CHALLENGE – 江口 一則さん
バンクーバーそしてトロントで大繁盛店を展開するZakkushiグループ。その企業の一員として現場から成長を支えるキーマンが新しい環境で常にチャレンジしてきたモットーとは。江口 一則さん
全店舗で下積みをしながら、現場で英語を覚え、まだカナダで焼き鳥が認知されていないときから「日本のWASHOKU文化を世界に広げる」という使命を胸に、新しい環境でもチャレンジしてきた江口さんに現場目線のチャレンジを聞いた。
■ 日本の時から飲食業界で現場の経験が長い江口さんですが、バンクーバーに来たきっかけや来加後のチャレンジを教えてください。
日本では2001年にZakkushiグループとパートナーシップの関係にあるKUURAKUグループに入社しました。入社動機は飲食をするのが好きなことと、当時は音楽をやっており、拠点を都内に移すタイミングであったこと、そして生活費を稼ぐためでした。入社後は、焼き鳥の基本、店舗運営や人とのかかわりあい、多店舗化などビジネスの流れを実体験を通して見ることができました。
カナダへ来るきっかけとなったのは、KUURAKUグループで出会い、先に渡加していたZakkushiグループのジェネラルマネージャーの玉那覇さんから、当時はまだ成長段階にあったバンクーバー“ZAKKUSHI”をさらに大きく発展させるためにバンクーバーに渡って一緒に頑張ってほしいとお誘いをいただき、その言葉にとても共感したことが大きな理由です。
来加後、2009年ZAKKUSHIグループへ入社しました。バンクーバー時代は、全店舗で下積みから働き、現場で英語を覚え、今思えば現地先輩社員に必死に食らいつきながらやっていました。日本での経験もありますが、もちろんギャップもあり順風満帆とはいえませんでした。焼き鳥も今でこそここカナダでも多くの方々に理解をされておりますが、当時は小さい串と備長炭での炭火焼きの美味しさを伝え、理解をしていただくのに必死な毎日でした。
逆に使命は「日本のWASHOKU文化を世界に広げる」と明確だったので、無我夢中でやりがいをもって働くことができ、店長経験を通し、海外での店舗運営の基盤を学ぶとともに築くことができました。
■ バンクーバーで大きく成長した江口さんがトロントのエリアマネージャーとして赴任し、取り組んでいることを教えてください。
弊社は、2012年にトロント進出店となる“ZAKKUSHI on Carlton”がオープン、2013年には「ramen Raijin」のテイクオーバーなど、企業としての新しい展開があり、さらに2014年に「SUSHI BAR すしや」のオープンという積極的な拡大に合わせて、トロントに移ってきました。
現場での経験を活かし、焼き鳥居酒屋、ラーメン、寿司といった多業種の各店のマネジメント、社員の営業サポート、仕入れ、各店の現場を密に繋げる店舗イベント等のサポートなどを担当しています。さらに日本食レストランを中心としたプロジェクト・イベントの参加や、昨年からは女子レスリングの山本美憂選手のサポート企画などを手掛けています。
今後もZAKKUSHIグループだけにとどまらず、関わって頂ける多くの方々と様々な取り組みにチャレンジしていきたいと思っています。
■ 日本→バンクーバー→トロントと新しい環境でチャレンジする中で江口さんが常に思っていることやモットーなどを教えてください。
「変化は進化」。企業、そして店舗運営に一定はないと思っています。時代や文化、また国や人々の変化の中で、自分自身が変化を拒んでいては何も変わらないと思っています。幸いにも私が籍を置くZAKKUSHIグループは常に変化と進化を遂げている企業ですので、その中で学び経験できること、仲間と共に働け、切磋琢磨できることに感謝と誇りを持って日々チャレンジしています。
■ バンクーバーそしてトロントでも大繁盛店を展開する貴社ですが、成長を支えるキーマンとして今後のチャレンジを教えてください。
私自身はまだまだ若輩者です。ZAKKUSHIグループそしてパートナーの皆様、関係者の方々から日々多くの気づきと学びを頂いております。そういった方々に恩返しできるよう、まずは各店そして会社をさらなる高みへ、日本の飲食業界のみならず、日本文化全体をトロントの皆さまと盛り上げていけるよう頑張っていきます!
ZAKKUSHI GROUPでは現在トロントおよびバンクーバーで積極的に人材を募集中。成長の場や活躍できる環境を求める人はこちらまで。 www.zakkushi.com/recruit
江口一則(えぐち かずのり)
千葉県出身。日本で9年間の焼き鳥屋含む飲食店で経験を積み、2009年よりカナダバンクーバーのざっ串グループへ入社。バンクーバーではシェフ、マネージャー、マーケティング兼任後、2014年にトロント・エリアマネージャーに就任。
その他インタビュー記事は以下リンクより確認できます。
林 弘和さん torja.ca/interview/challenge-hirokazu-hayashi
佐伯 徹郎さん torja.ca/interview/challenge-tetsuro-saeki
姜 裕子さん torja.ca/interview/challenge-yuko-kan
水谷 奈々子さん torja.ca/special/challenge-nanako-mizutani
横山 明日香さん torja.ca/interview/challenge-asuka-yokoyama
加藤 秀治さん torja.ca/interview/challenge-shuji-kato