さやか音楽教室をオープン!森田清香さん インタビュー [トロントで夢をカタチに…]

“世界共通言語”である音楽を、みんなが楽しく学べる音楽教室にしたい

幼い頃よりピアノを演奏し、長年ピアノ教師を務めてきたという森田清香さんが、昨年の秋、JCCC(日系文化会館)2階にさやか音楽教室をオープン!生徒さんへの愛が溢れる森田さんの、ピアノと音楽を通してみんなに伝えたいものとは。

◆ 森田さんがカナダに来てピアノの先生になるまでの経緯を教えてください。

3歳の頃よりピアノのレッスンを始め、最初はグループレッスンで音楽やピアノ演奏の楽しさに目覚め、小学校に入ってからは個人レッスンを受けるようになりました。大学進学前には音大へ進学しピアニストになろうかとも考えたのですが、プロの道でピアノを演奏するというよりは、ただただ心から楽しんでピアノを弾き続けたい気持ちがあったため、結果としては音楽系ではない大学を選択することにしました。音楽の道には進まなかったものの、大学在学中も自身のレッスンを続けながらピアノを近所の子ども達に教えたりと、ピアノを辞めることはありませんでした。

その後は就職し企業で働いたりもしましたが、学生時代からの憧れであった海外への想いが募り、英語を勉強したい気持ちからカナダへ来ることを決意しました。もともとフランス作曲家の曲が大好きで、フランス文化に憧れがあり、大学でもフランス語を勉強していたので、第二言語がフランス語であるカナダは私にとって非常に魅力的だったのです。

しかしカナダに来ても、すぐには英語が話せず大変でしたが、トロントでピアノを弾く機会に恵まれて音楽によって色々な人と繋がりが始まり、また本格的にピアノの先生を始めることになりました。そして、音楽は「世界共通語」だということを実感しました。

左:教室の様子 右上:日本語で書かれた教科書も取り入れている 右下:壁には生徒さんが理解しやすくなるような工夫が

◆ 昨年9月からJCCC(日系文化会館)で教室をオープンされたそうですが、どのようなきっかけだったのでしょうか?

もともとは自宅に教室を構えてピアノを教えていたのですが、オーナーさんの意向で家を売りに出されてしまうということで、必然的に家も教室も新たな場所を探さなければいけなくなってしまいました。いろんな場所を探しまわっていたのですがなかなか良い場所が見つからずにいた頃、元生徒さんのご両親がJCCCの中で教室を開くのはどうかと勧めてくださったのが始まりです。

壁を作って二つの教室を設けたり、防音工事を施して現在の教室の姿になりました。カナダという地で日本のコミュニティの方々に助けていただき、今こうしてピアノを教えられていると思うと本当にありがたいですし、日本人である私がこのJCCCで教室を開講しているので、やはり日本の伝統的な音楽などもレッスンを通じて子ども達に知っていただけたらと思います。

◆ 現在は主にどのような方を対象にレッスンをされているのですか?

3〜4歳のお子様から大人の方まで、幅広い年齢層の方にレッスンを楽しんでもらっています。中には小さい時から教室にずっと通い続けてくださり、現在は高校生になる生徒さんもいらっしゃいます。また、楽器を演奏する上では小さい頃からの耳づくりや指の感覚づくりも大切だと実感しているので、今後はリトミックやわらべ歌、手遊びなどを取り入れた幼児グループレッスンも開講します。毎週火曜・木曜の午前10時〜のレッスンでは赤ちゃんも参加していただけます。「音楽は難しい」という概念をなくし、集中力や、自然の音・楽器の音を美しいと感じられる心の豊かさを養ってほしいですね。

一人一人丁寧に教えます

◆ ピアノの指導をされる中で、大切にしていることを教えてください。

一番は楽しんでピアノを弾いてもらうことです。そのために、一人一人に合った指導の仕方や、基礎練習だけでなく生徒の皆さんが自ら弾きたいという曲を練習してもらえるように心がけています。自分自身も長年ピアノを続けていく中で、「先生との出会い」の大切さを感じてきましたし、練習の途中で辛くなったり、諦めそうになった時がありました。

でも、もしそこで自分の好きな曲を練習できたり、先生が優しく指導してくれたら、きっとまたピアノを続けるための原動力になってくれるのではないかと思うのです。みんなにある才能の芽を摘んでしまわないよう、いかに育てていくかという点は非常に大切だと感じますね。

発表会などでは森田さん自身が演奏することも

◆ カナダでピアノを教え始めて13年になるという森田さんですが、この仕事をしていてよかったと感じる時はいつですか?

一つは年に2回行っている発表会の時ですね。その日のために一生懸命練習を重ねて、例え本番で手が震えてしまったり、途中で失敗してしまっても最後までピアノを演奏しきった生徒さんの姿を見るたびに、「本当によく頑張ったね」と幸せな気持ちになります。あとは、レッスン中に「こんなことができるようになったよ!」と練習の成果を報告してくれたり、今日の出来事やご家族のことなども話してくれる時です。

私が日本でピアノを習っていた時はやはり先生との間に少し壁のようなものがあったかと感じますが、こちらではそういったものがいい意味であまりないのかもしれません。生徒の皆さんにとって私がピアノの先生以上の存在になれているのかなと思うと、とても嬉しいです。

◆ ピアノの教室を続けていく中で、森田さんの今後の目標などをお聞かせください。

私は今までピアノをずっと教えてきましたが、やはり子ども達の好きな楽器や、その人に合った楽器というものは一人一人違うと思います。音楽の素晴らしさを伝えていく上で、将来的にはピアノだけではなく、いろんな楽器を使って音楽を学べるような、そんな教室へと発展していきたいと考えています。

発表会後はみんなが笑顔に


発表会の司会もこなす森田さん

中には弾き語りを発表する生徒さんもいる

◆ 最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。

世界中のどこに行っても音楽は人と人が繋がれる「世界共通言語」だと思うので、もっとたくさんの方達に生涯を通して音楽に触れていただきたいです。私も生徒の皆さんが心から音楽を楽しんで、そして何年経ってもずっと音楽を続けられるようにサポートしていきたいと思います。



教室の外観

さやか音楽教室

JCCC(日系文化会館)2階 272号室
6 Garamond Court, Toronto, Ontario, M3C 1Z5
レッスン日: 火曜日〜日曜日
※詳しいレッスンスケジュールや料金等に関しましてはお問い合わせください。

Tel: 416-807-8276
Mail: sayakamusicstudio@gmail.com
Facebook: www.facebook.com/Sayaka-Music-Studio-1738420839754000/
 

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