Guu Izakayaがクイーン・ウエストにオープン

7年前、まだ夜はあまり治安も良くないと言われたChurch Stにバンクーバーの人気居酒屋Guu(フランチャイズ)がオープンした。真冬にもかかわらず、連日大行列の嵐でお店は想像を超える大盛況。この繁盛ぶりがここ数年のトロントの居酒屋ブームの火付けとなり、数多くの居酒屋やラーメン店などが出店し、トロントに日本食ブームが起きたことは記憶に新しい。
当時トロント出店に際してバンクーバーから送り込まれ、大繁盛店を築き上げた二人が、今回の主人公である小笠原克さんと杉本夏彦さんだ。彼らは、扉を開ければそこはリトルトーキョーというコンセプトをもとに、溢れんばかりの元気と威勢のある掛け声、常に大賑わいのお祭りムードの店内、そして当時トロントでは新鮮だった創作居酒屋料理など、オペレーションでも数多くの話題とファンを作っていった。
数年が過ぎ、昨年トロントでのフランチャイズ権の更新が未成立となり、Guuブランドはいったんトロントの街から消えることとなった。時を同じくして、小笠原さんと杉本さんの二人は、独立を決意。再びGuuをトロントにオープンしようと二人で起業し、数ヶ月以上に渡る物件探しなど数々の苦労を経て、ついにこの7月7日にQueen St W×Dufferin St近くにGuuを再オープンさせた。
今回編集部ではオープンしたばかりの同店を訪れ、念願の独立そしてGuuトロントの復活という夢を果たした小笠原さんに直撃インタビューを敢行した。

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Guuトロントの再オープンおめでとうございます。今のお気持ちや夢だった独立のきっかけについてお聞かせください。

本当はもっと早くオープンしたかったのですが、なかなか良い物件が見つからず、時間がかかってしまいました。でもようやく自分たちの夢である独立ができたので、とても嬉しく思っています。独立は夢でもあったのでタイミングを見計らいながらずっと考えていました。トロントでお世話になっていた会社では、規模が小さい内は自分たちでやれることも多かったのですが、だんだん大きくなり、組織として動かなければならないことも多く、寂しい思いをすることやアグレッシブさに欠けてしまうことも増え、自分自身がおもしろさを感じることが少なくなってきている中での機会だったので、ふんぎりをつけることができました。こじんまりしていることが全て良いとは思わないですが、目の行き届く現場の中で力を発揮したいという思いと、自分達が育ったGuuブランドをトロントから消したくないという強い思いが独立を後押ししてくれた感じです。

7年前にオープンしたGuuと今回作り上げたGuuとの違いや新コンセプトは何でしょうか?

オープンにあたり居酒屋らしさは必ず提供したいという思いと、Guuらしさであるオープンキッチンを取り入れようと決めました。以前のお店よりは少し落ち着いた感じの居酒屋にしたいと思い、Barの雰囲気がありつつ、そこに日本を感じてもらえるようなエッセンスも組み込みました。

新しいGuuを作る過程で、こだわったことを教えてください。

今回は物件選びから、コンセプトや店内素材まで、すべて自分たちで行いました。コンセプトのオープンキッチンのカウンターバーには、カナダの象徴であるメープルの木を使いました。現在印刷中のメニューも本物のメープルの木に印字されたメニュー表にしたり、刺身盛りに使う皿も現在日本で注目されている階段盛りと呼ばれる盛り皿にし、そこにもメープルの木を使い、一つずつ自分たちで木を削り、ニスを塗ってと手作りで仕上げました。また以前のお店同様にトイレにもこだわり、タイル貼りや木を活かした雰囲気づくりなど、改装作業を自分達でやり遂げました。店内とトイレの音楽を変えたり、他にもこだわりはたくさんあるのですが、一言でいうと、DIY=Do It Yourselfです。自分たちで出来ることは自分たちでやり、作りたいお店に自分達の持てる力を全て注ぎました。
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編集部注: 当時の状況は連載コラムに詳しく書かれている。torja.ca/gourmet/toronto-izakaya-07/

Guuという存在は小笠原さんにとってどんな存在でしょうか?

僕もナツさん(共同経営者の杉本さん)も、Guuに育てられたという思いをずっと持っていますし、自分の子どものような存在のGuuブランドを無くしたくなかったという気持ちです。バンクーバーでGuuを創業した現会長である北原さんに、トロントでGuuをもう一度自分たちの手で復活させたいとお話した時は、本当に喜んでくれました。北原会長は僕達にとっては、カナダの父親のような存在で、今回の独立には多大なサポートをしてくださり、オープンの日には「体に気をつけて頑張れよ」と優しい言葉もかけていただきました。

TORJA読者のみなさんにメッセージをお願いします。

以前のGuuとは少し変わった雰囲気になっていますが、より落ち着いて、食事やお酒を楽しんで召し上がって頂けるようになったと思います。「居酒屋といえばやっぱりGuu」と言っていただけるようにあらためて頑張っていきたいと思っていますので、是非皆様ご来店いただければと思います。これからも応援よろしくお願いいたします。
人気の焼うどんや牡蠣マヨネーズ焼きなどGuuの定番メニューはもちろん、毎日10品程度のスペシャルメニューも用意しており、日本人にとっても懐かしい居酒屋料理から、創作性溢れる料理が幅広く楽しめる。私たちが食べた低温調理された牛タンやスモークチキンのサラダは、しっとりとした味わいと風味が醸し出された、お酒に合う一品としてオススメだ。ドリンクも今日本で人気のザクロ酢を使った「ザクロ酢サンライズ」や、キュウリを使用した「キューリー夫人」などユーモアとオリジナリティを兼ね揃えたカクテルメニューが充実している。
Guuブランドをずっと支え続けてきた小笠原さんと杉本さんが意を決して独立をし、再びトロントの街で産声をあげたGuu。今までもそうであったように、お店の扉を開けるたびに、数々のこだわりでワクワクドキドキと元気を僕らに与え続けてくれる、そんなお店になることを期待したい。

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1 GUUオリジナルレシピの焼うどん / 2 カナディアンに大人気の醤油ラーメン / 3 日本のトレンドを活かした階段盛りはメープルの木材を使用 / 4 編集部おすすめ、ザクロ酢を使ったカクテル、ザクロ酢サンライズ / 5 扉の向こうに何があるかワクワクしそうな門構え / 6 全て手作り、こだわりの女子トイレ / 7 オープンキッチンなのでBarカウンターで一人でも楽しめる / 8 居酒屋らしい定番メニューとスペシャルメニューでGUUらしさを演出 / 9 スモークチキンのサラダはしっとりとしたササミとさっぱりとした野菜のシャキシャキがベストマッチ / 10 大人数でも楽しめる大テーブル

Guu Izakaya

1314 Queen St W
www.guu-izakaya.com
Tel: 647-351-1314
Facebook: Guu Izakaya Toronto
Instagram: GuuIzakayaTO
Twitter: GuuIzakayaTO