番重要視されるのは、申請者がその州とどのような特別な結びつきがあるか、また移民してからもしっかりとその州で暮らしていくという意志があるのかということです。学校を卒業した、就労している、家族がその州に住んでいる、など様々な要素が挙げられますが、安易に申請条件のみを見てその州に「引っ越ししてPNP申請をしよう」とは思わず、しっかりとプランニングを立てることをお勧め致します。


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川喜多 綾

カナダ政府公認移民コンサルタント
Aya K. Immigration Services Inc.代表

移民法以外にも様々な法律を学んだ後、有名移民弁護士事務所にて実務を学ぶ。移民コンサルタントとしての国家資格取得後、2009年に起 業。お客様とご相談しながら、ビザや移民取得に向けたプランを提案。個人のみならず、大手日系法人のクライアントも多い。

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