今年も大注目!「ケンジントン・マーケット」で開催予定のイベント|ボヘミアンタウン「ケンジントン・マーケット in トロント」特集

 多様性の街として知られる「ケンジントン・マーケット」は、一年を通して様々なイベントが開催されている。5月から10月にかけて行われる「ペデストリアン・サンデー」や、9月開催の「ケンジントン・マーケット・ジャズフェスティバル」など、今夏や今秋にも注目イベントが盛りだくさん!

ケンジントン・マーケットの持つ5つの顔

 異国情緒あふれることで知られるマーケットは、お土産のショッピングや、食事にぴったり。ダウンタウンのスパダイナ駅近く、比較的中心地に位置しておりストリートカー、車、自転車、徒歩などあらゆる手段でのアクセスもしやすい。

1.マルチカルチャーの街

 北欧系からイスラム系、そして日系のお店が揃い、まさにトロントの多文化・多様性を凝縮させたような地区となっている。一日周るだけで十数か国分の味や体験を楽しめるのはここだけ。

2.芸術家の集いの街

モナリザのような壁アート

 街を歩いていると、いたるところで壁に描かれたアートを見つけることができ、写真家やインスタグラマーを魅了する街となっている。道端でも楽器の演奏など多くの音楽パフォーマンスが行われている。

3.憩いの場を提供する街

 子供たちが遊べる場所や緑の公園、くつろげるカフェも充実しているので、外を散策した後は休憩できる場所がたくさんある。

べレビュースクエアパーク

4.混とんとした街

 街を見ても底面の狭い高い家状の建物が揃っていたり、高さが低い家が集まっているエリアがあったりと、まさに「“Lack of Uniformity”=統一性のなさ」というのが強みで、「Dont clean up too much」がモットーとなっている。古着はもちろん、チーズや食料などのグローサリーから、キッチン用品や楽器などのグッズまで多岐にわたるお店が軒を連ねる。

5.ビジネスコミュニティとしての街

スパイダーマンも訪れる?

 「ケンジントン・マーケット」では、2009年からビジネスエリア(BIA)という特区が指定されており、実は240ものビジネスが集結する。異文化で多分野なビジネスが集まるこの場所は、経済的にもビジネス的にも注目を浴びている。

音楽の祭典
「ケンジントン・マーケット・ジャズフェスティバル」
通称「KMJF19」

 ケンジントン・マーケットで生まれ育ったモリ―・ジョンソンが、トロントに蓄積された音楽の才能や文化を祝うために2016年に始めたフェスティバル、「ケンジントン・マーケット・ジャズフェスティバル」が今年も9月に開催決定!毎回何百ものアーティストが参加し、これまで行われたコンサートは320以上、参加したミュージシャンはなんと総計500名以上!ケンジントン・マーケットコミュニティにとっても、アーティストにとっても、観客にとっても、まさに三方良しのイベントとなっている。今年も既に300のミュージシャンが参加を表明し、150のパフォーマンスが行われる見込みだ。

発起人モリー・ジョンソン

モリージョンソンとは?

 ジャズ界で数々の賞を受賞した、カナダが誇るジャズ歌手。現在ではシンガーソングライター、アーティスト、写真家とマルチに活躍し、一時の母でもある。

去年開催の「KMJF18」

 ジャズフェスティバルの開催ではなんとリスナーやサポーターから6万ドルが集まり、アーティストへの報酬として渡されたという。

昨年も数多くの演奏が行われた

コミュニティ内外からの賞賛の声

 地元のビジネスコミュニティであるBIAの一員からは、「情熱的なボランティアや観光客、アーティストのおかげで、私たちのコミュニティに光が当てられた」とのコメントが寄せられる。さらに、このイベントがサポートしているアートのユース向け団体「セイントステファンコミュニティハウス」の役員は、「私たちの若者世代がパフォーマンスTシャツのデザイン、ボランティアを通して、創造力やリーダーシップ、コミュニティとの関わりを学ぶ価値のある機会を得られた」とコメント。まさになくてはならないイベントとなっている。

「キャッシュオンリー」のヒミツ

 カード決済が主流である昨今に逆行し、「キャッシュオンリー」を貫いている公演もある。その秘密についてこのフェスティバルの発起人の一人モリー・ドーガンは、「本当に聴きたい人が聴けるように配慮している。事前に売切れたり、空席が出てしまうことを防ぐ目的だ」とラジオで語る。参加したいライブは当日会場に急ごう!!

