2. 飲食:居酒屋・らーめん

2012年トロント居酒屋・らーめん

戦国時代!

世界はいまや日本食レストラン市場が拡大。アジアを中心に日本の 居酒屋・らーめん業態が進出を積極化している。同時に成熟国となった北米もトロントに近いニューヨークを例にとってもその市場は拡大している。カナダではバンクーバーが日本食市場は賑わってきたが、大人気店「GUU」のトロント進出を機に、市場規模として圧倒的な大きさがあるトロントへの進出を検討している居酒屋・らーめん業態の企業が増えている。2011年は数多くの企業が視察を繰り返していたこともあり、2012年はついに本格的な出店ラッシュ、そして待った無しの居酒屋・らーめん戦争が幕をあけるだろう。TORJAでは取材や関係者からのコメントをもとに、出店が予想されている店から、“流行ること間違いなし!”の数店舗をピックアップした。(もしかすると本当に噂だけのお店もあるので、その辺はご容赦を・・・)


壱 GUU3号店

guu2012

1. 本誌でも連載中のMr.Guuこと小笠原さん。2. レトロな看板の装飾がカナダ人に大ヒット。
3. 定番メニューのかぼちゃコロッケ。


トロント居酒屋ブームの火付け役、そして言わずと知れた大繁盛店のGuuトロント。現在2店舗を出店しているが、かねてから3号店の噂は絶えない。現在着々と3号店の準備は進んでいるらしく、もしかしたらこの夏前あたりまでにドーンとオープンする可能性大。場所は高い確率でダウンタウンと予想!

弐 ねじべえ

nejibee2012

1. 鉄板のシズル感が最高!2. カレー鶏ちゃん焼。3. 塩鶏ちゃん焼。4. タレ鶏ちゃん焼。


ついに日本の熾烈な競争を勝ち抜いている居酒屋がトロントに来る!「ねじべえ」は東京を中心に3ブランド、35店舗以上の居酒屋・レストランを経営するインターブレインズ社が手掛けている。「ねじべえ」は飛騨高山の郷土料理である鶏ちゃん焼きが味わえるコンセプト店であり、お客さんの目の前でスタッフが盛り上げながら調理する接近戦営業で大人気の居酒屋だ。東京の熾烈な競争を勝ち抜いてきた居酒屋魂とおもてなしの精神、そして味やコンセプトなど総合的なビジネスモデルはこのトロントには非常にマッチしている。すでにダウンタウンで物件も確定しており、来春から夏にかけて本格オープンするだろう。

参 山頭火

1. バンクーバーではオープン直後から大行列。2. スープにうまくからむ麺がまた素晴らしい。

1. バンクーバーではオープン直後から大行列。2. スープにうまくからむ麺がまた素晴らしい。


バンクーバーはすでにラーメン業態の競争が激化している。そんな中でお昼から夜遅くまで大行列を作っている「山頭火」。北海道・旭川から進出した有名店は今や世界にどんどん進出中であり、かねてからトロントに進出してくるのではという話がある。ほぼ店舗も確定という噂もあるほどなので、2012年「山頭火」が味わえるのは間違いないであろう!そのお味の基本はアジア系に圧倒的な人気がある豚骨スープ。山頭火のスープは2日間じっくり煮込むことでまろやかでクリーミーなスープに仕上げている。そのスープをベースに醤油や味噌などが味わえる。今や世界各国に進出中の山頭火がトロントに来たとき、トロントでは本格的ならーめん戦争の幕があけるであろう。

四 KOYOI2号店

koyoi2012

1. KOYOIヘッドシェフ、黒木さんが手掛けるメニューは日本人に大人気。2. 数量限定の豚骨らーめん。約12時間かけてつくるスープが超人気の秘密。


日本人に大人気のKOYOI。黒木シェフのこだわりの料理は多くの日本人の心をつかんでいる。そのKOYOIがなんと2号店目を予定しているとのこと。まだ物件は確定していないが、オーナーのSung氏自ら陣頭指揮を取っている。こちらも2012年中にはなんらかの動きがありそう・・・。

伍 金魚

kingyo2012

1. 5周年記念メニュー。2. トックリにもオリジナル性を出し、全体コンセプトが強い。3. 「ねじべえ」一行が視察時に出てきたおもてなしもさすが!


バンクーバーを良くご存知の方であれば、このお店が大好きな人も多いのでは・・・!?居酒屋「金魚」は2011年に5周年を迎え、気持ちの良いサービスはもちろん、定番メニューから職人技の中に遊び心のある創作料理まで、料理が美味しい。同店系列の「SUIKA」は寿司・刺身が中心で地元ならではの魚介料理がカジュアルに味わえる。2012年より現場の総責任者がトロントに引っ越し、本格的なオープン準備に入るという情報もあり、バンクーバーの雄がトロントに出店する確率は高い。

他 まだまだ他にも強豪店の進出があるかも!?

1/2. ロサンゼルスでは数々のメディアに取り上げられているJINYA豚骨らーめん。3/4. 金太郎の背脂らーめんを求めて1日数百人のお客さんで賑わう。

1/2. ロサンゼルスでは数々のメディアに取り上げられているJINYA豚骨らーめん。3/4. 金太郎の背脂らーめんを求めて1日数百人のお客さんで賑わう。


2011年はトロントに何人のレストラン関係者が視察に来ていただろう。特にバンクーバーから居酒屋関係者、らーめん関係者が多いと聞く。特にバンクーバーのらーめん業態はレベルが高く、より大きな市場を求めてトロントを目指すのは必然だろう。背脂たっぷりのらーめん屋「金太郎」や、ロサンゼルスで大人気のらーめん屋で最近バンクーバーに進出したばかりの「陣家(JINYA)」などはトロントのマーケットでも十分に勝てるだろう。他にもトロントは大型・中型の商業施設やホテル・コンドの建設ラッシュが続いており、超有名店などの大型進出もあるかもしれない。

番外 NYのセレブRamenが遂にトロントに進出!

extra-edition2012


ニューヨークの話題店であり、セレブリティシェフの店「MOMOFUKU」がついにトロントに進出!2つの異なるコンセプト店を2012年オープン予定のシャングリラ・ホテル内に出店決定!コリアン系アメリカンのオーナー・シェフDavid Chang氏が2003年にNYイーストビレッジに「MOMOFUKU NOODLE BAR」をオープンさせて以来、出店する店すべてが爆発的な人気とミシュラン2つ星を取るなど圧倒的な地位を築いてきている。ちなみにDavid Chang氏は2010年のTIME誌に「最も影響力のある100人」の一人に選ばれ、記事内で彼のポーク・バンはほっぺが落ちる程うまいと称された。今やそのポークバンはあらゆるラーメン店に模倣されるようになった、シグニチャー・ディッシュだ。