企業目線で考える~脱!自分本意な志望理由~|就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第13回】

「企業目線で考える~脱!自分本意な志望理由~」

 すっかり夏になりましたね!2018年も折り返し地点からあっという間に1ヶ月過ぎてしまいました。海外で生活していると更に時の流れを早く感じるのではないでしょうか?

 さて、今回は就職活動をしていく中で必ず身につけておきたい「企業目線で考える方法」をご共有できればと思います。「企業目線で考える」と言われると難しく考えてしまいますが、「相手の視点で考える」ということであれば日常でも意識したことがあるのではないでしょうか?

 例えば、行きたい企業が見つかったとします。その企業に行きたいな~と思った理由を正直に書き出すとこんな感じではないでしょうか?「社風が良さそうでこの企業で働けたら楽しそう」、「やりたいことをやらせてもらえそう!」、「グローバル展開していて海外でも活躍できそう」、「研修制度がしっかりしていて成長できそう」。しかし志望理由を書く際や、面接で志望理由を聞かれたとき、上の理由を答えてしまうと、自分本位な理由だなと思われてしまいます。

 そもそも志望理由を聞く理由は「本当にうちの会社に来たいのか?」を確認しているだけではありません。自社を受けるに至った経緯や、仕事観、人柄を見て、自社にマッチする人材か総合的に判断するのに非常に重要な質問なのです。そのため、志望理由を答える際は次の3点を押さえないといけません。1.なぜその業界を目指したのか、2.その上でなぜその会社なのか、3.入社したらどう貢献できるのか。

 2のなぜその会社なのかという部分で「グローバルに展開していているから」、と答えたのであれば、3は海外営業経験があるや、ローカライズの経験があるなど、その企業がグローバル展開する上で必要だと感じているスキルを伝えなければいけません。企業が求めている人材やスキルは基本的にWebサイトや求人情報に載っているのでしっかり確認しましょう。

 世の中に無数にある仕事の中から選ぶのですから、その企業・仕事を選ぶ理由は一つではないと思います。企業を好きだと思う理由は複数持ちつつも、時間や行数の限られた範囲で志望理由を伝える際は、企業がどんな人に来てほしいかを必ず意識してください。

 もう一つ、研修制度がしっかりしているからという理由は、外しておくほうが無難です。企業を選ぶ上での判断材料にするのは良いですが、研修制度を理由にしてしまうと、自発的に行動の出来ない人だと思われてします。もったいない!

 例えば、カナダ人と付き合うのに「あなたと付き合ったら英語がうまくなりそうだから!」と言ったら相手は「え?!」ってなりますよね(笑)。就活も一緒です。相手の視点に立って答えられるよう、ぜひ日頃から意識してみてくださいね。


帰国キャリアドットコム

篠山 美季(Miki Sasayama) Facebook: @kikokuconsulting
新卒で入社した会社ではコワーキングスペースの運営責任者として、スタートアップのビジネスマッチングや次世代の働き方のセミナーなどのイベントを数多く実施。その後、ITベンチャーの人事として入社し、採用と組織改革を行い、現在はその経験を活かし帰国者の就活の支援を行っている。