175種類もの日本酒がカナダ・トロントに大集合!日本酒の味と魅力を発信しカナディアンの心を掴む Kampai Toronto


 カナダで最大規模となる日本酒イベント“Kampai Toronto”がオンタリオ日本酒協会(SIO)の主催で開催された。今回のイベントでは北米と30以上もの日本醸造所が集結し、全部で175種類にも及ぶ日本酒、焼酎、ビールが揃った。175もある日本酒の中から注目度が現地の人からも注目を浴びていた日本酒と酒蔵を3つ紹介したい。

北海道命名150周年を祝って造られた
酒男山株式会社 大吟醸 北の稲穂


 1887年創業の同社が作り上げた北の稲穂は、北海道が2018年に命名150周年を迎える記念に作られた日本酒だ。2017年12月に発売されたこの日本酒は、華やかな香りとフルーティー且つ柔らかな味わいが特徴的。北海道150周年を記念するロゴマークが掛かれたラベルがとってもおしゃれ。

江戸後期の「十水仕込み」を現代に蘇らせた
加藤嘉八郎酒造株式会社 特別純米酒 十水


 その名前と同じ「十水仕込み」という江戸後期に生み出された製法で作られた日本酒。加藤酒造は歴史を遡り研究に研究を重ねた結果、独自「十水」専用の機械を開発する事に成功した。その味はというと、米の旨味を感じられるのにくどくない甘みがあり、日本酒マニアからは料理とよく合う日本酒だと高く評価されている。

全行程手作業で丁寧な酒造りが高評価 稲葉酒造

 筑波山御新酒「男女川」の酒蔵として名が知られており、この酒蔵はなんと全ての工程を手作業で行っているという。機械での製造が当たり前になっている時代だが、稲葉酒場は人間の視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚の5感を使い徹底管理している。中でも最終工程にある搾取も「袋釣り」という自然の重みで一滴一滴を落とす手法をとっており、これは「しずく酒」と呼ばれ非常に透明感のある日本酒ができあがる。

「カナダで日本酒を広める活動に大きな手ごたえを感じている」

Ozawa Canada 小澤彰太郎氏

 今年も来場者が千人を越え、とても嬉しく思っております。ここに至るまでは他の展示会やイベントに参加し、新しいことを模索し続けてきました。2011年にはLCBOがKampai Torontoと似たSake 101というイベントを開催し、お酒のテイスティングと知識に関するセミナーを開催したことがありました。ですがLCBOは継続して開催する気が無かったようでしたので、我々は当日その場でSIOの発足を決断しました。いまではJETROや競合企業同士も協力し合い、カナダで日本酒を広める活動に足並みを揃えて活動をするようになり、大きな手応えも感じております。