カナダで働く日本人たち 第12回目 志垣千春さん 双日カナダ社


「カナダで働きたい・キャリアアップ転職をしたい」−−。そんな思いを抱いてカナダへ渡航した、またはこれから渡航しようと考えている人は多い。この企画はパソナカナダ協力の元、カナダで働く日本人を紹介し、彼らのキャリアや現在の仕事内容、さらにその職場を選んだ決め手など紹介することによって、カナダにおける就職・転職活動を考えるみなさんの手助けとなることを期待したい。

第12回目となる今回は、総合商社として自動車やプラント、エネルギー、化学品、食料など多岐にわたる分野において物品の販売や貿易業をはじめ、国内外で多角的事業を展開する双日カナダ社で管理事務として働く志垣千春さんにお話を伺った。

■ これまでのキャリア形成を教えてください

日本で高校を卒業後、バンクーバーのカレッジでインターナショナルビジネスを専攻し貿易関連の知識やビジネスの基礎を学びました。その後一時は日本に帰国しホテルに就職しサービス業を経験。また2006年にはワーキングホリデーを使ってバンクーバーに戻り、ビザが切れた後は日本のIT企業でエグゼクティブアシスタントとして働きました。

2009年に結婚を機にトロントに住み始めてからは、TD Bankやローカルの企業で管理事務として勤めていました。子どもの出産・育児休暇が終了し少し経った頃、仕事を再開しようと決意した時にたまたまTORJAに載っていたパソナの記事を見つけ、それからパソナに派遣登録をして、去年の7月から双日カナダ社で働かせていただくようになりました。

■ 仕事内容を教えてください

主に事務、また双日社が取扱う化学品の注文の受注から日本への発注、また納品までの間、お客様とのやり取りなどを担当させていただいています。その他、航空機部門では日本にある本社ともやり取りをし、インボイスなど書類の作成から計上のサポートなどを担当しています。細かい書類作成業務があり、初めは戸惑うこともありましたが、周りの皆さんのサポートを受け徐々に慣れていくことができました。

■ パソナに登録されてみて、サポートやカウンセリングはいかがでしたか?

家族とのプライベートの時間も大切にしたいという思いから、パートタイムの仕事を探していましたが、ダウンタウンロケーションだと数が限られてしまうとのことで、あまり的を狭めすぎないようにフルタイムの仕事も含め、私の持っているスキルにあった求人を幅広く紹介していただきました。連絡などやりとりがスムーズでストレスなく職探しができ、最終的には商社という新しい分野で、勤務条件などがうまく私の希望とマッチした仕事が見つかり良かったです。

■ 今後の目標やキャリアの展望を教えてください

一年働いて、初めは子どもの手が掛からなくなるまでパートタイムで働きたいと思っていたのですが、このままずっと働いてもいいかもと思うこともあります。今後も柔軟に働き方は考えていきたいです。また、会計の勉強をしてみたいと感じています。カレッジの時には少ししか勉強したことがなかったので、今後会計スキルがもっと役立つ時が来るのではと考えています。

■ 志垣さんと同じような境遇の中、カナダでキャリアを築いていこうと考えていらっしゃる方へ何かアドバイスをお願いします

仕事を見つける!と決めたら、まずは子供のデイケアを探すなど何か一つ行動してみることです。そこの一歩がなかなか踏み出せない人も多いとは思いますが、何かを始めれば他のものも必然的に上手く回っていくのではと思います。カナダでの経験がまだ浅い方であれば、現地の企業だけではなく日系企業など視野を広くして職を探し、まずは経験を積むのも良いと思います。また私の場合は育児休暇などでブランクが空いてしまうのも怖かったのですが、主人の後押しもあり、パートタイムではありますがまた仕事をすることができてとても幸せです。そのような家族や周りからのサポートも大切なのかもしれません。

志垣さんの上司に伺いました。志垣さんって、こんな人!


浅野弘さん:まずは英語でしっかりとやりとりができる方、そして細かい点に気付き、積極的に仕事をしてくれる方を探していました。志垣さんの英語がネイティブレベルであることと日系の会社なので日本語も話せる点や、商品管理などを安心して任せられるしっかりとした方だなという印象を受けたのも採用の決め手となりました。小さなオフィスですので、志垣さんの明るいパーソナリティはオフィスの雰囲気も良くしてくれます。将来的には一人でお客様とのビジネスを任せられるような人材になっていってくれるよう期待しています。