JCCC映画鑑賞会「幼な子われらに生まれ」2018年5月17日(木) 7:00pm~


 直木賞作家重松清の作品『幼な子われらに生まれ』を『ヴァイブレータ』『共喰い』などで知られる脚本家、荒井晴彦が重松と映画化の約束を交わし、その脚本が『縫い裁つ人』などを手掛けた三島有紀子によって映画化された。第42回報知映画賞では2つの賞が贈られただけでなく、第42回モントリオール世界映画祭では審査員特別大賞を受賞するなど国際的な評価も高い。

 主人公の田中信を演じるのは『マイティ・ソー』や『沈黙 サイレンス』等海外でも話題を呼んだ作品にも出演し、日本を代表する個性派俳優、浅田忠信。その妻である奈苗を演じたのは1998年のデビュー時に新人賞を総なめし、第24回日本アカデミー賞優秀主演女優賞にも輝いた田中麗奈。その脇を固めるのは奈苗の前夫役宮藤官九郎や、信の前妻役寺島しのぶといった個性派・実力派として知られる役者たち。日本を代表する役者たちが本気でぶつかり合い、観客の心に迫っていくヒューマンドラマ。

 中年サラリーマンの信と妻の奈苗はバツイチ同士で再婚し、奈苗の連れ後である2人の娘とともに幸せに暮らしていた。一見良き父親を装いながらも、実際は妻の連れ子である薫とは関係がうまくいかず、悶々とした日々を過ごす。奈苗の妊娠が発覚してからは信と薫の関係は更に複雑になり、ある日遂に彼女は「本当のパパ」に会いたいと言い始める。しかし、前の父親である沢田は奈苗とはDVによって離婚したため、信と奈苗は薫が前の父と会うことに反対する。薫は父親としての信の存在を辛辣な言葉で否定し、信はそんな薫を前妻との間に生まれた実の娘とつい比べてしまう。いまの家族に息苦しさを覚え始める信は遂には新たに生まれる命の存在する否定したくなる心境になっていく。

チケット: JCCC会員 $10 / 一般 $12 お問い合わせ: 416-441-2345