海外留学経験者が面接でやりがちな残念なこと|就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第25回】

 先月1ヶ月ほど日本に帰国しており、企業の人事の方々とたくさんお話をしてきました。今回は人事担当者から伺った「実際にあった海外留学経験者(ワーホリ含め)が面接でやりがちな残念なこと」をシェアしたいと思います。

①語学力・留学経験のアピールばかりをする 社会人経験を積んだ後、アメリカ留学を経て、うちの海外営業担当のポジションに応募してくださった方がいましたが、弊社で貢献できることについて質問した際、これまでの就業経験よりもアメリカのカレッジでビジネスを学んだことや、TOEIC 960点持っていることをアピールされ、前職を真面目に仕事していたのかな?と疑問に思いました。職務経歴×英語力で書類選考が通過したのに、もったいないですね。―某メーカー人事より

 留学は人生のほんの一部です。語学力もスキルの一つでしかありません。前職や過去の経験から、語学力を仕事で活かせる土台が出来ているということを話せるようにしましょう。

②英語を活かしたいという理由で応募してくる うちの会社の場合、外国籍のメンバーや海外のクライアントもいるため、英語を使う環境はあります。でも志望動機で「英語が活かせる環境だから」と言われると萎えますよね。もちろん、自分自身も英語を活かしたいと思って入った部分もありますが、英語が使えれば何でもいいのかって思うと、自分たちの仕事をなめられている気がします。―某IT企業人事より

 「外国人と関わりたい」も注意が必要。英語を使って何をしたいのか、なぜ外国人と関われる環境にこだわるのか、考えてから挑みましょう。
③企業が求めているスキルではなく、留学で成長したスキルをアピールする 外国人の方の対応をすることもあるため、留学経験やワーホリ経験がある人は大歓迎です。ただし、強みとして「異文化適応能力」を全面に出されると、少し違うかなと思ってしまいます。外国人と関わるのは仕事の一部なので、他に活かせる強みがないならその時点でNGです。こちらとしては短期間で伸ばしたスキルよりも、ある程度の期間で培ったスキルを知りたい。面接のときに相手が何を求めて聞いているのかを汲み取れなければ、顧客のニーズも汲み取れないと思うので、質問に対し的確に答えられているかが重要ですね。
―某不動産企業人事より

 面接に挑む前に、企業が求めている人物像やスキルをしっかり把握しましょう。活かせる経験を聞かれたときも同じような注意が必要で、留学経験を活かすことができそうであればアピールし、それ以外の経験の方が活きそうなのであれば、無理して留学経験をアピールしないということも大切です。

 人事目線を知っているのと知らないのでは大違い。同じ失敗をしないように上記3点はしっかり意識しておきましょう!

帰国キャリアドットコム

篠山 美季(Miki Sasayama) Facebook: @kikokuconsulting
新卒で入社した会社ではコワーキングスペースの運営責任者として、スタートアップのビジネスマッチングや次世代の働き方のセミナーなどのイベントを数多く実施。その後、ITベンチャーの人事として入社し、採用と組織改革を行い、現在はその経験を活かし帰国者の就活の支援を行っている。