日本とカナダの架け橋として活躍することを期待したい JETプログラム 帰国者歓迎レセプション


伊藤総領事とJETプロジェクト参加者

10月24日、総領事公邸にて、オタワを除くオンタリオ州JETプログラムの帰国者歓迎レセプションが行われた。JETプログラムで訪日する参加者の多くは、外国語指導助手として学校や教育委員会に配属されるが、中には法律や医療などの専門的な知識を携えて訪日する参加者もいる。当日は帰国した17名の参加者及び同窓会のメンバーが公邸に招待され、久しぶりの再会を喜んだ。

伊藤恭子総領事

1988年にオタワにいる際にJETプログラムに携わり大切な活動の一つという伊藤恭子総領事はスピーチで、「領事館で働いているスタッフのうち数名はJET参加者でした。他にも、ジャパンファウンデーションなどの在トロントの日本政府機関やオンタリオにある日系企業で働いている参加者もいます。JETプログラムはカナダ日本間の関係を構築し続けており、その参加者は様々なキャリアで成功しています。

JETプログラムの終了とともに、新たな扉が皆さんの目の前に広がっていると思います。積極的な姿勢で、チャンスは全て逃さないようにしてください。また、JET同窓会に参加して、経験をシェアしていただき、日本で過ごした貴重な日々を忘れないで欲しいです。」と歓迎するとともに激励の言葉を贈った。

マーク・ペインさん

登壇したOBのマーク・ペインさんは、「参加者の皆さんは帰国に心が踊る反面、もう少し日本に居たかったという複雑な気持ちだと思います。その気持ちはこれからも消えずに残ります(笑)。ですが、それはとても素敵なことです。トロントで再始動し、カナダと日本を繋ぐ存在としてぜひ活躍してください。」と呼びかけた。

ビオラ・ワンさん

今回のJETプログラムに参加したビオラ・ワンさんは、「私は2016年から2018年の2年間、宮城県仙台市でJETプログラムの参加者として働いていました。日本に渡航する前、「お疲れ様でした」などの発音が難しい日本語をみんなで練習していたことを今でも覚えています。私にとって、生徒や同僚、コミュニティ、そしてJETとの関係は宝物です。帰国前、生徒たちからは絵のプレゼントを貰い、出発日に空港まで見送りに来てくれた同僚は“I will miss you. Please come back again.”と書いた大きなサインをくれました。このような素敵な思い出は忘れられませんし、日本で出会った人々とこれからも繋がっていくことを確信しました。」と語り、繰り返し練習した「お疲れ様でした」という言葉を流暢に発音し、挨拶を締めた。

清水優子所長

乾杯の音頭をとったジャパンファウンデーションの清水優子所長は、日本語で、「お帰りなさい、お疲れ様です。」と労をねぎらった後、「この数週間で徐々にカナダでの生活を取り戻していることと思います。帰国直後は、国や文化に違和感を覚えてしまう気持ちは私も理解できます。日本に渡航した最初の頃は苦しい日々を過ごしたことでしょう。ですが、ある時を境に日本のコミュニティに加わることができたのではないでしょうか。こういった厳しい経験は、人を強くし、まるで違う人に生まれ変えてくれることと思っています。

乾杯の様子

トロントの当館にも3名の誇らしきJETプログラム参加者がいます。彼らは二国間の文化交流の架け橋となってくれることでしょう。もし日本が恋しくなったら、当館を訪れてください。展示会や日本語の講義、ボランティアの機会などを設けています。センターで皆さんとまたお会いできる日を楽しみにしています。」と語りかけた。


日本語の響きに興味を持ち、日本語を勉強するために渡航を決意した人、カナダへの帰国前に日本語検定を受け、5級に合格した参加者もいた。また、旅行好きの参加者が多く、東京や大阪・京都などの都市だけでなく、東北や九州などの地方も訪れ、日本を楽しむことができたと語る人もいた。参加者の多くは、今夏に帰国したばかりで日本が恋しい、また機会があれば日本を訪れたいと口を揃えていた。これからも日本とカナダの架け橋として彼らが活躍することを期待したい。

Toronto-Japan Social Scean

*写真のお名前は全て左から

左:ガレン・アロニアンさん、マーク・ペインさん、アリソン・オニールさん、ナディン・ブークマンさん 右:ガレン・アロニアンさん、マーク・ペインさん、アリソン・オニールさん、ナディン・ブークマンさん

左:エリザベス・グェンさん、アダム・ボロニエク・マスリスさん、エヴァン・デールさん 右:ジェイミー・ジョヴ・ヴィニエグラさん、サーシャ・ウォーターズさん

左:クラリッサ・ジュエルさん、サブリナ・シルクさん、ジェフリー・グレイグさん 右:マーティン・モルペケレスさん、アニータ・リャンさん、ゼフラ・フセインさん、ビオラ・ワンさん