企業分析・業界分析のゴールとは|就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第11回】

「企業分析・業界分析のゴールとは」

 エントリー後、面接の対策を進めていく中で重要なのが企業分析や業界分析。しかし、企業分析や業界分析の意図や本質を分からず、やった方がよいと言われたから…と闇雲に調べている人が多いのではないでしょうか?

 企業分析において皆さんが調べる内容といえば、「経営理念、設立年数、福利厚生、事業内容、従業員数、社長の名前、競合他社」など。業界分析でいうと、「市場規模、業界シェアランキング、業界の展望、歴史、特性」など、どちらも調べ始めたらきりがありません。

 私自身学生時代まだまだ就活のやり方が定まっていなかった時は、なんとなく好き!と思った企業や業界について、まるでテスト対策のように調べていました。しかし、実際はテストではないので従業員の数や社長の名前なんてもちろん聞かれません。目的をしっかり理解しない限り、時間の浪費だけでゴールは訪れないのです。

 では、そもそも企業分析や業界分析は何のためにやるのでしょうか?それは「自分が働きたい企業かどうかを見極めるため」と「その企業に入りたいという理由の根拠を見つけるため」です。企業分析や業界分析のためのフレームワークはSWOT分析や3C分析などたくさんあるのですが、また別の機会にご紹介するとして、自身にとって必要な情報を得るための企業分析・業界分析の方法を簡単にご紹介します。

 まずは、自身の中でなりたい将来像から会社選びの軸を定めましょう。そして、その軸を中心に情報を集めていきます。

やりがいを重視したい→経営理念、事業概要、具体的な社員の仕事内容など
自身の成長性を重視したい→裁量権があるか、一緒に働く社員はどんな人か、役員構成やマネージャーに叩き上げのメンバーが居るかなど
スキルを身につけたい→教育制度、社内でのキャリアパスが明確かどうかなど
企業の将来性を重視したい→業績概要、財務指標、市場規模の推移、競合他社の分析など
ライフステージが変わっても同じ会社で働きたい→社員の平均勤続年数、それぞれの社員の属性、人事制度や福利厚生など

 もちろんこれらは、ごく一部の事例で自身の性格や考え方によっても得るべき情報は変わります。

 ポイントは、企業選びの軸を定めてから当てはまる情報を調べていくということ。そして、得た情報から行きたい企業かどうかを見極め、説得力のある志望理由が作れればゴールです!目的が分かれば企業分析・業界分析は楽しいですよ!頑張っていきましょう!


帰国キャリアドットコム

篠山 美季(Miki Sasayama) Facebook: @kikokuconsulting
新卒で入社した会社ではコワーキングスペースの運営責任者として、スタートアップのビジネスマッチングや次世代の働き方のセミナーなどのイベントを数多く実施。その後、ITベンチャーの人事として入社し、採用と組織改革を行い、現在はその経験を活かし帰国者の就活の支援を行っている。