カナダで働く日本人たち 〜採用企業版〜

「カナダで働きたい」−−。そんな思いを抱いてカナダへ渡航した、またはこれから渡航しようと考えている人は多い。ここでは、パソナカナダの協力の元、カナダで働く日本人たちを紹介している。現在活躍している先輩たちのキャリアや現在の仕事内容、さらにその職場を選んだ決め手などを知り、今後の人生設計の手助けとなることを期待したい。
第9回目となる今回は、オンタリオ州のOrilliaに社屋を構え、鋳鋼品の製造を主とするKUBOTA Materials Canada Corporation ファイナンス部門のOsthoff 斉美さんにお話を伺った。

■ 現在の仕事内容を教えてください

2015年の6月より、ファイナンス部門でアカウンティングを担当しており、同じ課の6人で業務を分担しながら、月次決算などを行っています。また、元々は社長の通訳として入社したので、現在もカナダ現地スタッフと日本から駐在している上司である杉山さんとのやりとりのサポートを担っています。上司である杉山さんが様々な仕事の機会を与えてくれるので、アカウンティングの業務を遂行しつつ、たくさんの場面を経験させてもらいながら学ばせてもらっています。
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■ 現在の職場で働くまでの経緯を教えてください

日本では幼稚園教諭をしていたのですが、もっと広い世界を見てみたい、という思いが強くあり、ワーキングホリデービザで渡加しました。当初は1年間の予定でしたが、仕事先で現在の主人と出会い、結婚をして永住することに。その後も何箇所かで仕事を続けていましたが、日本企業へのネットワークが非常に豊富なパソナにレジュメを提出しました。パソナは非常にレスポンスが早く、すぐに仕事を案内いただいて、社長の通訳兼秘書として勤務することになりました。
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私は通訳を目指して勉強をしていたわけではなかったので、当初は本当にチャレンジングでしたね。それこそ挫折はたくさんありましたが、常に相手の立場に立って訳す内容を考える、その姿勢は大事にしてきました。

■ その後ファイナンス部門へ移られたきっかけを教えてください

正直な話、通訳というポジションでは積極的にビジネスに関わっていくのには限界があると感じるようになりました。あくまでサポート役でしかない。そこで、自分の持つスキルで、会社のビジネスに積極的に貢献していきたい、という思いからアカウンティングの勉強を始めることにし、夜や土日に時間を見つけてオンラインで学びました。会社には、機会があればアカウンティングの業務に就きたい、という希望は伝えていて、現在ファイナンス部門での上司である杉山さんがカナダに赴任したタイミングで、私もファイナンス部門へ移らせてもらうことになりました。

■ パソナのサポートはいかがでしたか?

的を射たアドバイスをくださるところに、絶大な信頼を置いています。私の経歴から就職先のフィールドとして適さない、と判断すればそれをはっきりと伝えてくれましたし、こちらが抱えている心配な点や気になっている点をしっかりと受け止めて対応してくれました。また、パソナが持つネットワークは非常に幅広く、強靭です。パソナにお願いすると、自力では中々返事がもらえなかった企業からもレスポンスがすぐに来たりします。現在の職場は従業員の声をよく聞いてくれる素晴らしい環境にありますが、こうした環境で今仕事ができているのも、本当にパソナがサポートしてくれたおかげだと思っています。

■ 今後のご自身のキャリアについてのお考えを聞かせてください

まずはアカウンティング、ファイナンスの知識を増やすことです。ファイナンスの仕事を通して、日本のヘッドオフィスとカナダの現場とを繋ぐポジションで貢献したいです。そのためにもどんどん実力をつけていきたいですね。
仕事と家庭の両立は本当に大変なことも多々ありますが、娘も含め家族が協力してくれていますので、今後もサポートしてもらいながら頑張ります。

■ カナダでのキャリアを築くことを考えている方たちにメッセージをお願いします

大事なことは、諦めないこと、そして積極的であることです。レジュメを出しても返事がこなかった、そんな時も待っているだけではダメです。一歩踏み出して、「いかがでしたか」と聞いてみるのも良いのではないでしょうか。また、子育てなどで仕事の場を長年離れていると、復帰することに不安を抱える方もいると思いますが、自分のやりたいことを明確にしたら、あとは考えすぎずに進んでいく。そうすれば道は開けていくと思います。

斉美さんの上司に伺いました。斉美さんって、こんな人!

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杉山さん:今回インタビューを通して感じていただけたと思いますが、斉美さんは本当に明るく溌剌とした方です。私が赴任した際、英語による高度なコミュニケーションには不安を感じる部分も少しありまして、元々社長の通訳をされていてアカウンティングの知識もある斉美さんに私の部門に来てもらうことになりました。非常に頼りにしているので、今では斉美さんがいないと不安になってしまいます(笑)。縁の下の力持ちですね。彼女には今後、担当してもらうセクションも増やしていって、様々な業務ができる人になってもらいたいなと思っています。