伊藤恭子トロント総領事公邸にてJETプログラムのフェアウェルレセプションが開催

 8月2日、伊藤恭子トロント総領事公邸にてJETプログラムのフェアウェルレセプションが行われた。会場には、今回プログラムに参加する総勢57名のほか、過去の参加者が招かれた。

 参加者はそれぞれ日本の歴史や文化、そして自然などにユニークさや美しさを感じ、今回のプログラム参加を決めたという。中には日本へ行くのが初めてであるという人もいたが、皆が日本への出発を心待ちにしている様子だった。日本での滞在中は日本語の習得だけでなく、カナダとは違う日本の文化を体験したり学んだりし、将来のキャリアに活かすなど実りあるものにしたいという期待の声が数多く聞かれた。

〝皆さんの経験が将来両国のあいだでつながることを願っている〟

大湊首席領事

 大湊諭首席領事は、総領事公邸に集まったプログラム参加者に感謝を述べ、JETプログラムの概要や重要性について触れた。

 また、今年日本はいくつもの国際的な会議などを開催することから、2019年は重要かつ特別な年であるという。今年6月には大阪でG20が開かれたほか、8月に横浜で行われたアフリカ開発会議は1993年に第一回が開催されたことに始まり、アフリカからあらゆる要人を招へい、大湊首席領事はとても心待ちにしていると語った。そして今年10月にはラグビーワールドカップ2019も日本で開催され、カナダチームも参加予定だ。来年2020東京オリンピックとパラリンピックも開催予定と、大きなイベントが今後も続々と控えている。

 「日本で起こる国際的なイベントを国内外から見守っててください」「国際的な着眼点で、日本がどんな状況に置かれているのか見てください」と参加者に呼びかけた。

 過去プログラムの参加者を、ママJET、パパJETと紹介し笑いを誘った大湊首席領事。JETファミリーの伝統は日本とカナダを結び、いまや参加者の子供世代が参加し〝JETファミリー〟を形成している。参加者が将来日本とカナダの間をつなぐ存在になること、そして参加者自身が日本での経験を心に刻み、これからの人生を歩んでほしいと語った。最後のアドバイスとして、「アラームをセットしてください。興奮しすぎないで明日の出発に備えてよい眠りについてください」との言葉で結び、笑いを誘った。

〝できる限り日本での冒険を楽しんでください〟

▼アンドリュー・メッセイ氏、2013年から2015年に長崎滞在(JETAA CANADA REP / JETAA Toronto Co Treasurer)

メッセイ氏

 アンドリュー氏は、現在日本の観光オーガナイザーとして働いているという。様々なプログラムが含まれるJETの魅力を語り、「すべてをつかんきてほしい」と日本での滞在の機会を最大限に活かすよう呼び掛けた。充実した内容で限られた人にしかできないプログラムと希少性を強調し、「できる限り日本を冒険し楽しんでください」と語った。さらに、日本らしいお土産を参加者に用意したというアンドリュー氏。JNTOからの和紙でできたポストイットと、ライトと口笛の機能が付いたペンなどユニークなグッズを披露した。

〝生き甲斐を見つけるために参加した〟

▼アリーナ・リズビー氏、大阪府交野市へ2019年JET参加者

リズビー氏

 今年参加が決まっているアリーナ氏は、参加の理由を「生き甲斐を見つけるため」と宣言。日本での滞在中は、文化を学び、伝統的な価値を見出し、言語を学び、日本と文化についての知識を得るなど、日本とカナダをつなぐ様々な経験をしたいという。この自身を突き動かした言葉「生き甲斐」は、数年前に出会ったというアリーナ氏。

 生き甲斐には、情熱をもって、そこにたどり着くためにすすむという、人生の意味を見出すための二段階があるという。「芸術、演劇や音楽、スポーツなど、元気エナジーを感じられる打ち込めるなにかを見つけてください」とコメント。最後に、「私たちは、それぞれローカルコミュニティの異なる地で、ベストを尽くします。行ってきます」と力強く宣言した。

▼カール・ハイドブランド氏(鳥取県倉吉市1989年から92年に滞在)

ハイドブランド氏

 カール氏は、自身が参加したこのJETプログラムについて、その伝統の大切さに言及した。特に今年は日本にとって様々なイベントがあり重要な年となっている。人生は素晴らしいとし、このプログラムには本当に感謝していると述べた。最後はがんばってくださいと笑顔で語った。

〝日本で素晴らしい経験をしてきてください〟

▼アリソン・オブライアン・モラン氏(鳥取市1996年〜97年)

モラン氏

 「Hello, I’m Mama JET!」と元気よく挨拶したモラン氏。ある人の助言がきっかけで自身も30年前にこのプログラム参加し、その時学んだことが今でもキャリアに活きているという。「日本で素晴らしい経験をしてきてください」と参加者にアドバイスの言葉を贈り、「頑張って。気を付けて」と日本語で結んだ。

▼マーク・サイトー氏(東京都立四谷商業高等学校1989年〜91年)

サイトー氏

 自身も過去このプログラムで大切な友人に会い、日本文化の素晴らしさに改めて気づいたというサイトー氏。今年の参加者に激励の言葉を贈った。