ウェディングプランナー Jag Brarさん インタビュー

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様々なバックグラウンドを持つトロントニアンの希望通りのウェディングを実現させるウェディングプランナーJag Brarさん。南アジア文化をバックグランドに持ち、ヒンドゥー、シク、イスラム文化に加え、中国や韓国文化にも精通している。そんなJagさんがウェディングに興味を持ったきっかけや、文化ごとのウェディングのトレンドなどについて聞いてみました。

どのようなウェディングやイベントプランニングをされているのですか?

my big day EVENT PLANNING & DESIGNSでは全てのウェディング関連のプランニングを担当するするサービスから、当日、一定期間のみのお手伝い、または式場選びのみ、ドレス選びのみなどトピック毎のコンサルテーションも受け付けています。通常のウェディングに加え、ハネムーンやその他イベントなどのプランニングも行っており、これまでに10人から2500人まで様々なサイズのウェディング・イベントを担当してきました。

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ウェディングプランナーになろうと思ったきっかけはなんですか?

私は小さい頃からイベントが大好きで、友人とのお泊り会やお茶会を企画したり、自分だけでなく家族の誕生日パーティーを企画したりと早いうちから無意識にイベントプランニングに惹かれていました。大学在学中や就職後はプライベートでも仕事場でも様々なイベントを企画する機会があり、親族のウェディングの準備を手伝った後に”これだ!!”と感じ、キャリアとしてのウェディングプランナーについて調べました。そこで資格の取れるThe Wedding Planners Institute of Canadaで勉強し、独立しました。

ウェディングプランナーとしての仕事で楽しいこと、また大変なことはなんですか?

この仕事で一番楽しいことは、やはりたくさんの人に会うことができ、その人たちの特別な日に関わることができるということです。ウェディングには一つとして同じものはないので、常に新しい感動があります。料理やドレス、デコレーションなどどれを取ってもユニークでウェディングを通して様々な文化を知ることができるのも大好きです。逆に大変なことはバランスの取り方です。ウェディングについてカップルだけではなく家族の人もプランニングに関わることが多いのですが、様々な意見やリクエストがある中でみんなの意見を取り入れながらカップルの希望をきちんと見極め、実現することですね。またウェディングは基本的に週末なので忙しくなる時期などにはプライベートと仕事との両立がとても大変です。
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どのようにして各文化の伝統的なウェディングについて学ばれたのですか?

私の両親が南アジア出身で小さい頃から様々な文化に親しむ機会がありました。その経験からさらにいろいろな文化に興味を持つようになり、自分で調べたり、イベントに参加したりするようにしました。また、ウェディングプランナーとして様々な文化の食や音楽、伝統衣装などを提供できるベンダーを探し、実際に見て、聞いて、食べて勉強してきました。

現在担当しているウェディングの中で北米以外の文化圏のウェディングはどれぐらいの割合なのですか?

今は全体の4割ほどが通常の北米式のウェディングではなく、各文化の伝統的なウェディングですね。この4割の中には主に他文化同士の結婚が多く、これまでに仏教とヒンドゥー教、キリスト教とシク教のウェディングやカナダ人と中国人、フィリピン人のウェディングなどをプランニングしてきました。他文化同士の結婚はこの過去10年で数が増えてきていると思います。

北米式のウェディングと比べて、他の文化圏のウェディングではトレンドや人気のある時期などについて違いはあるのでしょうか?

カナダでは暖かくなる4月から9月が主なウェディングシーズンと言われています。文化が違うからといって、特別な月にウェディングが集中するということはあまりないです。それは現在トロントのウェディング会場のほとんどが最低でも1年先まで予約で埋まってしまい、人気があるところでは2年先でも希望の日付を選ぶことが難しいからだと思います。
トレンドカラーに関してもあまり文化に差はないですね。例えば中国では赤や金といった色が伝統的ですが、やはり好みの色は個人によって違いますし、カナダに住んでいる期間やどれだけ自国の文化や伝統を重んじるか、などによっても違います。カラーに加え、衣装では北米スタイルと各文化がいい感じにフュージョンされてきていると思います。セレモニーでは各文化の伝統を守る人も多いですが、披露宴では伝統的な衣装ではなく、通常のドレスに各文化のエッセンスを加えたモダンなデザインがでてきています。さらに現在のトレンドとしてディスティネーション・ウェディングが注目されていて、これも文化を問わず人気です。今はメキシコやカリブだけではなく、イタリアやギリシャといったヨーロッパへ行く人が増えています。このディスティネーション・ウェディングは海外へ行くことだけでなく、ワイン好きなカップルがプリンス•エドワード•カウンティへ、アクティブなカップルがムスコカへ行くことも含まれ、海外に比べてより手軽なのが人気の理由です。

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現在ウェディングの計画を立てているカップルや今後結婚を意識している人へのアドバイスをお願いします。

結婚することや結婚式に関して、きっと家族や親戚だけでなく多くの友人もアドバイスをしてくれると思います。特に結婚式に関して、これはやった方が良い、あれは止めておいた方が良い、他にも式場や料理など様々な意見を聞くことになるでしょう。ただ、結婚するということも結婚式も本人にとってとても大切なイベントですので、自分たちが望むことを実現していくことが大切です。例えば2人とも写真が大好きならば、他の人の意見に流されず、満足できるフォトサービスを選ぶべきですし、食べることが大好きならば、披露宴で食べる食事に注目して式場を選ぶなど、こだわるポイントを決めて、そこはとことんこだわって欲しいですね。最後に一番大切なのは当日しっかり楽しむことです。時間をかけて計画を立て、上手くいくか不安な部分ももしかしたらあるかもしれませんが、今後の人生と同じくハプニングも楽しむ度胸を持ち、素敵な時間は過ぎるのが早いので一瞬一瞬を大切にしてほしいと思います。

ずっと興味があったことを追求して独立したJagさんからワーキングホリデーなどの若者にアドバイスをお願いします。

新しく興味が持てるものを探すことだけに集中せずに、今好きなこと、小さい頃好きだったことをとことん追求してみることも大切です。直接仕事にならなくても本当に好きなことは続けていけば何かに繋がっていきます。ただ、好きなことを見つけることに集中してしまうと、今度は批判的になって本当は向いていること、好きなことを素直に受け入れられないことがあるので、常にオープンマインドで物事に取り組んでください。


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Jag Brar

mybigday.ca
ライアソン大学でマーケティングを専攻。卒業後、Wedding Planners Institute of Canadaでウェディングプランナー、ディスティネーション・ウェディングプランナーの資格を取得。2006年に独立し、通常のウェディングに加え、ヒンドゥー、シク、イスラムを中心とした南アジア系の伝統的なウェディングを手掛ける。