今年の「KMJF19」注目のパフォーマンス8選

13日

「Chelsea McBride’s Socialist Night School」20:00 ~21:00 @El Gordo Empanadas

Chelsea McBride’s Socialist Night School

 数々の賞を受賞したウィリアムカーンなどのベテランから20代の若手演奏家が集ってオーケストラを編成。19人が織りなすハーモニーをご覧あれ。

「Joseph Callender & Worrell McFarlane」 22:00 ~23:00 @LOLA

 才能高い2人がタッグを組んだ。吹奏楽と打楽器のコラボレーションを楽しんでみてはいかが?

14日

「Toronto All-Star Big Band」14:00 ~15:00 @El Gordo Empanadas

 ゴールデンエイジと呼ばれる、最盛期30年代から50年代を想起させるジャズがここに誕生。ビッグバンドから放たれるノスタルジックなサウンドに酔いしれよう。

「Romani Jazz」 17:00 ~18:00 @Supermarket

Romani Jazz

 ローマの伝統フォークソングにジャズの要素を取り入れ、オリジナリティを醸し出しているジャズ。一度聞けば「ローマ風」音楽のとりこになるかも?

「Turbo Street Funk」23:59 ~1:00 @Poetry Jazz Café

Turbo Street Funk

 ニューオーリンズの伝統を受け継いだアットホームな音色が観客をいやしてくれる。地元ジャーナリストからも評判の高い演奏で贅沢な真夜中を過ごそう。

15日

「Don Thompson – Solo Piano」14:00~15:00 @Tom’s Place

 ブリティッシュコロンビア州で生まれ、若いうちに多くの楽器を独学で学んだドン。1960年にバンクーバーに移ってからの長いキャリアが演奏に厚みを増すに違いない。

「John MacLeod Jazz Orchestra ft June Garber and Micah Barnes」16:00 ~17:00 @El Gordo Empanadas

Joseph Callender & Worrell McFarlane

 トロント出身でマルチに活躍するジョンと、声で魅了するジューン、アメリカでのツアー経験もあるミカのコラボレーション。

「Heavyweights Brass Band」22:00~23:00 @Pamenar

Heavyweights Brass Band

 ジャズの起源に迫ったサウンドが魅力のブラスバンド。すべての世代のファンを感動の渦に巻き込む。

2019年「ケンジントン・マーケット・ジャズフェスティバル」

日時:9月13日(金)~15日(日)  
公式ホームぺージ: kensingtonjazz.com

さらに!!一年中楽しめる音楽イベント
「音楽イベント(8月)」 

 なんと、「ケンジントン・マーケット・ジャズフェスティバル」に参加しているアーティストにより、一年中音楽パフォーマンスが開催されている。ジャズフェスティバルでお気に入りのアーティストを見つけたら、次のパフォーマンスをチェックして見に行ってみよう!
公式ホームページ: kensingtonjazz.com/calendar

まだまだある!
今後の注目イベントや気軽に参加できるワークショップ・ツアー

★イベント
「ウィンター・ソルスティス・パレード」

 今年で28年目となる「ウィンター・ソルスティス・パレード」。トロントで過ごす「長い夜」とも言われている通り、寒空の下でマスクや独特な仮装、火によるパフォーマンスも楽しめる。

日時: 2019年12月21日7時~
ホームページ: http://www.kensingtonmarketbia.com/winter-solstice-parade.htm

★ワークショップ
「フォトグラフィー・クラス」

 大人・子供向けにのフォトグラフィークラスで思い出とともに写真のスキルをつけてみては?コンテストも毎年開催されている。
ホームページ: gtaphotographyclasses.com

★ツアー
「ケンジントン・マーケットフードツアー」

 ケンジントン・マーケットでグルメを楽しめるツアー。多様な文化が集まるこのエリアで食事を楽しんでみては?
ホームページ: viator.com

夏秋に月1で開催の「ペデストリアン・サンデー」

 毎夏の5月から10月の指定された日曜日には、車による通りの横断がストップし、「ペデストリアン・サンデー」と呼ばれる歩行者天国が開催される。今年はこのイベントが始まって16年目。訪れる多くの人にとって楽しめる場所になるだけではなく、「ケンジントン・マーケット」地域コミュニティにとっても、ビジネスを支えコミュニティの結束を高める良い機会となっている。

イベントは芸術の宝庫

 このイベントでは、「ケンジントン・マーケット」のサブカルチャーを丸ごと楽しむことができる。通りではアートや絵を鑑賞できるだけでなく、ストリート音楽パフォーマンスやダンス、ショーなど見どころが目白押し!どのイベントもフリーで楽しむことができる。
 各日の一日スケジュールは開催が近づくと公式フェイスブックにて公開。屋外でのパフォーマンスも多いので、サングラスと水筒を持参してイベントを楽しもう!

2019年「ペデストリアン・サンデー」詳細情報

日時: 8月25日(日)、9月29日(日)、10月27日(日)
 各日程12時~19時
Facebook: Pedestrian Sundays in Kensington Market